防衛医科大学校の研修に行ってきました!

上野校・

こんにちは。JR・東京メトロ上野駅より徒歩3分。大学受験専門予備校の武田塾上野校です。

12月22日の日曜日朝から防衛医科大学校に伺い、防衛医科大学校病院救急部・防衛医学研究センター・医学科学生舎(寮)・医学科食堂などいろんな設備も含めて見学させていただきました。その一日を紹介させてください。

今回の研修会は、先日も上野校のブログで紹介させていただいた、自衛隊 東京地方協力本部の椿谷さんと貝原さんが広報を兼ねて企画していただいたもので、初めての企画だそうです。実際オープンキャンパスなどとは違う趣向だと聞きましたので、さっそく参加させていただきました。今回は、医学部受験生の方、必見です!(一般の方も、感動しますよ!)

スケジュール

8:20         集合・受付(送迎希望者)   JR上野駅前三井ガーデンホテル付近

9:20         集合・受付(直接来訪者)   防衛医大病院西棟入り口

10:00~11:00  講話「感染症の危機管理」   防衛医学研究センター 
             広域感染症疫学・制御研究部門 加來浩器(KAKU KOUKI)教授

11:00~12:00  講話「災害医療と事態対処医療」防衛医科大学校病院救急部
             防衛教官 秋冨慎司(AKITOMI SHINNJI)准教授

12:00~13:00  昼食・医学科学生と歓談    医学科食堂(医学科学生舎内)     
             

13:00~14:00  シミュレーション・ラボ体験  防衛医科大学校病院救急部

14:00~15:00  大学・病院施設見学      防衛医学研究センター
                                      「ブラストチューブを用いた爆傷医学研究について」
             防衛教官  齋藤大蔵(TAIZOU SAITOU)教授

講 話

まずは、加来浩器(KAKU KOUKI)教授から。まったりした感じで話が始まりましたが、つかみがすごかったです。爆笑ものでした。「僕は、KA・KI・KU・KE・KO みたいな名前なんですが、ないものがあるんです。何かわかりますか?」と、近くにいた高校生?にいきなり聞きました。私は、流れについていけなかったのですが、学生さんは頭の回転が速かった。「KE(毛)です。」もうお分かりですよね。教授の頭は、ツルッツルでした。瞬間、一気になごみました。

受験生にメッセージ

本当にいろんなお話をしていただきましたが、その中で私の記憶にある何点かを紹介します。
冒頭、本題に入る前に防衛医科大学校の面接での話題でした。とりとめのない話のようでしたが、医大受験生にとっては見逃してはいけないところです。

大学への志望理由を聞いた時、あまりにも多くの学生が「国際貢献をしたいので」と答えたそうです。そのたびに「国内でもいっぱい活動しているのにな?」と、違和感を感じられたそうです。今年は、上野校にも医学部受験生が3人いますが、面接の練習をするたび、志望理由はブラッシュアップしていくべきところです。素直になるほどなと、思った瞬間でした。来年受験される方にとっては、大きなヒントになる一言だと思います。

続けて、これは受験生に対する訓示の意味があったように思います。防衛医大では全寮制なので集団生活を強いられます。大事なのは、その集団の中にあっても自分を失わないことだとおっしゃられていました。流されないようにしないといけないと。医療に従事するという高い志を持った集団だからこその訓示なのかなと思いました。

加來浩器教授

感染症の危機管理:加來浩器 教授

そもそも加来先生は、広域感染症疫学の制御を研究されている第一人者であられます。伝染病や感染症がどのように広がっていくのか、どうすれば感染経路をたどることができて、感染源を特定できるのか。マッピングを交えて詳しく説明いただきました。また、私たちにわかりやすいテーマを選んでいだいて、感染症(ノロウィルス)のウィルス構造から簡単に除菌できない理由や感染の過程など、こちらもとてもわかりやすく説明していただきました。「今日は、これだけは覚えて帰ってください」とおっしゃったのが印象にあります。

また、こうやって解析された研究から自治体などに助言をされることもあるようです。特に、ラグビーワールドカップに始まり、オリンピック・パラリンピック、万博など今後多くのマスギャザリングイベントが続きます。インバウンド集客を目指す日本にとって、インバウンドがもたらすかもしれない、日本土着でない感染症のリスク解析や緊急時におけるマニュアル作成などが急務です。入場券に磁気テープやチップをつける方法で、その人物の移動経路などを容易にデータ収集できるということなどをすでに提言されたとのことでした。

全然わかりにくそうな内容の説明を具体例も交えて、時にはユーモラスにお話しいただく中で、大学の教授の中でも生徒にすごい人気なんだろうなということが容易に推察できました。でも、私が知らなかっただけで実は、有名人でした。

