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【京都大学合格体験記】現役合格の壁と浪人で成功する方法

皆さん、こんにちは!
武田塾山科校で講師をしている者です。
 

僕は今京都大学工学部電気電子工学科の1回生なのですが、
今日は僕の合格体験記を書かせていただこうと思います。
 

現役時の話 

そもそも僕は1浪して京都大学に合格しました。 

まずは、不合格となった現役時(高3の時)の話をしようと思います。 

現役時の勉強習慣 

平日の勉強習慣 

家から遠い学校に通っていたものの、
部活には入っていなかったので、
夕方にはについていました。
 

塾のない日は基本的に家に帰っていましたが、
家に帰ってもだらけてしまうばかりだったので、
ある時期(高3時の文化祭が終わったくらい?)から
授業の有無にかかわらず塾で勉強してから帰るようになりました。
 

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そうなってからの平日の1日当たりの勉強時間は平均3~4時間程度だったと思います。 

それに加えて、
電車の中で英単語や地理の国名の暗記をしていました(登下校合わせて20分程度)。
 

また、学校で放課後補習を1~2時間程度受けてから下校する日もありました。 

 

休日の勉強習慣 

休日は家・塾・カフェのいずれかで勉強していました。

家でも外でも朝から勉強していましたが、
なかなか集中が続かなかったので細かい休憩を挟みながら、
7~8時間程度勉強していた
と思います。
 

 

 

現役時の模試 

正直に言って、模試の結果は良かったです。 

センター対策を学校の授業や補習にゆだねていたのでマーク模試の結果はあまり芳しくありませんでしたが、記述模試の結果には総じて満足していました。 

自慢に(そして自虐に)なってしまいますが、
京大入試オープン(河合塾主催)でも
京大入試実戦模試(駿台主催)でも

ドッキング判定でA判定B判定は取れていました!

記述模試の結果だけを見れば、浪人時よりも良いぐらいでした。 

ですから、自分の実力には大きな自信を持っていました。 

 

 

現役時の気持ち 

模試の結果が良かったので、自信に満ち溢れていました。

当時の自分にとっては、自分が落ちる未来などファンタジーでしかありませんでした。 

その自信を胸に、
合格目指して前向きにひたすらに努力すれば
それで良かったのです。
そして入学してからその天狗の鼻を折られれば良かったのです…
 

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しかし、その自信は僕に「勉強が面倒くさい」という気持ちを受け入れさせてしまいました。 

決して悪いことばかりではありませんでした。
「勉強が面倒くさい」ので「勉強を効率的にしよう」と思い、
どうすれば効率的に実力を伸ばせるかをいつも考えていたのです。

そうして得たものは浪人時にもフル活用しましたし、
武田塾で勉強の仕方についてアドバイスする時にも非常に役立っています。
 

その反面、「勉強が面倒くさい」という気持ちを受け入れた以上、
それほど量を重ねることはありませんでした。

効率ばかりを気にして、
問題集も1周あたりの質を高める努力はしても
周回する努力はしませんでしたし、
過去問演習も周りの友人と比べれば非常に少量しかしていませんでした。
 

でも特に焦りも不安もありませんでした。
だって模試の結果が良かったのですから。
 

つまり現役時の僕は、
「自信に満ち溢れる面倒くさがり屋」だったのです。
 

 

 

現役時の勉強の仕方 

大方、上に述べたとおりです。 

本当に勉強を面倒くさがっていた僕は、
数学、化学、古典文法、果ては英単語まで
1周当たりの質を高めることに全力を注いでいました。

逆に量を重ねることなど眼中になかった当時の僕のモットーは、
「この1回の経験をどれだけ今後に生かせるか」でした。
 

当時の勉強の仕方としては、原則 

問題を解く→答え合わせ→解説を読み、
自分が どこで/何が原因で 間違えたのかを確認
→今後同じ原因で間違えないための対策法
(どのような知識を身につけ、どのような意識を持てばよいか)※
をメモ→次の問題を解く→…
 

というサイクルを回していました。

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原因の掘り下げ方や立てた対策の有効度で勉強の質は変わりますが、
模試の結果につながっていた以上、一定の成果は出ていたのだと思います。
(ただし苦手だった文系科目では、自分の知識や能力が理系科目に比べ限られていたために対策の有効度が下がり、勉強の質が比較的落ちていた気がします。)
 

 

※上のサイクルの中で出てきた「今後同じ原因で間違えないための対策法」について補足しておきます。 

例えば「英単語の暗記不足」など、原因の克服がすぐには完了できない場合、その問題を間違えた直接の原因である部分だけ(例えば間違えた単語だけ)はその場で克服し、残りの部分(その他の英単語)はスキマ時間を利用するなどしてコツコツ克服していきました。  

一方、例えば「関係代名詞に関する知識を全体的に忘れている」など、比較的すぐに(一時的にでも)克服できる原因はその場で克服するようにしていました(暗記事項であれば、後で忘れるかもしれないとしても一旦その場で頭に入れていました)。 

(補足終わり) 

 

また、「自信に満ち溢れる面倒くさがり屋」だった僕は、
京大入試に向けた対策ばかりしていました。

数学の問題集は京大対策用のものを買い、
過去問演習も学校や塾で課される以外は京大の過去問しかしていませんでした。

あとは「入試の練習」として受験した私大の過去問を1年分やった程度です。

センター過去問の演習もしてはいましたが、
京大対策に比べれば比重は遥かに小さかったのを覚えています。
 

 

