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【講師からのアドバイス】入試直前までにしておくべきこと 武田塾蕨校

こんにちは、武田塾蕨校講師の日野です。

今回はいよいよ受験が近づいてきたということで、受験本番前にしておくべきことを段階的に説明していきます。

「本番前に○○していなかったから実力が出せなかった」や「直前に○○しておけばこんなミスは起こさなかったのに~」など知っているのと知らないのとでは、後での後悔の重さが全く違います。

なのでこの記事を読んで、受験本番前に役立ててくれると幸いです。絶対に後悔はさせません。

尚、今回は一般受験を受ける人に限りますので悪しからず。

受験本番前にしておくべきこと

それではさっそく本題に入りましょう。ここでは12月編、1月編、2月編、3月編の4つとおまけの試験当日編に分けて説明していきます。

受験本番前にしておくべきと言っても試験開始5分前などという話ではなく、数カ月前から準備して受験本番前に焦らず試験に臨むためにしておくべきことなのです。

そして受験が近づいていくうちにしておくべき内容も異なってくるのでそれぞれの月に合った内容をお教えしていきます。

12月編

この時期にしてほしいことは主に2つです。

1つ 過去問を解きまくれ

12月というより10月せめて11月くらいからは過去問をやり始めておいてください。これは私立でも国公立でも同じです。この時期から過去問を解いて傾向や対策を行わないと試験に間に合わないので必ず受ける大学すべての過去問を3年分、第一志望ならそれ以上の過去問を解きましょう。

かと言ってただひたすらに過去問を解いて丸付けをして、すぐに次の過去問に移る。そんなことを繰り返しても意味がありません。せっかくの過去問が台無しです。

過去問は演習、アウトプットの場としてとても有効ですがそれだけに留まってはいけません。過去問をする上で肝心なのは「どこを間違えたのか」「それはなぜ間違えなのか」「次間違わないためにはどうすればいいのか」この3つの事を意識しながら行ってください。そうしないとせっかく間違いに気づくことが出来たのにまた同じような間違いをしてしまう可能性があるからです。しかもそれが試験本番で起きてしまってはもう取り返しがつきません。なので過去問は今までの知識を用いて全力で解くことも大事ですが、解き終えて丸付けをし終えた後に自分の間違いに瞬時に気づき、そこからその理由と対策を考えれるようにしましょう。

主な例ですが「この問題は前に参考書で同じような問題を解いたが、あまり深くまで理解できなかったから今回間違えてしまった。なので前にやった参考書の該当ページをもう一度やり直そう」など自分で考えてそれ用のノートを作るのもいいかもしれません。

またこれは間違っていた時だけでなく合っていた時にも使えます。「それはなぜ合っていたのか」「ただ当てずっぽうで当てただけではないのか」なども考えて先ほど説明したようにすると「一度正解した問題なのに今日は間違えちゃった」などということも起こらなくなるので大事に意識しましょう。

2つ 共通テスト対策をしろ

「遅くない?」「間に合わないよ」という声があると思いますが、この場では12月までにそれぞれの教科においてある程度の知識を持っている前提で話していきます。なぜなら12月から共通テスト対策を始めるなら対策以前に知識が必要だからです。それが心配な人は10月11月から始めましょう。

そして12月で対策することは問題形式と時間、そして過去問あるいは予想問題集です。

まずは問題形式を知りましょう。それぞれの教科で大問は何問あるのか、どの分野の問題が出やすいか、配点はどれくらいかなどを知らないと当日にテンパったり、なんだこの問題の出し方?見たことないんだけど!など余計なことを考えてしまうからです。そしてすべての教科で時間配分を決めておきましょう。大問ごとに所要する時間をあらかじめ決めておくこと、そして必ず見直しの時間を決めておくことが大切です。例えば数学ⅠAなら70分で大問は4つ解く必要があるので見直しを5分と考えると残りの65分をそれぞれの大問にどのように配分するのかを考えましょう。そうすることで時間面において焦ることはほとんどなくなるでしょう。

そして最後に過去問あるいは予想問題集ですがこれはできるなら共通テスト当日までずっと解き続けておいてください。これは問題形式への慣れや時間配分を考えるために練習ではありますが、単純に一番効率の良い対策方法がこれしかないからです。「共通テストは自分の行きたい国公立のために頑張らなくちゃいけない」「国公立は受けないけど私立の共通テスト利用の試験で使うので何とかして点を取りたい」という人は必ず問題を解きまくってください。

1月編

この時期にしてほしいことは主に3つです。

そして共通テスト前と共通テスト後に分かれます。

共通テスト前

1つ 共通テストに集中しろ

これは12月編の2つ目で紹介したこととあまり変わりませんが、ここまでくるともう2次の勉強もしなくていいです。完全に共通テストのことだけ考えてください。「共通テストなんて余裕だよ」と言ってる人は構わず2次の勉強をしてもらって大丈夫です。共通テストは国公立志望の人は絶対に私立志望の人も受けるからには全力で受けてください。

