受験相談の声

「授業に向いてる」「向いてない」は先天性!?心理検査WAIS™-Ⅲに見る自分の才能!

こんにちは!武田塾戸塚校 校舎長の近藤です。

今日は、受験相談の永遠のテーマ、

「わたしは授業に向いてる?向いてない?」

にお答えします。

この疑問、実は明確な答えがあるんです。

ひとつの指標として、心理検査WAIS™-Ⅲをヒントにご紹介します。

武田塾には戸塚区、港南区、泉区、南区、栄区をはじめ横浜市周辺の地域から沢山の受験生が通塾しています。

東京大学・筑波大学・横浜国立大学・千葉大学・首都大学東京・埼玉大学
東京工業大学・一橋大学・東京外国語大学・お茶の水女子大学・横浜市立大学・東京農工大学・東京学芸大学・電気通信大学・東京海洋大学などの国公立大学をはじめ、
早稲田大学・慶應義塾大学・東京理科大学・上智大学といった難関私立大学や、MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に逆転合格したい受験生を応援する大学受験逆転合格専門塾です。

~授業、その前に~ 「聞き取る」能力には個人差がある!

「授業なんて、ちゃんと聞いてれば理解できるじゃん!」

……それが当たり前だと思っていませんか?

実際のところ、人の思考能力・認知能力には大きながあります。

・会話の中で答えを導き出すのが上手な人
・人の話を聞いて要点をまとめるのが得意な人

など、視覚聴覚と、認知能力のバランスは個人によって異なります。

極端な例が自閉症と呼ばれる人たちで、自閉症の人たちは

・脳内の処理能力が非常に高い反面、外界から入ってきた情報処理はとても苦手

という特徴を持ちます。
そのため、自閉傾向のある人は、研究や経理、創作など、内的処理をする分野に配属されると常人を遥かに越えた活躍ができることがあります。

そこまで極端な例でなくても、個人ごとに、「人の話をちゃんと聞く」という能力は大きく違うのです。

なので、「授業を聞けないから自分はダメ!」と思わずに、
「じゃあ、自分に合った勉強の仕方はなんなんだろう」と考えることが大切です。

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意外にハードルが高い「授業を聞く」という作業

「授業を聞く」という作業は

①先生の話を正しく聞き取る
②聞いた内容を一定のまとまりにする
③まとめた内容をノートに書きとる
④これらの作業をすべて同時に行う

という非常に多くのプロセスを要求します。

日本の学習の原点である寺子屋は、各生徒が自ら学び、必要に応じて先生が手を入れる形でした。
人類の歴史上最も古い学問であるギリシア哲学孔子が拓いた儒教も、授業ではなく対話形式を取りました。

学習とは本来、「受け取る」ものではなく「自ら求める」ものです。
なぜなら、自ら学ぶ作業は

①学習素材の情報を目で受け取る
②受け取ったものを自分の言葉に変換する

という2段階の作業しかないからです。
わからないところは戻ればよいので、①・②を同時にこなさなければ!ともなりません。

「授業形式」はあくまで「大量の生徒に対し一定の講義を提供する」という面で優れているだけであり、学習手段としては、ごく限られた能力を持っている子のためのものでしかないのです。

WAIS™-Ⅲに見る「自分に合った」勉強法

心理検査WAIS™-Ⅲは本来自閉スペクトラム症や発達障害の診断に用いられるツールですが、指標自体は誰でも有効に使えます。
※WAIS™-Ⅲを障害の診断以外の目的で使用する場合、高額な検査となり、本当に診断を必要とする方の妨げにもなります。
今回の記事は検査を推奨するものではなく、指標を知ることで学習の「めやす」とすることを目的としています。

※どの能力が高い、低いからといってその人の才能が決まるわけではありません。
あくまで「自分に一番合っている」ものを見つけることが大切です。

ここでは、WAIS™-Ⅲで検査される4つの指標を紹介します。
これら4つのどこが強いか、どれが苦手かを考えることで、自分が「授業向き」かどうかがある程度わかります。

