こんにちは!
武田塾逗子校で講師をしている、慶応義塾大学経済学部2年の村田です!
受験お疲れ様でした!!
そろそろ、次の進路が決まってきた時期ではないでしょうか?
希望の大学に合格し、春から始まるキャンパスライフに胸をおどらせている方
惜しくも叶わず、もう一年受験する決意をした方
はたまた浪人するかどうか悩んでいる方
人それぞれの想いがあることでしょう。
今回のブログでは、浪人を決意、もしくは悩んでいる人に向けた記事となっております。
自分の経験を踏まえて、浪人することのメリットや注意点などお話していこうと思います。
ぜひ、浪人に関して不安を抱えている方はご一読ください。
浪人の体験談
これを書いている私も、現役の受験では挫折を味わい浪人を経験した一人です。
しかし浪人期の一年でしっかりと勉強に向かい合い、翌年の受験では現役の時よりも遥かに良い結果を出すことができたと思っています。
現役時→センター試験675/900 慶(商)の補欠のみ
⇓
浪人時→センター試験816/900 慶(経)、慶(商)、早(文)、早(商)、明(商)に合格
残念ながら国公立大とはご縁がなかったのですが、自分の中では成長した実感があり満足した結果となりました。
結果だけ見ると、浪人には可能性があって希望にあふれたものに見えるかもしれません。
ですが、ここまでの結果を出すにはたくさんの努力と忍耐を必要としました。毎日朝9時に予備校の自習室の席につき、夜9時に席を離れる日々を300日ほど繰り返しました。趣味の野球観戦や乃木坂のイベントも全て我慢し、勉強に時間と体力を注ぎました。
そんな日々の中で見えたものや得られた経験があるので、それらに基づいてこれからお話していこうと思います!
浪人にまつわるアレコレ
時間に関して
正直に言って、時間は莫大にあります。
なぜなら、現役のときのように高校の授業やイベントによる制約がないからです。(予備校の授業があったとしても限定的です)
ですから、時間の使い方次第では現役時とは比べ物にならないほどの力をつけることができます。
しかし、
裏を返すと、勉強をさぼればどこまでも成績が落ちていくこともまたあるということです。
「2:6:2]??
浪人に関してよく言われることに
成績が上がる人とキープされる人と下がる人の割合が2:6:2であると言われています。
これを聞いて浪人に対して漠然とした不安を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際この数字が正しいのかどうかと言うと、正しいと思います。
ですが、間違えてほしくないのは、浪人では勉強をしてもしても成績が下がることがあるという訳ではありません。
時間がたくさんあるからと言って勉強をさぼってしまうと下がってしまうということです。
体感の目安としては
現役の受験期の勉強量から、上積みできると成績が上がり、キープできると成績もキープされ、減ってしまうと成績も下がる
と考えてください。
志望校を上げることはNG?
浪人する際に志望校を上げることは良くないと耳にするかもしれません。
結論から言うと、そんなことはありません。
なにせ1年というとてつもない時間があります。不可能はありません。
同様に科目を変えたり増やすことも1科目くらいであれば問題ないと思います。
ただ、注意してほしいことがあります。
「浪人して時間があるから、どうせなら偏差値高いところを目指しておこう」という考えだけは絶対にやめましょう。
この考えでは、1年という長い長い受験勉強を乗り切れません。1年間勉強し続けるには高いモチベーションが必要不可欠です。到底維持できず、勉強から逃げてしまうという最悪の結果を招きかねないです。
浪人して得た時間は、将来についてしっかり考える時間にあてることができます。
ただ何となくで志望校を選ぶのでなく、将来自分が進みたい道につながる学校学部を探して目指しましょう。
その結果で、現役のときよりも高い志望校になる分には何の問題もありません。ここに行くと決めたなら1年間走り抜きましょう!
浪人期の1年
春(3~5月)
受験が終わったばっかりの3月はとにかくリフレッシュしましょう!
友達と遊んだり、家族団らんしたり、趣味に使ったり、好きなことをしていいと思います!
その代わり、4月になったら気持ちを切り替えて遊びは断ちましょう。
この時期の勉強は、現役の受験時の勉強を見つめ直して、課題や何が欠けていたのかを洗い出しましょう。
夏(6~8月)
この時期は、とにかく基礎を徹底してください!
焦る必要はありません、時間はあります。基礎を疎かにすると、夏以降の応用・実践もままなりません。
英語であれば単語熟語と文法は完成させ、数学であれば『一対一対応』や『基礎問題精講』などの基本パターンは習得しましょう。
6月らへんは1年で一番気持ちが下がりやすい時期です。この時期は無理して机に向かおうとせず、単語など重くない勉強を中心にしていきましょう。
秋(9~11月)
この時期は、夏までに固めた基礎をもとに応用・実践問題に取り組んでいきましょう。
浪人すると志望校の過去問が尽きてしまっている場合もあると思うので、志望校以外の過去問も解いたりして、実力を高めていきましょう!
冬(12~2月)
この時期は、最後の仕上げです。
時間を意識して過去問に取り組みましょう。
冬になると焦りや不安がでてくると思います。
「浪人までしたのに結果がでなかったらどうしよう」「今年ダメだったらもう後がない」などなど。
現役のときは勢いで受験していたが、浪人時になると慎重になってしまうものです。
不安になるのは、自分がしてきた勉強量に見合った結果を勝ち取れるかわからないからです。逆に言えば、それだけ勉強してきたということなので自信にしてしまいましょう。
イチかバチかという緊張感を思いっきり楽しんでしまいましょう!
まとめ
いかがでしょうか。
浪人生はとにかく時間があります。その時間をどう使うかによって、結果は良くも悪くも大きく変わってきます。
ここでさぼれば一生後悔することになります。1年すら我慢して努力を続けることができないのかと自信を失いかねません。
ここで自分は頑張ったと胸を張れる1年にしましょう!
そして、浪人期は多くの人の支えを実感できます。
両親、先生、友達に感謝の気持ちをもって、有意義な1年を過ごしましょう。
武田塾逗子校講師 慶応義塾大学経済学部 村田
良ければこちらの動画も参考にしてください!(校舎長 森川より)
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