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【2022年度 私大入試】早稲田大学政治経済学部の入試分析

こんにちは! 武田塾横須賀中央校です!

今回は早稲田大学政治経済学部の入試分析について、

みなさんにお伝えしていきたいと思います。

 

早稲田大学政治経済学部 大問Ⅰの分析

・大問Ⅰの内容

 2022年度の早稲田大学政治経済学部の学部入学試験では、

日英両言語による長文を読み解いたうえで

解答する形式の総合問題が出題されました。

今年度の大問Ⅰの日本語による文章読解の出題は、問題文AとBに分かれており、

出題された文章は、

・加賀美常美代ほか編著「多文化社会の偏見・差別」(明石書店 2012)

・ブレイディみかこ著「真の危機はウイルスではなく「無知」と「恐れ」」

・朝日新聞社編「コロナ禍後の世界を語る」(朝日新聞出版 2020)

からの抜粋となりました。

 問題文Aは、社会心理学による偏見・ステレオタイプ・差別についての

研究をテーマとして扱った論説です。

一方、問題文Bは、コロナ禍という時事的要素の強いテーマであり、

欧州での新型コロナウイルス感染拡大初期のアジア人差別と結びつけた論考でした。

AとBは一貫してグローバル社会における差別の在り方について扱っている。

設問6では、問題文Aと問題文Bを踏まえて、「「無知」であることが、なぜ差別につながるのか」

について200字以内で論述する問題が出題されました。

 出題の主要なテーマからみると、従来の入試と同じく、高校での教科型の知識を

網羅的・詳細に理解する能力(いわゆる丸暗記)よりも、大学での学問(政治経済学、社会学など)

を見越して重要になる国際・社会的テーマへの関心を問う問題に

近くなっています。

出題形式においても、複数の視点を統合し、相対化しつつ共通点を

見つけ出していくという内容は、共通テストの出題の変遷とも合致する動きであり、

思考力や、総合的な力を推し量るという内容を反映していると思われます。

個々の文章内容をアカデミックに理解し、

複数の情報を点と点を結びつけて理解する能力が求められている

と思われます。

 

早稲田大学政治経済学部 大問Ⅱの分析

・大問Ⅱの内容

今年度の大問II(英文)は、「日英両言語における読解試験」としての総合問題として、

2013年のロイター通信社の記事からの抜粋と、提示された統計知識を用いて、

ギリシャの経済統計改ざん問題について推測する記述問題が出題されました。

今年度は、ロイター通信から2013年に公表された、

"INSIGHT-Numbers game turns nasty for Greek stats chief"

から、「ギリシャの統計改竄」がテーマとなり、この問題を考察する

日本語記述問題も出題されました。

 今年度でも、政治・経済学に関する専門性の高い英語長文問題が出題されました。

「ベンフォードの法則(Benford's law)」の説明が提示され、

それを用いた200字の日本語記述問題も課されました。

経済の基礎的な用語が問題文に使われており、初歩の統計的知識を

応用する力が出題されました。

 大学入学後、政治現象を経済学的な観点から考察し、データに基づく科学的思考力を

持った人材を育成するという点において、英文読解力・日本語記述力だけでなく、

データの読み取り・表現、数学的な考え方に基づく説明が求められるという、

大学で学ぶ基礎的能力を総合的にはかる問題と見ることができます。

政治経済学部の適性・能力をはかる試験として出題されているため、

出題の意図や狙いを見抜くことで、統計知識をどう応用したら良いのか、

解答の方向性を掴むことが重要になります。

 また、大問IIIでは自由英作文も出題されることから素早く、

正確に英語で自分の意見を表現する力が問われています。

 日頃から政治経済に関する書籍や時事問題に関心を持ち、

英語の読解と表現に加えて政治経済学部の基本的な思考枠組を

理解できるようにしておくことが重要であると思われます。

 

どういう勉強をしていけばよいのか?

 大問Iの日本語による出題では、2種類の文章が出題されており、

2021年度入試と比較して、図表読み取り問題が出題されなくなった代わりに

問題の分量が増え、文章を素早く読みこなす力が要求される問題に変化しました。

 素早く読み解いて回答するためには、日頃から出題されたテーマや

その関連分野に関する文献等に触れ、内容理解のスピードを高めることが重要になります。

主に扱われるテーマとして、ジェンダーや人種、その他社会的に付与されたカテゴリー

によって生じる社会問題が扱われる傾向にあります。

日頃からこういった諸問題に関連するニュース記事や本を読むことで、

問題への理解度を深めていくことが重要です。

大問Ⅱでは、経済に関わる専門性の高い長文が出題され、

200字の日本語記述問題が出題されました。

上記の通り、英語の読解ができる程度では、合格点に達することは難しい

試験となりました。

大学入学後の学習意欲や態度を意識した出題であり、日頃から大学が求める力、

アドミッションポリシーを理解して学習に臨めるかが重要です。

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