学術的論議はありますが、基本的にこれらの指数は先天性で、大人になっても変わることがないと言われています。

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①言語理解

インプットしたものを「自分の言葉に変える」能力であり、言葉を操る能力といえます。

言葉の意味を正確に理解していたり、「普通」と「一般」など、似た言葉の違い、逆に「戦争」と「平和」といった異なる言葉の共通点を説明できるかを検査されます。
あるいは、単純に「1600年関ヶ原の戦いに勝利して幕府を開いた人物は?」など、一般知識が中身を含んでいるか、という検査もあります。

この言語理解が、現在のペーパー学力テストの前提になる力です。

ここが低い場合、学習自体に工夫が必要になります。
ノートやテキストも文字主体ではなく図や矢印を多く使うよう心がけるとよいでしょう。

②知覚統合

「目」の能力であり、「思考力」でもあります。

目で見たものを中心に、ものごとを秩序立てる能力です。
積木を積んだり、パズルを組み立てたり。
また、論理的思考もここに当たります。

おおむねこの能力が高いほど数学向きと言えるでしょう。
文系においても、①・②がともに高い生徒は論述英作文といった、「自ら組み立て・アウトプットする」問題が得意です。
総じて、難関大学ほどここの能力が問われます。

実際のところ、現在の入試は、ほぼ①と②の能力を測定するための試験、と言い切って構いません。

③作動記憶

ここが授業の向き・不向きに最も関わる領域。
「耳」の能力です。

言われたことをその場で処理する能力です。

相手と会話しながら、「さっき話していたこと」を忘れがちな人などは、ここの処理がちょっと苦手。
逆に、例えばディベートが得意な人は、このワーキングメモリーと①言語理解が高い可能性があるでしょう。

④処理速度

こちらも「目」の能力。

視覚的に認識したものを、素早く処理する能力です。

例えば図形の問題を考えていると、ごちゃごちゃしてわけがわからなくなってしまう、という人は、ここの項目がちょっと苦手。
細かく線を引くとか、考えが進むごとに図を描きなおしてみるといった工夫をするとうまくいきます。

ざっくり「思考系」か「処理系」かで判断しよう!

WAIS™-Ⅲの4指標は、大きく

①言語理解と②知覚統合 が思考系(じっくり考えることに向いている)
③作業記憶と④処理速度 が処理系(その場で手を動かすのに向いている)

という2つに分かれます。

「思考系」寄りの人は自習が、「処理系」寄りの人は授業が、それぞれ自分に向いている学習スタイルであるといえます。

また、現行の大学受験が「思考系」に偏っており、ゆえに基本的には「思考系」に寄せた方が効率が上がります。

※実際に自分がどんな性質を持っているかは、保護者の方からも意見を聞いてみましょう!
「子どものころこういう子だった」というお話は、自分の性格・性質を知る上で大事な情報です!

実際のところ、そもそも

・言語
・思考
・聴覚
・視覚

の4つに、バランスがあること自体あまり知られていません。
結果として、向き・不向きとは無関係に、「授業をちゃんと聞けない生徒が悪い!」という指導がされがちなのが、今の日本の教育の悪いところ。

これらの4つの能力バランスは人によって異なるということをわかった上で、自分がどこに向いているのかを考えて勉強するのが、効率を上げるコツであり、本当に生徒自身のための学習である、といえます。

(たとえば私は「言語理解」と「知覚推理」が高いので、自習中心にして、授業は予習でわからないことをカバーするだけに留めました)

より詳しいことを知りたければ、「IQ検査」「WAIS™-Ⅲ」などで検索して、情報をゲットしていみてください!

敵を知り、己を知らば、百戦危うからず!

自分の特性を知り、学習効率を高めましょう!!

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