ブログ

「こなれ」英作文を書くためのコツ!

こんにちは!武田塾 戸塚校 校舎長の近藤です。

志望校の過去問対策、できてますか?

志望校や併願校を検討するにあたって、「英作文」が必要になってしまった方、けっこういるのでは?

英作文はどうしても直前の「やっつけ」対策になってしまいがち!

そこで今日は、「スパッと書いて減点されにくくする」、ちょい「こなれた」英作文の書き方を伝授していきます。

武田塾には戸塚区、港南区、泉区、南区、栄区をはじめ横浜市周辺の地域から沢山の受験生が通塾しています。

東京大学・筑波大学・横浜国立大学・千葉大学・首都大学東京・埼玉大学
東京工業大学・一橋大学・東京外国語大学・お茶の水女子大学・横浜市立大学・東京農工大学・東京学芸大学・電気通信大学・東京海洋大学などの国公立大学をはじめ、
早稲田大学・慶應義塾大学・東京理科大学・上智大学といった難関私立大学や、MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に逆転合格したい受験生を応援する大学受験逆転合格専門塾です。

大原則!英作文は文法問題とは違う!!!

英作文の添削をしていてよく見かけるのは、

・not only ... but ~
とか
・It is 形 for 人 to do ~
とか

文法問題でよく出がちなイディオムを書く人!

not only ... but ~ はまぁいいんですけど、

It is 形 for 人 to ~

などは要注意!

英語は「意味上の主語」とか「主体の一貫性」とかをすごく大事にします。
一方、日本語は主語とか動作の主体が誰か、ということにいい加減な言語。

形式主語や協調構文、分詞構文など、文法問題で出がちな知識を英作文で使うと、間違いのもと!

基本的に英作文は「わかりきっている素材」だけで作るのが大原則!

単語帳で言ったら、ターゲット1900の800番までで書ききる!
くらいの意気込みが正解です。

「迷ったら複数形で現在形」!

英作の添削で、最もハネることが多いのが「単数・複数」「時制」のちょいポカ。

こちらも日本語でいい加減になっている概念なので、慣れるまではミスが減りません。

そこで今回の「こなれテク」

迷ったら複数形書いちゃいましょう!

「~についてあなたの意見を述べよ」という出題に対しても、

最初だけ  I にして、残りは全部 we で書いちゃう!
weで書いておけば、目的語も全部複数形で書いてOKなので、英作文あるあるの「冠詞どうすればいいの?」で迷うことが大きく減ります。

加えて、「意見を述べる」系は全部現在形で!

わりと過去形で英作文を書く人が多いですが、

英語の過去形は日本語と違い、現在形が過去になったものではありません!

英語の現在形は「変化しないもの・一般論」を述べるのに対し、
過去形は「過去の一地点(もしくはエリア)」について述べるからです。
(このへんは「大岩の英文法」で勉強すると良いでしょう)

そんなわけで、日本人が過去形をベースに英作を書くと、けっこうな確率で時制がねじれます。
特に、「現在完了必須のところで過去形を使っちゃう」事故が多い。

どうしても過去形で書かなくてはいけない場面を除き、現在形+複数形で英語は書くようにしましょう。

「とりあえず」で叙述の副詞は使うな!

自由英作でめちゃくちゃ多い答案が、

「First」「Second」などの叙述の副詞を用いたために、文意がぐちゃぐちゃになっているケース!

例文を見てください。

例)自動車の自動運転導入に賛成か、反対か、意見を述べよ。

I think we should promote automatic operation system.
I have two reasons.

First, automatic operation can reduce car accidents.
If so, everyone can get into a car without fear.

Second, we feel relaxed if automatic operation system was there.
The fact we don't have to drive by ourselves will ease us.
In addition, I want to take easy way if I have a chance to drive.

So I hope automatic operation systems will be spread more widely.

……いかがでしょうか。
(わりと「何も知らない受験生が書きがち」な文体に寄せてみました)

別に悪くないっちゃないんですけど、

First, Secondとかの叙述のための副詞って、かなり明確に論理を切り分けるんですね。

今回の例だと、

・「First」で事故が減ることを
・「Second」で安心して運転できることを

それぞれ述べていますが、

これって切り分けるほど違う内容ですか???
…っていう話です。

だって、「安心して運転できる」のは「事故のリスクが減る」からですよね。
ということは、「Second」の内容は「First」と別のものではなく、続きの内容という方が正しい。

試しに、

①今回書いた例文から「First」「Second」を除いて、
②「Second」の代わりに適当な副詞、「So」あたりを入れてみてください。

圧倒的にこっちの方が読みやすくなります。

受験生はいわゆる「英作文指導」で

・理由は必ず2つ以上書け
・叙述整理のための表現を用いよ

と教えられます。
残念ながら、武田塾の自由英作のテキストにもそう書いてあります、残念ながら笑

でも、こうした叙述表現は、文章の構成がガッチリ固まっていることが前提です。
受験生が試験場で「とりあえず挙げた2つの根拠」ごときが、叙述の表現に耐えうることはなのです。

表現の工夫より内容が先。

日本語だと当たり前のことなんだけど、英語だとみんなできなくなっちゃうんですよね~~~

受験生がよく書きがちな「Of course ~ , but ~」のいわゆる「譲歩」の形も、ハッキリ言ってウザいだけです。
試験官失笑。書かない方が100倍マシ。

「こなれ」英作はまずコンテンツの充実!

