こんにちは! 武田塾逗子校で講師をしております、慶應義塾大学経済学部3年の村田です!
新年あけてからしばらくが経ち、いよいよ共通テスト本番まで1週間を切りました。
校舎にもいい緊張感が漂っています。
さて、今回は共通テストが終わった後の気持ちのもち方についてお話をしていこうと思います!
浪人を経験した自分は、センター試験で大失敗した経験も、逆に大成功を収めた経験もあります。
その時の心境をもとに話していくので、共感してもらえたならば、その時の私の反省を教訓にしてもらいたいと思います!
思うようにいかなかった現役時
当時を回顧
現役時の私は、センター試験の点数が675点でした。
各々目標とする点数があると思いますが、私が当時目指していた国立大学の合格者平均が770点近くであったことを鑑みると、この結果は満足できるものではありません。
しかも、その大学の足切り点数が700点近くの年もあったので、二次試験を受けられる保証もありませんでした。
志望校を変更せずに出願はしたものの、本当に受けられるのかの不安や、支えてくれた両親や塾のチューターの方への申し訳なさでいっぱいになり、塾で泣いてしまったのを今でも覚えています。
足切りされる可能性が十分にあったため、受験票が届くまでの間は、今勉強したものも全て無駄になるかもしれないという思いから全く勉強に手がつきませんでした。
結果的には無事に受験票が届き二次試験を受けることができましたが、準備不足となり、不合格という結果に終わってしまいました。
今思うこと
自身の結果で一喜一憂することは仕方ないことですし、そのこと自体悪いことだとは思いません。泣いてしまったことに対して反省している訳ではないです。
反省すべきことは、いつまでも落ち込み、二次試験に気持ちを切り替えられなかったことです。
今勉強しても無駄になってしまうかもしれない...と余計な心配をし、もし受けられなかったときの精神的ダメージを軽減するために、知らないうちにセーブしてしまっていた気がします。
後悔なく過ごせるようにするため、やるべきだったと思うことは、
①受験校を変更する
②目指すと決めたならがむしゃらに勉強する
のどちらかであったと思います。
当然それまでに第一志望校への思い入れもあることですし、変更することは勇気がいることです。ただ合格者平均に届かない程度であれば二次試験で挽回することも可能ですが、足切りされてはそれも叶いません。
足切りの可能性がある場合は、不安を払拭し全力で勉強するため、また培ってきた成果を発揮できるようにするためにも、勇気をもって他の選択肢を考えるのも手だと思います。
それでも第一志望を変えずにイチかバチか出願すると決めたのであれば、あとはがむしゃらに勉強するだけです。
受けられなかった時を心配する暇があったら勉強をしましょう。すでにビハインドを背負っているので、ライバルよりも多く多くやらなければいけません。
不安に押しつぶされそうな中で難しいのは重々承知していますが、後悔だけは残さないように過ごしてほしいと思います。
うまくいった浪人時
当時を回顧
浪人期のセンター試験では、現役時から141点アップの816点を取ることができました。
浪人期のセンター試験は緊張が限界を超え、無の境地であったことが功を奏したのかもしれません(笑)
センター利用試験で早稲田大学に合格することができ、浪人期にのしかかるプレッシャーから一時解放されホッとしたのを覚えています。
問題はここからです。
ホッとすること自体はよかったのですが、ここでもまた気持ちの切り替えに苦心しました。
決して二次試験の勉強を怠った訳ではないのですが、心のどこかで余裕のようなものが生まれていました。
結果的に、この余裕さが仇となったのか、6点届かず国立大学とはご縁がない結果となりました。
今思うこと
センター試験の成功に喜び、早稲田大学合格に安心しすぎてしまったと思います。
二次試験の方の配点が高い大学が多いので、決して気を緩めることだけはしないでください。
目指していたところを再度見直して、共通テスト後の約1ヶ月を駆け抜けてください。
最後に
共通テスト後は誰しも一瞬は気が抜けると思います。
終わったことに対する安堵、うまくいったことによる歓喜、できなかったことによる落胆など、様々な感情が生まれると思います。
ここで、素早く気持ちを切り替えられた人が、最後に栄光を掴みます。
出来た人は、その勢いに乗って勉強を続け、ぶっちぎりましょう。
出来なかった人は、さらに気合いをいれて、油断している上の層をぶち抜きましょう。共通テストの差など微々たるものです。
これを読んでくださった皆さんが私を反面教師として、後悔のない3月を迎えられることを願っております。
武田塾逗子校講師 慶應義塾大学経済学部3年 村田