 

現役時の失敗 

ここまで現役時のお話をしてきましたが、
自分が現役時に失敗した原因
 

 

・勉強量を増やすのを面倒くさがったこと 

(…勉強の質を重視するばかりで、量を増やさなかった。結果、問題パターンの蓄積も少なく、解答スピードも遅いまま受験することになってしまった。) 

・模試の結果に舞い上がり、調子に乗っていたこと 

(…自信を持ちすぎて、油断してしまった。結果、危機感や焦りが生まれず、必死に勉強するということができなかった。) 

 

という2点による 

 

勉強量不足 

 

に集約されます。 

 

 

浪人時の話 

さて、現役時の反省も終わったところで、次は浪人時の話をしていきたいと思います。 

ちなみに浪人することは京都大学に落ちたのが分かった瞬間に決まりました。 

もともと「京大に落ちたら浪人する」と決めていたからです
(当然、落ちる想定などしていませんでしたが)。
 

浪人時の気持ち 

浪人時はさすがに腹をくくりました。 

「浪人する」というのはすなわち
「1年間、志望校合格のためだけに生きる」
と宣言するようなものですから、もはや覚悟を決めないわけにはいきません。 

現役時のアイデンティティだった「自信」は粉々に砕かれていますし、
予備校に通うことにしたので親に大きな負担もかけてしまいましたし、
そもそも浪人生が勉強以外にしなければならないことなんてありませんから、
諦めて心を入れ替えて面倒くさがらず毎日コツコツ勉強しました。 

とはいえ、
1日中座って机に向かうのは身体的にも辛いものでした。

元帰宅部かつ面倒くさがりの僕にとっては尚更です。
しかし、浪人して同じ予備校に通う同級生が多数いたので、
友達との会話がいいストレス発散になりました。
 

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浪人時の勉強習慣 

我ながら、現役時と比べれば本当に勤勉になりました。予備校がある日の1日は、 

起床
→朝食
とりながら英単語or新聞(地理の勉強の一環として)
登校(電車内で英単語)
→予備校で授業
予備校で自習(間に数回友達と雑談)
帰宅(電車内で英単語)
→夕食とりながら
暗記系の勉強orニュース(地理の勉強の一環)
自由時間・就寝 

という流れでした。

自由時間も、
現役時は大好きで見ていたYouTubeをほとんど見ないようにして、
(脳によくないマルチタスクを促進してしまうため)
休憩および記憶の整理のためにボーッとしたりしていました。
 

予備校のない日は上記のスケジュールの
「予備校で授業」が「予備校で自習」
に変わっただけのほぼ同じスケジュールで生活していました。
 

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浪人時の模試 

「現役時の模試」でも述べましたが、
記述模試の結果に関しては総じて現役時のほうが良かったです。
 

この傾向は京大入試オープンや京大入試実戦模試で特に顕著でした。
現役時に京大特化の対策ばかりしていたからだと思います。
 

一方、マーク模試は浪人時のほうがよかったです。
ちゃんとマーク試験のための対策を普段から行うようになったのが結果につながりました。

実際、センター試験本番でも高得点を取ることができましたし、
普段の勉強を怠ってはいけないという(当たり前の)ことを身に染みて感じました。
 

 

 

合格した今、感じること 

現役時に失敗した理由は「勉強量不足」
集約されると述べましたが、それは僕の場合です。
 

ある友達は、客観的にみても非常に長時間勉強していたのに不合格となり、
浪人しました(なお1浪の後、無事第一志望に合格しました)。
 

合格後に彼と話していて、浪人して成功した人 

勉強の量または質が十分に上がった人 

だという結論に至りました。不合格になる人は少なくともどちらかが不足しているのです。 

これは僕の持論ですが、 

「学習量」=「勉強の質」×「勉強量[勉強時間]」 

であると思っています。

ここで「学習量」は勉強で蓄えた知識や経験、技術のことです。
勉強量ばかりやたらに増やしていても、
勉強の質ばかり追求していてもいけない。

量と質の積を十分に大きくできた人だけが合格できるのです。 

量だけを増やしても、
あるいは質だけを高めても「質」×「量」は大きくなりますが、
現実には勉強できる時間も自分の能力も限られていますから、
勉強の量にも質にも限界があります。
 

したがって、
量を増やしつつ質も高めて「学習量」が十分なレベルに達した人のみ
合格を手にすることができるのです。
 

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受験生へ 

勉強の仕方は人それぞれです。

自分に向いていると思うやり方でやれば基本的にはそれでよいと思います。

ただし、 

本当にその勉強で合格できますか? 

プレッシャーのかかる質問ですが、一度考えてみてください。 

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受験は、良くも悪くも最後まで結果のわからないものです。
自信満々で落ちることも、
本番で失敗したと思っていたが合格したということもあります(筆者経験談)。
 

ですが、不確定要素を減らすに越したことはありません

志望校に合格するのに十分な量、
そして十分な質を確保する勉強の仕方ができているのか、
先を見通して考えてみてください。
 

このやり方なら十分だと根拠をもって言えるような
勉強の仕方を確立できたら、きっと合格が近づくはずです。
 

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