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医学部のリアル

みなさん、こんにちは!和歌山校講師の木下です。

僕は、現在、和歌山県立医科大学の3年生です。和歌山校には僕以外にも和医大講師が多く在籍しているのですが、ぶっちゃけ「医学部って何するの?」という人も多いと思います。最近では、医療ドラマが放映されることも増え、医師にあこがれる人も増えてきているので、今回は、医学部のリアルをお伝えしようと思います!

Wakayama-Medical-University(和医大)

医学部への道
※医学部受験の壁
※獣医学部の現状
薬学部のリアル

〇医学部とは


ほとんどの学部が四年制であるのと異なり、医学部は薬学部などと同様、六年制です。ただ、卒業=医師になれるということではなく、無事卒業したら「医師国家試験を受験する資格」を得ることができます。そして、その国家試験を受かって初めて、医者として医療行為に携わることができます。結構きつい道のりなのです。

そもそも医療行為って何?

医師法17条に医業とされている行為のことですが、『「医業」とは、当該行為を行うに当たり、医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害 を及ぼし、又は危害を及ぼすおそれのある行為(医行為)を、反復継続する意思をもって行うことである』と記載されています。

簡単に言うと、医師でない人が医療行為をすると傷害になってしまう治療行為です。

医師でない人が行なってしまうと怪我をさせたり、最悪の場合死に至らしめたりしてしまう危険な行為です。だからこそ、その医療行為を許可するためには難しい国家試験を設けているのですね。

裏を返せば、そのような医療行為を許可されている医師という職業は、みんなから尊敬される存在ってことです!(ドヤ)

医学部の勉強の流れ

一般的には、1年生は一般教養や医学の基礎を学び、2年生から4年生までの3年間でより高度な医学知識を蓄え、5年生、6年生で病院実習をする流れになります。

現在、医学部3年生である私にとって、もっとも印象に深かったのは、2年生のときに取り組んだ人体解剖です。提供してくださったご献体様から身体のつくりなど、実際に見ないとわからないことを学ぶことができました。

普段の生活で人体解剖をするというのはありえないので、このときの経験は他に変えることができないとても貴重なものでした。それから、自分の視野が180度変わりました。

他学部でも普段はできない貴重な経験ができると思いますが、医学部はより密度の濃い学生生活が送れます!医学部生活で得られるものは、かなり多いと思います!

医学部に入ることのメリット・デメリット

自分の身体のこともよく理解することができるのが1番大きいですね。また、病気の予兆を知ることで大病を防ぐこともできるなど、普段の生活に即した知識を得られるだけでなく、何と言っても、将来の日本を担う存在になれます!

日本の病院数は、約9,000で世界ダントツ1位です。(2位のアメリカが約5,000)ただ、実際の医師の数はまだまだ足りていません。1人でも多くの人を救えるように、僕もはやく立派な医師になります!

このように、たくさん良いところがあるのですが、そのすばらしい知識・技術を身につけるためには学生生活において他の学部の学生よりも遊びの時間を犠牲にしなければなりません。1年を通して、テストが多いですし、合格点に1点でも足りないと、留年になってしまいます。もちろん、夏休みなどの長期休みはがっつり遊ぶことができますが、遊びの時間を割いてでも、すばらしい能力を得たいと思われる方はぜひとも医学部を目指されることをお勧めします!

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最後に、医学部は高校生活を犠牲にして入る価値のあるすばらしい学部だと思います。医者は一生勉強しなければならないとよく言われますが、それは事実だと日々感じます。その日々のつらさを上回る充実感を得ることができる医学部を志望している皆さん!心よりその夢が叶うことを祈ってます!和歌山校ではいつでもサポートしています!ぜひ、遊びに来てください^^

武田塾チャンネルにも動画があるので、ぜひ、ご覧ください!

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