【最新】横浜国立大学二次試験廃止、コロナ禍での横国対策！

こんにちは！武田塾横須賀中央校です！

今回は、横浜国立大学の最新入試情報です！

横浜国立大学

7月31日、横浜国立大学は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、一般選抜の個別学力検査（二次試験）について、2021年度入試では一部を除き行わないと発表しました。教育学部では、面接試験や小論文、レポート・動画の提出によって合否を判定し、それ以外の学部では共通テストの成績で合否を判定する方針です。

本決定に至った理由として、①個別試験開催による感染拡大を避ける②直前期の感染状況の変化で、実施不可能になるなど受験生に余計な不安・ストレスを与えないため、の二点が挙げられます。

他の大学でも出題範囲の縮小などの動きがあり、朝日新聞の調べによると国公立大学の七割が二次試験でなんらかの配慮を行うことが分かりました。

そこで今回は、

令和二年度横浜国立大学の新・入試対策！をお送りします！

①配点はどう変わる？

ここでは経済学部を例にとってみましょう。

今までは、

	国	地歴公民	数学	理科	英	計
共テ	２００	２００	２００	１００	２００	９００
二次			４００		４００	８００
合計	２００	２００	６００	１００	６００	１７００

という配点であり、約半分の配点が二次試験に充てられていたたため、共通テストで多小ミスしてしまっても、二次試験で挽回可能でした。しかし、今回の二次試験廃止により、

	国	地歴公民	数学	理科	英	計
共テ	２００	２００	６００	１００	６００	１７００
二次
合計	２００	２００	６００	１００	６００	１７００

数学、英語の二次試験８００点分が消え、その代わりに共通テストの数学と英語に４００点ずつ配点が増やされ、数学６００点、英語６００点という配点になりました。

合計１７００点満点の試験なので、

（６００+６００）÷１７００=７０．６

なんと共通テストの数学と英語の得点だけで全得点の７割以上が占められている！！！

これをピンチと捉えるかチャンスと捉えるかはその人次第ですが、共通テストのしかもたった二科目のみで合否がほとんど決まってしまうというのは、今までの国公立入試ではありえなかったことだと言えます。

②ボーダーは？

例年、横浜国立大学の前期ボーダーは

教育学部　　７０％前後

経済学部　　７０％前半

経営学部　　８０％前後

理工学部　　８０％前後

都市科学部　８０％前後

でしたが、今年は間違いなく例年通りというわけにはいかないでしょう。

各学部例年よりも５～１０％はボーダーが上昇することが考えられます。

というのも今回の二次試験廃止の発表を受け、横浜国立大学の志望者は共通テストに全振りせざるを得ないからです。後期は特に９割を超えるかなりの高得点勝負となることが必至です。一点の差がそのまま合否に繋がるようなそんなスリリングな勝負となるでしょう。

③倍率は？

倍率に関しては、

正直読めません。

例年であれば各学部３～４割の倍率ですが、今年はこれよりも高くなる可能性も低くなる可能性もあります。

なぜなら今回の発表を受け、他大学志望者の流入と、横国志望者の他大学への流入の２方向の流れが同時進行で起こるからです。先に述べたように、二次試験の廃止がピンチであるかチャンスであるかはその人によって異なります。倍率を考えて出願を決める、というよりは共通テストだけの方が有利・不利など、今回の改訂が自分にとってプラスに作用するかどうかで横浜国立大学を受けるのが良いでしょう。

④自己推薦書って？

横浜国立大学では、今年から出願時に調査書と自己推薦書を提出することが必要とされています。

自己推薦書では、志望学部・学科のアドミッションポリシーを踏まえた大学入学後の目標と、その目標を達成するために努力したいことなど、学びに対する姿勢と意欲を４００字以内でアピールします。しかし、４００字という少ない文字数からして、ここで大きく差がつくことは考えられないでしょう。最低限人並みの事が論理的に書けていればよく、足切りのような役割を果たしているにすぎないと考えてよいです。結局、合否を分けるのは共通テストの得点率であるということです。