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英単語の勉強法徹底解説① インプット編

こんにちは、武田塾土浦校です!

今回は英単語の勉強法について解説したいと思います。
英語の学習において、絶対に避けては通れない英単語!!

英語の成績を効率的に高めるための英単語の勉強法について、一緒に見ていきましょう。

英単語を効果的に暗記するためには何が必要?

暗記を効率的に行うためには、どのようなことが必要なのでしょうか?
何よりも重要なのはインプットとアウトプットのサイクルを反復することです。

英単語の学習におけるインプットとアウトプットとは、
英単語の情報を知ること(インプット)
覚えた情報を引っ張り出すこと(アウトプット)を意味します。

インプットとアウトプットのサイクルを回そう

 

英単語のインプット

 

英単語の情報とは、主に4つ+αの要素からなります。

1つ目は意味
その単語がどのような意味を持つのか。これは英単語の暗記において大きな比重を占めていると言えます。


2つ目は品詞

品詞とはその単語が文章中でどのような働きをするのか示したものです(例えば名詞や動詞など)。品詞を認識できていることは構文解釈(SVOCを断定し、文型を把握する作業)を行う際の必須事項です。

 

3つ目はスペル

英単語のスペルは周知のようにアルファベットによって構成されます。単語によっては複雑な並びをしており、覚えるのに苦労するものもあります。スペルと意味を一致させるというのが英単語を覚える際の一般的なやり方であると言えます。

 

4つ目は発音

発音は言うまでもなくスピーキングやリスニングでは非常に重要な情報です。誤解されがちなことですが、英単語の発音において意識するべきことはスペルではなく発音記号です。すなわち、スペルを読むのではなく発音記号を読むのです。ですが、英語の発音記号を読めないという人は多いと思います。

では、発音を覚えるにはどうすればよいのでしょうか。

最適な手段は音声データを用いることです。聞こえてくる音声と単語の意味を対応させることを目標にしましょう。この際、聞こえてくる音に対しては「このような音なのか」というレベルで十分です。「このような音」を覚えるという作業に力点を置きましょう。

発音を学習する際は、
①音を日本語で解釈しないこと
②発音と意味を対応させるまではスペルは一旦置いておくこと
の2点が必要です。

 

私たちは普段、日本語化された英語に慣れていますが、英語の発音を日本語の発音として捉えてはいけません(しかし、日本語の音に似ている発音も多いので完全に分離する必要はない。この音は日本語の何の音に似ているかを考えるのは有効)。英語の発音は日本語の発音とは異なった口の使い方をします(例えば、thやrの発音)。そのため、英語の発音を日本語化してしまうとリスニングで聞こえてきた単語の認識がしづらくなってしまいます。

例を示しましょう。
Communityという単語が示す概念は日本語だと「コミュニティ」とよばれています。ですが、communityはコミュニティとは発音しません。日本語に近づけて言えば、カミューナティのように発音します。

また、音を聞いた際にすぐさまスペルと結びつけるのは控えましょう。紙に記載された長文とは違って、リスニングでは「発音された単語を見直す」という作業はできません。それゆえに、流れてくる英文をそのまま解釈する必要があります。その場合、発音→スペル→意味というルートを辿ると意味を認識するまでにラグ(遅れ)が生じます。

このような認識の段階をたどっているうちにもリスニング音声はどんどん先に進んでいきます。そうすると結果的に聞き取りの段階でつまづいてしまう事になります。なので、発音→意味というプロセスを辿り、ラグを生じさせないようにしましょう。

 

+αの情報として、コロケーション(collocationがあります。コロケーションとは、二つ以上の単語の慣用的なつながりを指しています(デジタル大辞典参照)。英単語はそれぞれに慣用的にセットで用いられる単語(前置詞など)を有している場合があります。

例えば、「依存する」などの意味を持つdependという単語は、通常、dependのみで用いません。知っている方も多いと思いますが、dependは後続要素として前置詞onを伴います。depend on…で、「…に依存する、…次第だ」という意味になるのです。

単語にコロケーションが存在する場合、コロケーションごと覚えるというのが必須になってきます。なぜなら、実際の文法、長文、リスニング問題ではコロケーションとして単語が出現するからです。例えば、dependという単語のみを覚えていると、depend onという形で出現された際に解釈できなくなり、英語の上達を妨げてしまうでしょう。

 

以上が英単語の情報(インプット)でした。
インプットの段階ではまず一つの英単語について4つ+αの情報を確認することが必要になるでしょう。

 

英単語図解
▲主にこの4つを確認しよう。

 

 

しかし、これらの情報を確認するだけでは当然ながら不十分です。英単語を一回見ただけで使いこなせてしまうような人は極めて少ないと言えるでしょう。成績を上げるためには、これらの情報を実際の試験で活用できるレベルまで習得しておく必要があります。

 

ここで重要になるのがアウトプットです。

 

英単語のアウトプットとは、「覚えた情報を引っ張り出すこと」と示しましたが具体的にはどうすればよいのでしょうか? 
次回で詳しく説明します!

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