共通テスト後

2つ 共通テストの自己採点と見直しをしろ

これはテストが終わって、解答(次の日の新聞で見れる)がわかればすぐにやってください。それである程度の点数がわかるので自分の行きたい国公立に行けるかどうかが決まります。そして間違えた問題も見ておきましょう、共通テストが終わっても受験が終わったわけではないので見直しもしっかりする必要があります。いつもと同じように間違えた問題は何故間違えてしまったのか?次間違えないためにはどうしたらいいのかを考えましょう。

3つ 勉強を2次の勉強に完全移行しろ

とりあえず、共通テストお疲れ様、そしてここからが本番です。私立志望の人は自分の受ける大学の対策を続け、国公立志望の人は2次と滑り止めの私立大学の両方を両立させながら勉強しましょう。私立志望の人も国公立志望の人もここから先は勉強しか待っていないので挫けずに頑張ってください。

2月編

この時期にしてほしいことはたった1つです。

1つ 私立と国公立前期の勉強にすべてを注げ

ここについてはぶっちゃけ1月の3つ目と変わりません。やるべきことは一つ!志望大学の入試対策勉強です。それにも様々ありますが、過去問、自分の苦手分野の重点的な勉強、模試や今までやってきた過去問で間違えた問題の再度の見直しなど人それぞれです。家や自習室、カフェ、ファミレスなど様々な場所と早朝やトイレ、お風呂、移動時間など生活の中の様々な時間を使い計画を立てて生活すべてを勉強で埋め尽くすくらいの気持ちを持ちながら勉強してください。そして、私立大学の試験はほとんどが2月中に始まって終わり、国公立は前期が2月下旬(今年は2月25日)にあるのでここで今までやってきたことすべてを出してください。

3月編

この時期にしてほしいこともたった1つです。

1つ 結果に一喜一憂し、次に進め

3月に入るころには私立をはじめ国公立の前期の結果が分かります。その結果によって受験を終える人と続ける人に分かれるので存分に一喜一憂してください。でもそうするのは少しの間だけです。受験を終えた人はともかく受験を続ける人は次の試験に向けて今までのように勉強してください。そして終える人も合格後の手続きなどがあるので喜んで終わりではなく、速やかに次に行動を移しましょう。終える人も続ける人もメリハリが大事です。自分の気持ちに正直になっても良い、仲間と喜びや悲しみを共有しても良い、でもそれは少しの間だけ、うれしくても悲しくてもずっと前を見続けることが肝心です。それによりその後の人生が大きく変わります。大学受験は人生の分岐点です。第一志望に落ちたからって人生のどん底に落ちるわけではありません。どん底に落ちるのを決めるのはあなた自身です。他の誰かじゃない、あなた自身が良いと思った道を進んでください。

おまけ:試験当日編

試験当日にしてほしいことは3つです。

1つ 暖かい格好をしておこう

試験会場はおそらく暖房が聞いていて暖かいと思いますが、喚起のため窓を開けているところがあるかもしれません。それを知らずに「試験会場はあったかいから、上着はいらないだろ」と思っていると試験中におなかが冷えてきた、寒くて手がかじかむなど試験に影響が出てきてしまうかもしれないので、なるべく暖かい格好をし、カイロや暖かい飲み物などを持参するとなお良いかもしれません。

2つ 大学を見て回れ

これはしてほしいことというより、やってみるのも一つの手という感じです。試験は1教科で何時間もかかるものもあります。その上、間にある休憩時間は決して長いとは言えません。なので割と長い昼休憩の時間に気分転換として大学を見て回ることをお勧めします。なぜならずっと座りっぱなしでは血液が滞り、頭に血が行かなくなります。そのため大学を歩いて回ることで体を少し動かし、リフレッシュすることが大事です。また、友達と回ればさらに効果が増し楽しく回ることが出来ます。しかしこのときに試験内容を確認し合ってはいけません。なぜなら、確認してもし解答や方法が違っていたら不安になり、その後の試験に影響が出るかもしれないからです。くれぐれもリラックスしすぎて試験について話さないようにしましょう。

3つ 試験開始までは自由でいよう

試験会場についてから、席に座ってから、問題用紙を配られたら皆さんは何をして何を考えていますか?会場についてからなどは単語帳を見たりとか自分の苦手な分野を見ておいたりなどするでしょう。また、「今年はどんな問題が出るかな?」「本番でテンパらないかな?」「あの分野の問題は何回も解いたから大丈夫!」など様々なことを考えるでしょう。これは本当に人それぞれです。自分が思うような行動と思考をしてください。もちろんなるべく自分が安心できるようなことをした方が良いと思いますが、それも人それぞれです。なので、試験会場では周りがどれだけ賢そうに見えたり、出てくる問題が難しそうなどと考えても自分が今までやってきたことを信じて、自由に動き、考えて下さい。一番大事なのは楽しく受験することです。

終わりに

今回は受験生が本番直前までにしてほしいことについて12月編、1月編、2月編、3月編の4つとおまけの試験当日編に分けて説明していきました。季節はもう12月に入りました。ここからさらに勉強に質を高めていく時期です。自分がどこに行きたいのか、何がしたいのか、それをするために今何をすべきなのかを自分自身で考え、それを行動に移してください。そしてこの記事が皆さんの受験の役に少しでも立てて居たら幸いです。皆さんが本番で全力を出せることを祈っています。

それでは今回はこのあたりで、さようなら。

 

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