こんにちは。武田塾横須賀中央校です。
今回は、理科の中でも神秘的な教科、
地学基礎
という教科についてお伝えします!
理科基礎について
文系国公立大学受験生が理科教科を選ぶ際、大半の人が理科基礎と呼ばれる受験教科を選びます。
理科基礎とは、
物理基礎、生物基礎、化学基礎、地学基礎の4つの総称
であり、文系国公立受験生は
この4つの中から、任意に2つ選びます。
この時、一番多い組み合わせは、
化学基礎と生物基礎です。
理由は主に2つあります。
1つは計算が多くなく、覚えることが多く、文系向きの教科であるから。
2つ目は、学校の先生に地学基礎を除いた3教科の先生しかいないから。
です。
そのため、
地学基礎をする高校が全国で少ないのです。
言い換えれば、
地学基礎を学んだことのある受験生は少ないのです。
地学基礎の学習内容
地学基礎の学習内容は、以下の5単元です。
①固体地球
②地球の歴史
③大気と海洋
④宇宙
⑤地球の環境
とても、スケールの大きい単元がずらりと並んでいます。
固体地球は、私たちの足元の下にある、プレート、マントルの性質について学びます。
具体的には、プレートはどのように動いているのか、内部マントルと外部マントルの違いは何か、その境目はどこかについて学びます。
地球の歴史は、ビッグバンが起きてから今までの大きな歴史を学びます。
日本史や世界史のように一年、十年単位で起きた出来事を学ぶのではなく、
ジュラ紀、白亜紀のような大きな時代単位でどのような生物が繁殖していたのか、
いつ大量絶滅が起きたのかを学習していきます。
大気と海洋に関しては、どこにどのような海流、気流があるのか、そして特殊な大気、海流現象を学びます。
具体的には標高が上がるとどのように気温が変化するのか、貿易風や極偏東風がどのように吹き、それがどのような影響を与えるのかについて学習します。
宇宙については、太陽系、就中、太陽について、どういうものなのかをしっかりと学んでいきます。
黒点とは、プロミネンスとは何か、地球系惑星と木星型惑星とは何かについて学んでいきます。
太陽がどのようにできたのかについても学びます。
地球の環境については、今起きている環境問題を地学の視点から学んでいきます。
記憶にも新しい3.11、熊本地震をはじめとする地震、
雲仙普賢岳で起きた、火山活動
そうした日本の災害を学びます。
地学基礎はお得?
地学基礎ははっきり言ってお勧めです!
なぜなら、学んでいて楽しい教科だからです!
生物、物理、化学は、日常にあるものを、細かく細かく見ていきますが、
地学基礎は逆に、日常に存在するものを、大きく大きく見ていくので、学んでいてワクワクします!
受験教科は楽しくない教科が多いですから、学んでいて楽しい教科を1つでも多く入れると受験の苦しさを乗り越えられますよ!
もし、理科基礎選択で、物理基礎、化学基礎、生物基礎でうまく成績が伸びない教科があるのであれば、地学基礎を勉強してみてはいかがでしょうか?
地学基礎のおすすめの参考書
先述した通り、地学基礎は学校で授業がないことが多いです。
だからこそ、自学自習で学んでいくことが大切です!
その時に一番お勧めの参考書は
「きめる センター地学基礎」です!
地学基礎を初めて学ぶ人でも分かりやすいように、丁寧に書かれています!
会話形式で書かれているので読みやすく、自分でも勉強しやすいので是非、使ってみて下さい!
もし、今回これを読んで、もっと具体的に地学基礎の勉強法を知りたいと感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は是非、武田塾の無料受験相談を受けてみて下さい!