残りの時間で英語の点数を効率よく上げる方法！
こんにちは！ 武田塾八尾校講師、大阪大学外国語学部（高２で英検準１級取得！）のＹです！
私立大学の受験が全国各地で行われ、結果待ちの方も合否が決まった方もいると思いますが、お疲れさまでした！
コロナ渦の中、様々な不安を抱えながらの受験は精神的に大変だったかと思います。
また、国公立大学を受験する方は最後まで勉強頑張りましょう。
ということで、今回は前回に引き続き国公立大学英語対策についてお話ししていきたいと思います。
高１高２生の方も、国公立大学を志望しているなら、参考にしてください。
和文英訳・自由英作文
和文英訳と自由英作文は一般的な長文読解とは違って、英語を読んだり理解する能力だけでは足りません。
過去問などで問題を見ても、どう表現すれば良いか分からないといった経験をしたことがあるかと思います。
長文読解にプラスして必要なことがたくさんあるので、しっかり対策しましょう。
和文英訳・自由英作文に共通して重要なことを以下にまとめました。
【その１】表現をストックしておく
これは当然のことですが、使える英語、書ける英語がないと、点数はもらえません。
和文英訳の参考書に典型的な英語表現が使われた例文がたくさん載っているので、それを暗記して本番で使えるようにしましょう。
また、例文を機械的に暗記するのではなく、単語の品詞などもしっかりと理解した上で暗記すると、本番では単語を入れ替えたりするだけなので、例文の単語の品詞も意識してください。
【その２】文法・単語のミスをしない
英語表現の使い方や、文章構成も非常に大事ですが、細かいミスをしてしまうと減点されてもったいないです。
単語のスペル、単複、品詞、冠詞、時制、三単現など、長文読解では意識していなかったことも、正確に記述する必要があります。
例えば、「彼は成功しなかった。」と英語で表現をしたい時に、品詞の理解がないと、
”He did not success.”というように誤った英語を書いてしまうことになります。
“success”は名詞なので、正しくは”He did not succeed.”ですよね！
今回は簡単に見抜けたかもしれませんが、時間に追われているときなどはこういったミスをしがちです。
日頃から細かい部分にも目を向けて学習しましょう！
和文英訳
ここからは特に和文英訳で大事なことをお話ししていきたいと思います。
【その１】言い換えて表現する
和文英訳では、書かれている日本語をそのまま英語にしてはいけない場合があります。
そういった場合には、日本語の意味を嚙み砕いて、簡単な英語で表現する必要があります。
例えば、「子どもは好奇心のかたまりだ。」という日本語を英語で表現したいとします。
このまま書こうとしても、「かたまりって英語でなんて言うの？」ってなりますよね。
かたまりという単語をそのまま英語にしようとすると、罠に引っ掛けられたも同然です。
こういう時は、「子どもはあらゆることに好奇心がある。」と解釈します。
ここまで来ればもう簡単ですよね。
“Children are curious about everything.”でOKでしょう！
こういったように、書かれている日本語にとらわれすぎずに、柔軟な発想が必須になります。
【その２】主語を補う
和文英訳の中には、日本語に主語が表されていない場合があります。
しかし、基本的に英語では主語が必要なので、自分で判断して何を主語にするか選択する必要があります。
ここでは例を２つほど出します。
まず１つ目は「猫が嫌いだ。」という文章です。
これは比較的分かりやすいかもしれませんが、主語はおそらく「私」ですよね。
このように文章の筆者自身が主語になっているのが１つのパターンです。
では次の例はどうでしょう。
「この山の頂上では、きれいな写真を撮ることができる。」
この場合、写真を取ることができるのは、特定の人物ではなく、一般的な人々ですよね。
一般論では主語にYou(またはWe)を持ってきます。
その他にも、文脈によってしか判断できない問題もありますので、主語を見極めて、正しい英文を書きましょう！
自由英作文
ここからは特に自由英作文で大事なことをお話ししていきたいと思います。
【その１】論理展開
自由英作文では、ついつい思いついた表現を書いて、文字数を稼ぐことに夢中になりがちです。
しかし、出来上がった作文を見てみると、論理展開として破綻していることが少なくありません。
もちろん、英文法や表現も大事ですが、書かれている内容も大事です。
書き始める前に、どういった文章構成で作文するかをある程度決めるようにしましょう。
【その２】賛成・反対両方書く
自由英作文の練習をしていると、「あなたはこの意見に賛成ですか。反対ですか。理由も含めて述べよ。」という問題に出会ったことがあるかと思います。
多くの人は、自分が書きやすい方を選んで作文すると思いますが、そういった場合は、賛成意見、反対意見を両方書くようにしましょう。
本番で自分が書きにくいトピックについて書かなければならない可能性もありますから、日頃から自分にとって書きにくい意見を書く練習をすることは非常に重要です。
まとめ
今回は和文英訳と自由英作文に関してお話ししましたが、いかがだったでしょうか。
学習の順序としては、和文英訳→自由英作文です。
また、自分ではなかなか合っているのかどうか判断できないという場合は、学校や予備校の先生に添削してもらって、客観的な視点で評価してもらうと良いでしょう。
国公立大学を志望する受験生の中でも、長文読解は得意でも、和文英訳と自由英作文ができないという方は多いです。
少しでもできれば、他の受験生と差を付けられるので、頑張って対策しましょう！
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