災害医療と事態対処医療:秋冨慎司 准教授

秋冨先生は、見た目にとても若く、またフランクにお話をしてくれました。現在は救命救急センターに所属されておられますが、防衛教官の中では珍しく防衛医大出身ではないということを伺いました。防衛医科大学校に移ってこられた理由ですが、東日本大震災の時、多くの災害現場で自衛隊の活動に助けられたことが大きいと言われていました。救急に所属しておられるので、お話の最中に先生が持っている、緊急用の電話がかかってきたときは、緊張感が高まりました。

先生の専門分野は、救急医療のみならず災害医療にも及びます。災害医療は、ある時点までは救急医療と同じですが、一言でいえば、手術台もないし設備や人手も足らない状態でいかにして助けるべき命を助けるかということだと言われていました。当然現場では、トリアージ(患者の重症度に基づく優先識別)が行われますが優先性(プライオリティー)についてのお話がありました。大きな声を出して反応してくれる人は、まだ余裕があるのかもしれないこと。外傷はないように見えても、本当に大変な人は声も出せないのかもしれない。というようなものでした。

2005年JR福知山線脱線事故の現場では、救出された生存者の8割程度はマンションの住人によって救い出されたこと。また、現場の連携不足から医療関係者が全員撤退して先生だけが残られていたとき、一人の生存者が発見されてその後、何時間もかかって救出されたというお話でした。いずれも、①現場は情報がかなり錯綜していること、②初動の24時間が救助者の生命に大きくかかわること、③ボランティアも含め各専門分野の協力が欠かせないこと、を熱く語っていただきました。それを契機にDMAT(災害派遣医療チーム)が発足したらしいです。先生は現在そのDMATの統括になられています。関係ないですが、このあたりの話が「コードブルー」のストーリーに影響しているらしいです。先生は、ドラマの監修にも携わられた様子でした。

他にも、2011年東日本大震災の事故発生当初の現場の混乱状況、NET情報の遮断や携帯や電話の不通の中からすべてが始まるなど、実際に先生が経験されたことをたくさん教えていただきました。そんな状況の中で、行政・ボランティア・消防・医療・警察・自衛隊(海保)が連携することがとても難しかったこと、それを踏まえて緊急時の危機管理対策本部の必要性を政府に提言し、マニュアル化もされたそうです。

秋冨慎司准教授

この後は、医学科学生舎内の食堂に移動して、医学生との歓談しながら昼食をいただきました。その後、施設に戻ってシミュレーション・ラボ体験で、医学生が処置の練習のために使われるマネキンの紹介、医学生の息抜き法(結紮)、救急現場に欠かせない医療器具などの紹介。最後の施設見学は、爆傷研究施設の世界でも少ない衝撃波発生装置(ブラストチューブ)も見せていただきました。これは今回の原稿が長くなったので、次回紹介します。こうご期待!!

齋藤教授 シミュレーション牛丼結紮の練習食堂にて自戒五訓井手先生と結紮

参加して感じたこと

よく医学部受験生が受験するにあたって、臨床が希望なのか、研究が希望なのかという話題になります。一般的には、国立大学なら研究で、私立なら臨床という意見が多いように言われています。ここ防衛医科大学校では、臨床と研究が一体化しているというか、特に今日話を伺った先生方が現場をよく熟知されているのかもしれませんが、そんな風に感じました。

どの先生の研究も、必ず国(国民)を守るというテーマがあるように思いました。何か目には見えるものでもありませんが、一本の柱を感じました。私は、別に自衛隊が好きとかそんな感情はありません。でも、今回この研修に参加させていただいて、熱いものを感じました。まして医学を目指す人なら、この大学に入るか否かは別として、絶対にこの先生方のお話を聞いてみてほしいと思いました。(いずれの先生も間違いなく、各分野で日本を代表するスペシャリストです。)
学生舎の前で
また来年ぜひ一緒に参加してみませんか?
すごい感動が待っていると思います!!

自衛隊協力会の皆さんを逆撮影

ひとまず、自衛隊協力本部の皆さん・貝原さん、今回もありがとうございました!
※センターが椿谷さん、ベレー帽が貝原さんです

 

お知らせ(上野校・自習室の利用時間が変わります)
新年度より、自習室の利用時間が変わります。

・(月)~(土) 10:00~22:00 受付時間13:00~22:00
・(日)     10:00~18:00 ※自習室のみ利用可、電話受付なし

合格おめでとう!

・偏差値30台から8月スタート!日本史を粘って拓殖大学政経学部に合格
・入塾時は間違いなく偏差値30台。7月からアルバイトやめて勉強に専念
・工業高校から一念発起。偏差値38から明治学院大学文学部にAO合格
・夏が終わって、勉強方法を変更。見事に指定校推薦で合格を確実に
・現役で合格するも納得できず、仮面浪人。TEAP受験で、上智合格

・6月部活引退後、持ち前の集中力を生かし日大生物資源科学部へ
・7月から意識を切り替え、凄い集中力で看護系大学を総なめに
・一般入試の直前に入試科目変更。念願の東京農大に合格見事

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