皆さんこんにちは
武田塾山口校の室尾です。
今回は、古文の勉強方法について紹介したいと思います。
古文の勉強方法
なぜ古文ができないのか
古文が苦手な方の多くは、問題文を訳せるか訳せないかで判断しているのではありませんか?
古文の勉強をするときに、単語や文法を丸暗記してしまおうと思っていませんか?
確かに、古文単語や文法を覚えることはとても大切です。しかし、丸暗記するだけでは知識だけ入っている状態になってしまいます。
古文を解くうえで重要なのは物語の大筋を押さえるすることです。いつ、どこで、誰が、何をしたかをざっくり掴むだけで問題の見え方は変わってきます。
このような大筋は、単語、文法がわかっているだけでは読めません。ではなぜ、単語や文法だけでは読めないのでしょうか?
「大筋を押さえる」ために
皆さんの中には、古文を解いて解答を見るとき、本文に比べて現代語訳が長いと感じたことがある方がるのではないでしょうか?
これが、単語や文法だけでは読めない原因です。
本文に比べて現代語訳が長い、つまり本文は、省略が頻繁に起こっている不完全な文であるということになります。
では、何が省略されているのでしょうか?
それは、主に人物関係(特に主語)です。古文では、主語の省略が必ず何度も出てきます。二回目以降は主語が明記されない、なんていうことがほとんどです。
これが、単語はわかるが、それが誰の行動なのかがわからず誤答を招くということにつながるのです。
だから、大筋を押さえるためにまず、主語を押さえる必要があるということになります。
主語特定のカギ
主語を特定するための一つに基準として敬語を完璧にすることが大切です。
敬語は、尊敬語と謙譲語と丁寧語によって分けられ、それぞれが主語の絞り込みや、人物の絞り込みにとても重要な役割を果たしています。だからといって敬語だけ完璧にするというのは間違っていますが、敬語、単語、文法の三つが完璧になれば、誰の行動かがはっきりし、何が起きているかがつかめるようになります。
古文が苦手な人は、敬語を意識し、最初は時間をかけて文中のすべての動詞や会話文に主語を書き込んでみましょう。
そうすることで、読みやすさ理解度ともに徐々に上がってきます。
それを踏まえ、選択肢を絞っていきましょう。
(記述・論述が必要な方は、問題文を全訳する練習も行ってください。)
最後に
今、古文が苦手で、目的がわからないまま解く→答えを見る→訳を読んで理解したつもりになっている人は、なかなか点数は伸びません。
是非、上記の「主語を理解する→大筋を理解する」ということを意識してみてください。
きっと、「苦手だから読めない」という段階を超えることができると思います。そうすると、段々できるようになってきます。
古文は、できるようになってくると本当に楽しい教科だと私は思います。
今日紹介した勉強方法を実践して、皆さんが古文を楽しいと思える教科に変えていきましょう!!
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