皆さまこんにちは!
武田塾豊洲校 中西です。
今回は、大学入学共通テストについて書いていこうと思います!
2020年度入試まで30年にわたり実施されてきた「センター試験」の後継にあたる試験で、2021年度入試が初の実施となります。
なぜセンター試験から変わるの?
これからの情報化社会の進展や急速に進む少子高齢化、グローバル化といった変動に適応していくためには、自ら問題を発見し、他者と協力して解決していくための資質や能力を育む必要があるという考えからのようです。
その考えを元に、今までのセンター試験では、「知識・技能」の評価に重きを置いたテストが実施されてきましたが、共通テストでは知識を前提にそれを活用する「思考力・判断力・表現力」を一層重視するという試験内容になっています。
では具体的にどの点が変わっているのか、今回は英語をみていきます。
英語
配点
●センター試験=リーディング200点 リスニング50点 合計250点
●共通テスト=リーディング100点 リスニング100点 合計200点
リスニングの比重がかなり増えています。
試験時間
●センター試験から変更なしで同じ
リーディング=80分
リスニング=60分
大問数
●リーディング=大問6題で変更なしですがすべての大問が読解問題です。
●リスニング=大問6題と増えていますが、設問数自体はほとんど変わらないです。
その他変更点
●発音、アクセントと文法の単独問題が無くなる
●長文は、アカデミックな文章よりはWEBサイト、ブログ、雑誌、メモなど生活に密接するような内容で、英検等の外部試験に似た文章で図表やイラストが多く、読解力だけではなく図表を読み解く力も必要です
長文の難易度
●大問が進むにつれて難易度が上がるが、英検3級~2級レベルの文章で速読力が求められる。
リーディングが簡単すぎるので、今後は「文章量を増やす」もしくは「情報処理を難しくする」という風に難化する恐れがある。さらに文章量が多いので、必然的に語彙力を強化していく必要性があるので、単語力を強化していくこともさらに重要ですね!
リスニング
指示文はセンター試験と共通テストどちらも日本語ですが、会話文や本文の読み上げが2回あるセンター試験とは違い、共通テストは1回だけもあれば2回のパターンもあります。また、アメリカ英語以外にもイギリス英語や非母語話者の英語が流れることもありますので、日ごろからいろんな国の英語でのニュース番組やラジオを聴くのも大事になってきますね!