受験英作文対策は、パラグラフライティングだの、叙述の表現だの、ガワを豪華にする技術ばかりが載っていて、肝心の表現の話が全然載ってません。

なぜかというと、日本の英語教育が実践とかけ離れていたころの名残が、いまだに残ってしまっているから。

最後に私自身が生徒に伝える、「複数形で現在形」以外の英作文のコツを伝授します。

・受動態は避け、意識して無生物主語を使え
・強調、文構成は副詞の位置替えで行え
不定詞は事故のもと。定型句以外は極力避けよ

では、これらのコツを使って、実際に「こなれ」英作文を書いてみます。
テーマは先ほどの例と同じく、「自動車の自動運転導入に賛成か、反対か」

解答:

Every driver always fears accidents.
Someday I too will drive a car, but I never want to cause any accident.
Automatic operation system will be able to reduce accidents.
Basically, I agree with introducing them into public. 

But the problem is that, not all cars will have the system.
At least for 20 or more years, there will be both human-operated cars and machine-operated cars.
It means for 20 years there still be drivers who have different standard of driving and sense of danger.
So, it will also be possible to say that, car accidents can not be so declined as expected after automatic operating system have been introduced.

That is why I said "basically".
Automatic operating system has potential for us in the future, but it's just a possibility yet.
So, to introduce them, we should have rules or regulations from many points of view.

訳文(by google翻訳)

すべてのドライバーは常に事故を恐れます。
いつか私も車を運転しますが、決して事故を起こしたくありません。
自動運転システムは事故を減らすことができます。
基本的に、私はそれらを公開することに同意します。

しかし、問題は、すべての車にシステムがあるわけではないということです。
少なくとも20年以上は、人間が操作する車と機械が操作する車の両方が存在します。
それは、20年の間、異なる運転基準と危険意識を持っているドライバーがまだいることを意味します。
それで、自動運転システムが導入された後、予想されるほど自動車事故を減らすことはできないと言うこともできるでしょう。

それが私が「基本的に」と言った理由です。
自動オペレーティングシステムは、将来的に私たちにとって可能性を秘めていますが、まだ可能性にすぎません。
したがって、それらを導入するには、多くの観点からルールまたは規制を用意する必要があります。

いかがだったでしょうか。
この例文ではとことん「英作文のお約束」にいてみました。
(最初に賛成、反対の立場を述べよ、理由は2つ以上述べよ、意見を強調する表現を使え……etc)

加えて、難しい単語や構文は一切用いていません。

ゆえに、ザーッと思いついたままに書いて、終わりです。

でも、読みやすかったでしょ?

ハッキリ言います。
英作文なんて、こんなもんです。

英作文に必要なのは、

ド正面から英語

ただそれだけです。

今回使ったSoやAndを使った文章の接続は、稚拙に見えるからヤメロ、と教える先生もいるかもしれません。
しかし、例文を見てわかって頂きたいのは、

英作文は道具じゃないよ

ということ。

英作文は結局、

頭の中で浮かんだ考えを、いかに英語に『変換』するか
に、尽きます。

その変換は何度も文章を書き、稚拙でいいから自分の『変換レベル』を知るところから始まります。

正直なところ、現在の日本は適切な英語表現の指導が出来ているとは言い難い状況。

本質的な英語力を磨くため、正しい英作文学習を、今日から始めていきましょう!

困ったら「受験相談」へ!

武田塾では個別管理特訓を基本に、生徒それぞれのための学習管理をしています。

IMG_1592

武田塾の受験相談では、受験に関するあらゆる相談を受け付けています。
受験はやった分だけ成果が出るけど、「決められたとおりにやる」ことがすごく難しいものでもあります。

「私は勉強できないから……」
と、あきらめてしまう前に!

一度相談してみてください!
あなたにとって必要な学習が何なのか、一緒に考えていきましょう!

バナー受験相談って何

受験のことはもちろん、まだ受験学年でない生徒さんの今後の学習計画・受験校のこと、「●年生になったら成績が落ちた……」など、
どんなお話でも構いません!まずは気軽にご相談ください!

(ご来訪の際は、あらかじめお電話くださるとスムーズです)

無料受験相談
校舎直通電話

バナー道案内

バナー教室案内

MAIL:totsuka@takeda.tv

そんなわけで、今日の記事はここまでです!

ここまで読んでくれてありがとうございました!また来てくださいね!

 

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる