現代文はセンスなのですか？ ～現代文の正しい勉強法～
こんにちは！
武田塾八尾校です！
受験勉強を進める上で、苦手科目の克服は必須です。
中でも国語、特に現代文が苦手な人は少なくありません。
塾生からも現代文の偏差値はどうすれば上げられるかとよく質問されます。
現代文に関しては明確な得点向上の方法が語られていないことが多いのが原因の一つです。母国語である現代日本語で書かれた文章を読解するため、感覚で読んでしまう方も多いですね。
また、確かに大学受験年齢までの読書量や言語能力などが影響することもあるので、「現代文はセンス」という言葉で片付けられる場合もあります。
ただ、受験科目である以上学力を向上させる方法論はあると知ってもらいたいです。
そこで今回は現代文の勉強を進めるにあたって意識すべきことについて書いていきます。
語彙力の向上
現代文で出題される評論、随筆や小説を読解する上で欠かせないのが語彙力です。
用語や表現の意味を的確に理解することで、文章の論理構成や登場人物の感情を正しく把握することに近付きます。
時折、小説の文中の表現で「複数の意味で捉えられるもの」が出てきます。
たとえば、「涙を流した」という表現だけでは、感情としては「悲しい」と「嬉しい」のどちらの場合も考えられますよね。
しかし、「胸を締め付けられるように感じ、涙を流した」ではどうでしょうか。
「胸を締め付けられる」という慣用句の意味を知っていれば、「悲しい」気持ちであると用意に理解できます。
このように、語彙力を向上させておくことで文章への理解がより深まるのです。
◎評論
・文章の主題文章全体で論じられている主題（テーマ）を意識しながら本文を読み進める
・逆説や対比などの強調表現
筆者が主張を書くときは目立つように強調して書くことが多いので見落とさないように注意しましょう。
・意味段落と論理構成
段落のまとまりでのテーマを意識すること。また、それらが全体を通しての主題へ通じていることも意識すること。
◎小説
・登場人物の感情
登場人物ごとの感情の変化に注意しましょう。その場面での感情が問題を解く際には重要となります。
・場面（時間・空間）転換
回想や場所の移動などの場面転換は大きく話が変わります。
・比喩的な風景描写
登場人物たちの感情や状況を暗示するような表現・描写にも気を付けましょう。
◎問題演習について
現代文の問題演習でよくあるのが、「解きっぱなし」という状態です。
問題を解く⇒答え合わせ
で終わってしまっていませんか？
現代文の問題演習をしても答え合わせをするだけになっている人が多いので注意しましょう。
解答解説を見ると、問題のみでなく文章についても解説がされているはずです。
解答作成者が「なぜ」文章中から対応部分を容易に見つけ、その解答に至ったのかということこそ、皆さんは問題演習を通して学ばなければいけないのです。
さて、現代文の勉強法について書いてきましたがいかがでしたか？
ぜひこの動画も参考にしてみてください！
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