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【話題のトピックス】上野千鶴子先生の東京大学式辞から考える【受験生も必読!?】

春の日の うららにさして 行く舟は
棹(さお)の雫も 花ぞ散りける

渡邉 一矢によるPixabayからの画像
ですね!いよいよ桜も満開です!

入学・入社・進級……各所より新年度のニュースが届いています。

今日はこの話題をご紹介!

(クリックすると東京大学HPの掲載文が読めます)

大変感銘を受ける名文でした。
教訓にあふれているだけでなく、具体的な数値により裏付けられた分析・見解は、これから大学で学ぶ新入生たちの知的好奇心を大いに刺激したでしょう。
式辞として述べるにはちょっと躊躇するような赤裸々な内容にもドンドン踏み込んでいく姿勢には、自ら道を拓いてきた上野先生らしい爽快さを感じます。

このページを見ている高校生の皆さんにも、「まだ大学生じゃないから……」なんて思わずに読んでみてください。

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さて、大学は日本の最高学府という言い方もします。

どの大学も、入学式の式辞は大学の「顔」として、最高学府たるに相応しい教養示唆に富んだ内容となっています。

東京大学だけでなく、志望校の入学式辞を読んでみてはいかがでしょうか?

(しょーじきなところ、面接対策でアドミッションポリシーを丸暗記するよりよっぽど役に立ちますヨ)

東京大学祝辞はどんな内容?

この式辞、このまま現代文の出題になってもおかしくないですね。
(今回は内田樹さんの記事のように直接出題に結びつけることはしません)

式辞に関するおおよその論評は

「女性の学問・社会的地位」「ノブレス・オブリージュ」にまとまっているようです。

(今回、冒頭の和歌も含めて、あえて用語解説を置いていません
和歌の意味や、「ノブレス・オブリージュ」が気になった人は自分で調べてみましょう!
世界史選択で「ノブレス・オブリージュ」がいつ生まれた言葉かパッと出てくる人は、なかなかの強者ですね!)

皆さんはこの式辞を読んでみて、どう感じたでしょうか?
よかったら教えてください。

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高校生までだと、女性の社会進出の問題は「学校で習うもの」だったかもしれません。
でも、今回上野先生が暴露してくださったように、大学受験、あるいはもっと前から、私たちはこの国にあふれる「不平等」の波に飲まれています。

「今まで知らなかったもの」が「私自身のもの」になったその時から、学びは始まります。

自分の周りはどうだったかな?高校進学を諦めたあの子は、「親が大学に行かせてくれない」と言っていたあの子は?
そう思えることが「気づき」であり、学びを得た瞬間と言えます。

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今や当たり前に広まった「フェミニズム」という言葉を、上野先生が「フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。」と痛烈批判しているのも面白いですね。

いま当たり前のものも、時代に伴ってどんどん変わっていくという大学研究の世界が窺えます。

男性優位の世界で逆風の中を生き抜き、「女性学」という学問を打ち立てた末、いま東京大学の学生たちが「恵まれた立場」だと説き、「ノブレス・オブリージュ」を訴える上野先生はどんな心境なのでしょうか。

東京大学というある意味(あくまで「ある意味」ですよ!)「他人を追い抜くことにもっとも優れた集団」の中で「ノブレス・オブリージュ」が話題にされたことで、「男女格差」だけでなく、あらゆる「平等」とは何なのかを、私は上野先生に問いかけられた気持ちがしました。

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「スマホやめますか」を覚えていますか?

「スマホやめますか それとも大学やめますか」

少し前に話題になったフレーズです。

この記事を読んでいるみなさんは小学校高学年~中学生のころでしょうか。

これは2015年の信州大学入学式の学長式辞です。

残念ながら信州大学HPからは削除されてしまった?ようで全文を見ることはできませんが、これもスマートフォンを筆頭とした手軽で安易な生活に警告を発し、本当の学びの深さを学生に訴えかける名文でした。
(当時私は信州大学の学生でしたので、「ウチの学長、やるじゃん」なんて思ったのを覚えています)

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大学の式辞は学びの宝庫です。
そして、大学が学生に何を求めるかが明確に示される場でもあります。

第一志望、第二志望の大学は必ずチェックしておくのがおススメです。

同じく、卒業生総代の式辞も、大学でどのような学びがあったのかを知るのに良いでしょう。

昨日の記事でも述べたように、受験勉強は「この大学に行きたい!」という目標の設定がスタート地点になります。

昨年私が見た生徒でも、「神戸大学じゃなきゃダメです!」と頑張り続けて合格した生徒がいました。

大学合格に向けた目標づくりのため。

そして、大学合格後の自分づくりのため。

これを機会に、大学を身近に感じる努力を、始めてみてはいかがでしょうか?バナー特訓何する

大学情報も、武田塾♪

最後にちょっと、自己紹介を。

ここまで記事を書いてきたわたくし、武田塾戸塚校の近藤と申します。

今回紹介したような大学情報って、意外と手に入りにくいと思います。

逆転合格専門」武田塾の受験相談では、大学受験に関することならどんなお悩みでも受け付けています。

ですので、「自分に合っている大学はどこなのか知りたい!」という悩みでもOKです!

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