私の勉強法ー小論文について(久間木壱成)

上野校・

こんにちは。
JR・東京メトロ上野駅より徒歩3分。大学受験専門予備校の武田塾上野校です。今日は、上野校の講師の久間木壱成先生が、自分の経験をもとに勉強方法を伝授してくれます。それでは、お願いします。

こんにちは。武田塾上野校で講師をやっています、慶應義塾大学文学部1年の久間木壱成です。今回は、小論文の勉強方法について書いてみます。

入試で小論文を使うけど学校で対策してくれない、そんな悩みを持つ方も少なくないと思います。私が受験期に国語や社会科の先生に教わったり、自分なりに工夫して実践していた勉強法を以下に紹介したいと思います。少しでもお役に立てたらうれしいです。

 

【夏休み・序章】

国公立の小論文を解いてみる
設問で求められていることが、明快で分かりやすいものが多い。「筆者の問題提起に対する賛否+理由」というオーソドックスな形式が多く、この時期の練習としては最適です。何はともあれ、書いてみるのが良いと思います。また、知識の足りない分野がわかったら「ネタ本」を読んでみるのもいいと思います。現代文のキーワード集を読み込んでボキャブラリーを増やすような感覚です。

 

【9月】

①新書を読む
政治系、経済系、人文系など、何でもよいので自分の興味のある新書を大事だと思う箇所に適宜印をつけながら読む(私の場合は新潮社の『ポピュリズム ~世界を覆い尽くす「魔物」の正体~』)。

最終章やあとがきでは著者がこれまでの主張を総括し、その核となる問題提起をしている。その主張が成り立つ理由について、本文を参照しながら、その本を読んだことがない人にも分かるように400字~800字程度で書く。

その際には、著者の言葉をそのまま引用するのではなく、自分の言葉で分かりやすく言い換え、常に論理が明快かどうかに留意する。

 

②赤本をやってみる

とりあえず赤本の課題文を読んでみる。(この時点で私はまったく歯が立たず、何を書いてよいか分からなかったので模範解答・解説を内容が理解できるまで何度も熟読しました)

現時点で自分に何が足りないか(読解力、語彙力、表現力、背景知識の有無など)がよくわかるので、自分の苦手に合わせた対策を考える。例えば読解力・語彙力の補強は現代文の演習、表現力はひたすら書いて推敲を繰り返す、背景知識は地歴公民、現代文、英語長文から貪欲に吸収する。

※本格化する小論対策を見据え、この時期にセンターや併願校の対策は終わらせたい

 

【10月~1月センター前】

③週に2~3題程度過去問を解き、その際に本文や模範解答・解説で得た知識は吸収して自分のものにし、以後小論の持ちネタとして使えるようにする。意味が分からないまま放置しない。1月から小論対策に本腰を入れるため、この時期に他教科の過去問演習を進め、第一志望校合格レベル手前まで持っていきたい。

 

【1月センター後・2月受験直前】

④この時期から、受験本番直前まで毎日過去問を解く。可能な限り学校や塾の先生に添削をお願いし、合格点をもらえるまで何度も持っていく。できなければ周りの人に読んでもらう。何かしらのフィードバックがもらえるので、その根拠が理解できるまで質問する。論理が明快であるかどうかに常に注意を払い、必要に応じて形容詞を名詞化するなどの品詞の書き換えを行い、文章を洗練する。この際、ポレポレ英文読解などの英文解釈の勉強や歴史の論述で使うスキルが大いに活きる。特に文学部は制限字数が非常に短いので、中身の濃い文章をいかに巧みな日本語で短くまとめて表現していくかが重要。抽象から具体、具体から抽象の変換がキーとなるので、小論文だけでなく旧帝大など、難関国立大の現代文で演習を重ねておきたい。これらの作業を繰り返し、10年分程度のの過去問を解く。

以上が私が受験期にやっていた小論文の勉強法です。上記の①~④を実践することで、次のような効果が期待できます。

 

①…小論文への第一歩として、時事ネタが豊富な新書を精読することで、新鮮な話題に強くなる。課題文のキーポイントを正確に捉え、確かに応答する訓練をする。最初は時間をかけて丁寧に精読していくことでやり方が身に付き、以後の②~③の学習がスムーズに進む。

②…各学部の問題傾向や、受験生に求めているおおよそのレベルがわかる。対策を立てる際の指針が得られる。

③…本文や模範解答・解説を熟読することで、抽象度が高く難解な文章にどんな視点からアプローチすればよいのか、また、どんな問題提起をしながら論ずればよいのかがわかる。

④…プロに見てもらい自分の意見の一貫性や明快さの良し悪しについて指摘を受けることで自分の文章を客観視できる。限られた字数の中で論理的で説得力のある文章が書けるようになる。

 

まとめ

作問者の意図が明快でとっかかりやすい一般的な国公立大学の小論文と比べて、国語の試験が課されない慶應は、課題文のテーマが重厚長大で設問の抽象度が非常に高いという特徴があります。解きはじめのうちは設問が何を求めているかが理解できないかもしれませんが、そこで投げ出さずに赤本の模範解答・解説を熟読しましょう。

また、慶應は入試に国語を課していませんが、難関国立大レベルの現代文に早いうちに取り組んでおくとよいです。さらに小論文の過去問だけでなく、歴史の論述や英語長文などを通して、なじみのないテーマを理解し、こなれた日本語を使えるようにすると本番でかなりの武器になります。

 

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