皆さまこんにちは!
武田塾豊洲校 校舎長 中西です。
今回は、私立文系の受験生が受験勉強を本格的に始める頃に悩む科目選びついて書きたいと思います!
いくつかの項目に分けて考えてみたいと思います。
来年の受験に向けて選択科目を決めかねている方はぜひ参考にしてください!
世界史
暗記量
世界史は数多くある社会科目の中でも「学ぶべき量が社会科目の中で最も多い」科目となっています。
特徴
まずカタカナが多いことがあります。人名や王朝名で長いカタカナはふつうです。
なのでカタカナが嫌いな人はなかなか辛いでしょう。
あと、世界史は『ヨコの繋がり』を意識して覚える必要があります。
例えば中国のある王朝時代、その当時のモンゴルではだれが統治していてどんな出来事があったかといった風に、直接的に問う場合、間接的に問う問題が難関校になるにつれて増えてきます。
なので、国や地域ごとの通史(縦軸)を覚えたあと、さらに国と国との関連性(横軸)を結び付けていく作業が必要になってきます。実際に世界史を勉強したことがある人は分かると思いますが、この横軸の結び付けが非常に厄介なんです。しかし、ここをしっかりと攻略できないと難関校に合格はできません。
日本史
暗記量
世界史に比べれば暗記量は多くないですが、世界史より、狭く深く学習するのが日本史です。
特徴
世界史がカタカナが多いのに対し、当然ですが日本史は漢字が多いので、漢字が苦手な人には辛いです。また世界史に比べて語句の数は少ないのですが、世界史と違い日本という1つだけの国について学ぶので、その分問題の難易度も上がります。
さらに日本史でも「流れ」を意識することが重要で、流れと各出来事との因果関係を結び付けて覚える必要があります。
結論
難易度が上がっても、一つの国について掘り下げて知識を深めたい人は日本史が良いでしょう!
覚えることは多いが、それでも世界の歴史を広く学びたい方、将来国際的に活動したいという気持ちがある方は世界史を学ぶのが良いでしょう!
ちなみに2020年度のセンター試験の日本史B・世界史Bの受験者数は、
日本史B 160,425人 世界史B 91,609人
でした!毎年このような割合みたいですね!
ここまで、日本史・世界史の特徴を述べてきましたが、結局のところは、自分が少しでも興味が出る方を選ぶ事が大事ですね。特に難関校の歴史は、付け焼刃の知識では到底戦えません。なので、長期的にみて少しでも興味を持って継続できる方を、本屋さんなどで立ち読みでもして決めてみてはどうでしょうか?
簡単ではありますが、世界史と日本史のそれぞれの特徴について書いてみました!
是非参考にしてみてください!