英語の四技能をどう学ぶ?これからの英語学習の考え方とアドバイス

上田校・

こんにちは!武田塾上田校講師の柳沢です。今回は英語の四技能についてお話しします。四技能について知ってはいても、どう対処したらいいかわからない人も多いと思いますので、少しでも参考になればと思います。

 

四技能と文法・語彙の関係

 

英語の四技能とは、「読む(リーディング)」、「聞く(リスニング)」、「書く(ライティング)」、「話す(スピーキング)」の四つの能力のことです。この考え方は、「使える英語」を目指すという意識のもとに生まれたもののようです。注目すべきことに、「文法」や「語彙」という技能は存在しないようです。このことをみなさんはどう考えますか?文法や語彙は重要ではないから無視してもよいという理由からこうなっているのでしょうか?そうではないと僕は思っています。文法と語彙は見えないところで四技能を支えている基礎のようなものだと思います。または、文法と語彙は四技能という「目的」を達成するための「手段」だと考えてもいいかもしれません。英文法学者や「英単語クイズ王」のようなものを目指す人を除き、文法と語彙を学ぶことはそれ自体が目的ではありません。ただ、文法の理解度や語彙のレベルが、実際に英語を使う時に四技能の精度として表面に現れるのだと思います。よって、文法と語彙はそれ自体が目的ではないので四技能と同列ではないけれども、四技能を支える基礎として重要なものと考えるといいと思います。文法と語彙を学ぶ時は、その知識をいかに四技能に生かすかを意識するといいのではないでしょうか。

 

「文字」と「音声」の区分は重要ではなくなる

 

四技能は2つのグループに分けることができます。このグループ分けの方法は2通りあって、1つ目は「文字」(読む・書く)と「音声」(聞く・話す)という分け方です。しばらく前は、「読む」と「書く」を集中的に勉強し、「聞く」と「話す」はほとんど無視されるという時代があったようです。こういう時代には、「文字」か「音声」かの区分は大きな意味を持ったのだと思います。しかし、今では状況が違います。

まずはリーディングについて見ていきましょう。大学入試の長文問題集では、CDやダウンロード音声が付いたものがますます多くなってきています。昔からある問題集は仕方ないとして、新しく出る問題集では音声を付けなければ非常識だとみなされるような雰囲気です。大学生・社会人向けのものだと、Z会の「テーマ別英単語ACADEMIC」シリーズも「速読速聴・英単語」シリーズも全てCD付です。他の出版社からも、CDやダウンロード音声が付いたリーディング教材がたくさん出ています。TOEIC対策書の中にも、リーディングパートにダウンロード音声が付いた教材が増えてきていて、最近ではとうとう公式問題集までダウンロード音声のサービスを始めました。間違いなく、リーディングの勉強にも音声を活用することが当たり前という時代に向かっているように思います(リーディングの勉強に音声を導入することの利点については前回の投稿で詳しく書きました)。リーディングとリスニングの勉強をはっきりと区別することの必然性は、ますますなくなっていくでしょう。

一方ライティングでは、音声を導入することの利点はリーディングほど大きくないかもしれません。しかし、音声を利用できるライティング教材は増えていると思いますし、英検の上位級では音声が役に立つ場合が多くなると思います(実際、それらの対策書では音声のサービスが付いていることが多いです)。解答例の音声を聞き、真似するように口に出すことで、ライティングと同時にスピーキングの訓練にもなります。特に英検1級では、一次試験のライティングと二次試験のスピーキングの対策には共通点が多いようです。

つまり、「文字」と「音声」による区分は重要ではなくなってきているのです。その代わりに、リーディングとリスニングを「受信(インプット)」として、ライティングとスピーキングを「発信(アウトプット)」としてまとめ、それぞれ共通点が多いものとして扱うことが増えているようです。この「受信」と「発信」という区分が、四技能を分類する2つ目の方法であり、これからの時代に大きな意味を持つ考え方だと思います。

 

「受信」と「発信」の学び方

それでは、「受信」と「発信」の能力をそれぞれどのように高めていけばいいでしょうか?まず、リーディングがリスニングの基礎になり、ライティングがスピーキングの基礎になると言うことができると思います。つまり、リーディングがリスニングの出来を、ライティングがスピーキングの出来をそれぞれ左右するのです。ですから、例えばリスニングの勉強をしているのに伸びない、そもそもスクリプトを読んでも理解できないという人は、まずリーディングで基礎作りをする必要があります。同じことがスピーキングにも言えます。実際、リスニングとスピーキングの参考書は基礎から説明していることがほとんどないので、リーディングやライティングで基礎ができていることを前提に作られているのだと思います。

リーディングの基礎を鍛えるには、解説が詳しい英文解釈の参考書で「読むための文法」をしっかり理解する必要があります。基本的には、武田塾のルートに入っている解釈系の参考書で、文法的な解説を面倒がらずに読んでみてください。もちろん、必要に応じて文法の講義系参考書も利用しましょう。「読むための語彙」はシステム英単語で学ぶといいでしょう。最後に、長文にチャレンジしてリーディングの基礎を完成させます。この後、さらに進んでリスニングの勉強までできれば、「受信」の能力はより完璧に近づきます。

ライティングの基礎を鍛えるには、やはり「書くための文法」と「書くための語彙」を意識するといいと思います。ライティングでは、自分の能力に合わせた簡単な表現を選ぶことができるので、リーディングの時のような高度な文法・語彙は必ずしも必要ではありません。しかし、自信を持って使うためには使いこなせるレベルで身につけておく必要があるため、「書くための文法・語彙」は「読むための文法・語彙」とはやや質が異なります。「書くための文法」を学ぶには、「英作文ハイパートレーニング和文英訳編」が最適です。「書くための語彙」を学ぶには、やや上級者向けだと思いますが「英作文頻出表現活用ハンドブック」という本があります。もちろん、こうして身につけた「書くための文法・語彙」がスピーキングに即応用できるわけです。後はそれぞれの必要に応じて「ディスカッション」「ビジネス会話」「日常会話」などの練習を積めば、スピーキングの能力も使えるレベルになると思います。「発信」のトレーニングはこのような流れで行っていくといいのではないでしょうか。

 

今回も長くなってしまいました。僕自身も四技能をバランスよく身につけたとはとても言えませんが、思い切って普段考えていたことを書かせてもらいました。ここに書いたことが、少しでも役に立てば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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