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【共通テスト】何が変わるの?勉強法と対策はどうする?

こんにちは!

逗子駅から徒歩4分、武田塾逗子校です。

 

最近は暖かい日も増えてきて、春がやってきているという感じがしてきましたね。

3月もあと1週間切りました!学校から出ている課題は順調ですか?締切りギリギリにやるようにすると勉強の計画がずれてしまうので、できるだけ早く進めておきましょう!

 

前置きはこれくらいで、本日は「大学入学共通テスト」についてお話していこうと思います。

センター試験が今年の1月で最後でしたね。来年からは大学入学共通テストになります。

 

新しくなる試験なので、何をいつから対策すればいいか、ということに不安を感じている人も多いと思うので、

今回はそれを解説します!

共通テスト②

 

共通テストの概要について 何がセンター試験と違うの?

正式名称:「大学入学共通テスト」と言います。

 

共通テスト誕生の経緯

センター試験や大学入学共通テストを作成しているのは大学入試センターという場所です。

国の教育方針に沿って、問題を作成するのですが、近年、「思考力・表現力・判断力」という3つの力が重視されるようになりました。

この3つの力は、社会に出たときに必要な力で、大学受験を通して高校生に養ってほしい、と考えました。

 

そこで、センター試験は、マーク式の問題のため、「思考力・表現力・判断力」という生きていくうえで必要な力を測ることができない、と考えられ、大学入学共通テストに変更することが決まりました。

 

結局、初年度からの導入は無くなりましたが、

英語であれば、4技能試験(英検、GTECなど)の活用

数学・国語は、記述試験の導入

が検討されていたのは、「思考力・表現力・判断力」を測るためでした。

 

センター試験からの変更点

記述試験の導入が見送られ、従来通り、マーク試験のみで実施されます。

しかし、変更点があるので、要確認です。

 

英語

①配点が変わる!

これまでのセンター試験は、筆記200点、リスニング50点で、筆記重視の試験形式でした。

僕は、リスニングが得意ではなかったので、その配点形式に助けられた記憶があります。

 

共通テストは、筆記100点、リスニング100点に変更されます!

リスニングを重視する傾向に変わる、ということですね。

 

②筆記試験が変わる!

共通テストから、これまで受験生を悩ませ続けていた、

「発音・アクセント問題」「文法問題」がなくなりました!

大学入学共通テストの英語のリーディング問題は全て文章問題で、大問6つで構成されます。

 

③リスニングが変わる!

まず、問題数が増えます。

試行調査におけるプレテストで実施されたものは、37問出題され、問題数は増加傾向にあります。

 

次に、音源が流れる回数です。

センター試験においては全ての問題が2回流れ、聞き逃した内容や最終確認などを行うことができました。

しかし、これからのリスニング問題は、後半の大問4~6まで、1回しか音声が流れません!

 

英語YouTuberの森田鉄也先生がご出演された、こちらの動画でさらに紹介されています!要チェック!

 

数学

数学IAのみ、制限時間が60分から70分に変更されます。

時間に余裕ができたわけではなく、その分、考えさせる問題が増えると思われます。

気を付けてほしいのは、数学ⅡBは時間の変更がないことです。

 

全体通して

先に、大きな変更点がある英語と数学について紹介しました。

全体を通しての変化は、「これまで見たことの無いような問題が多くなった」ということです。

 

試行調査の問題など、解いてみようとしたんですが、「え、これどうやるの?」って最初思います。

対策の項目で詳しく書きますが、共通テストに合わせた対策は必須です。

 

共通テストの対策は?

身に着けるべきレベルはこれまでのセンター試験と変わらない

あくまでも、大学受験の1次試験にあたる試験です。

なので、レベルは「大学受験の基礎レベル」を身に着けておけば解くことができます。

武田塾のルートでは、日大レベルに相当します。

 

「日大レベルって、結構高くない?」

大学受験の基礎は、レベル高いです。気を引き締めて。

 

対策のための勉強量は、これまでよりも増える

今までは、センター試験の過去問で対策をしてきました。

今回、大学入学共通テストは、過去問がないので、対策問題集が勉強の核になります。

 

と言いつつも、従来のセンター試験の過去問を解くことも、共通テストの対策になります。

特に、国語・理科・社会は、英数に比べ大きな変化はないので、過去のセンターレベルの問題が解けることが重要です。

 

これまでの受験生は、センター試験の過去問を解くことによって対策をしてきました。

皆さんは、これに加えて、「大学入学共通テスト対策の問題集」に取り組む必要があるので、勉強時間を多く確保しなければいけません。

 

リスニング苦手な人は要注意!早めの対策を心掛けよう。

先ほど紹介しましたが、英語の試験のリスニングの割合が大きくなります。

つまり、「筆記で点数を稼ぐ」戦略が通じません。

 

普段からリスニング教材に触れたり、海外に住んでいた経験のある人は有利だと思いますが、

苦手意識からリスニングを避けていた人は要注意です。

1日15分、自分が勉強している単語の音声を聴くことから始めましょう。

 

共通テスト対策に向けてこれからできること

英数国の主要科目の基礎固めをする

共通テスト対策の問題集は、まだほとんど出版されていません。

今の時期から予想問題にたくさん取り組むことはできないので、まずは基礎固めをしましょう。

 

英語は、単語帳、熟語帳、文法問題集をそれぞれ1冊ずつ完璧に仕上げること。

数学は、教科書に載っている例題は何も見ずに解けるようにしましょう。

国語は、現代文が漢字、古文は敬語と文法、漢文は句形の暗記を徹底してください。

 

夏休みたくさん時間があるので、その時に問題演習はできます。

 

また、高校2年生以下の皆さんは、学校の定期テストで点数を高く取ることを意識して勉強しましょう。

付け焼刃の勉強だと、基礎がいつまでも身につきません。

 

傾向をつかむため、模試を受験する

共通テスト対応の模試を受けましょう。国公立受験する人は、夏までに1度受けておくことをお勧めします。

結局のところ、どんな問題が出るのか、ということを今のうちに知っておけば、年間の勉強計画もより明確になるはずです。

 

試行問題を解く

大学入学センターのHPでは、試行調査の問題が公開されています。

これは、変更前で記述問題などが含まれていますが、それ以外の問題は参考になります。

 

このリンクから試行調査の問題をダウンロードすることができます。要チェック。https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h30_1111.html

 

大学受験の成功のためには、基礎を固めることが大事

大学入学共通テストは、受験の基礎レベルに相当します。

第一志望校に合格するために、まず到達しなければいけないレベルです。

是非、残りの春休みの期間を使って、抜けている箇所を少しでも多く埋めることができるよう、受験勉強を進めていきましょう!

 

 

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