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少子化で大学受験の難易度は低下?倍率は? ~後編~

徳島市の皆さんこんにちは!

一週間で急に寒くなりすぎでしょ!!!

武田塾徳島校校舎長の景山です!!!

 

前回の記事:少子化で大学受験の難易度は低下?倍率は?のテーマの後編になります。

 

それでは、どうぞ!!!

 

まずは、前回のおさらいから・・・

前回の記事では、少子化が進むことで大学は受かりやすくなっているのでは?というテーマを掲げ、少子化の現状と近年の大学入試倍率について、実際のデータをもとに考えてみました。

前回の記事をご覧になっていない方は【少子化で大学受験の難易度は低下?倍率は? ~前編~】を先にお読みになることをお勧めします。

 

前回の記事をまとめると

 

★合計特殊出生率の低下により、子供の数は年々減少。今後も少子化が進む。

★少子化により、確かに大学全体の倍率自体は下がっている。しかし近年のみを見ると、増加しつつある。

★難関校の倍率は変化なし。つまり、大学は「選ばなければ入りやすくはなったが、選ぶなら昔と難易度は変わらない」。

★私立大学定員厳格化により、私立大学の倍率も増加の見込み ←この記事で!

 

こんなかんじでしたね!

 

少子化が進んでいるのは事実だし、大学の倍率も下がっては来ているのですが、難関校の倍率は変わっていませんでした。

特に国公立大に関しては、倍率に大きな変化は見られず、微増傾向すら見られました。

 

今回は私立大学について、近年話題となっている定員厳格化のお話をしたいと思います。

 

私立大学の定員厳格化

近年、大規模私立大学を中心に、入学者定員の厳格化による倍率の上昇が起こっています。

 

定員の厳格化って?と思う方へ。簡単に言うと、定員以上の合格者を出しすぎちゃダメだよ~!ということです。

 

え?そもそも大学って定員数しかとらないんじゃないの?と思う方もおられるかもしれません。

しかし、私立大学では定員よりかなり多めに合格者を出すのが普通なんです。

 

このブログを読んでおられる方には、国公立志望だけど、滑り止めで私立も受けようかな、という考えの方も多くおられるかもしれません。(私もその一人でした。)

 

でも、その逆ってなかなかないんです。私立本命だけど国公立も一応受けとこうかな、とはなかなかならないですよね。

これは、受験教科数によるものが大きいと思います。私立は2~3教科で受けられる一方、国公立は多くの場合5教科をまんべんなく勉強する必要がありますからね。

 

そうなると、私立大学で合格者をきっちり出したとしても、その全員が入学してくれるとは限らないということになります。例えば明治大学を例にとると、早稲田の滑り止め、国公立の滑り止めで受けている人も多いため、彼らは本命に合格すれば明治には入学してくれないわけです。

 

そのため、私立大学はかなり多めの合格者を出すのがふつう、というのがこれまでの常識だったわけです。

 

しかぁし!!!

 

文科省は大規模私立大学への学生の集中を防ぐため、定員8,000人以上の私立大学に大して「定員が決まってるんだからとりすぎちゃダメ!」というルールを作りました。

それまでは定員の1.2倍まで私立大学に合格者数の余裕が与えられていましたが、2016年で1.17倍、17年で1.14倍、18年春の入試では1.10倍まで定員が厳格化されました。

 

定員の厳格化により、私立大学の倍率は上昇。多くの私立大学で倍率が1.0倍以上上昇したのです…!

 

定員厳格化により、受験者数も増加!?

上記の内容では、定員が厳格化したことによる合格者数の減少⇒倍率の上昇についてお話ししました。

しかし、定員の厳格化は、受験者数の増加も引き起こしているのです。

これは、明確にルールが変わったわけではなく、人間の心理的なものになります。

 

定員の厳格化は2年前に始まったことなので、受験生や受験業界ではそこそこ有名になってきました。

そこでどうなったかというと、1人当たりの受験大学数の増加が進んでいるのです。

 

私立大学受験は国公立とは異なり、受験日程さえあえば複数の大学を併願することが可能です。大型私立大学の場合は非常に多くの受験日程や方式を採用しているため、同じ大学を複数回受けることもできますし、複数校を受けまくることもできてしまいます。

 

定員が厳しいから他の大学も受けておかないと、という流れができつつあるせいで、受験生たちは本命⇒滑り止め➀⇒滑り止め➁⇒滑り止めの滑り止め という受け方をするようになり、受験者数が増加しているのです…!

 

すると、早慶志望生がMARCHを、MARCH志望生が日東駒専を、日東駒専志望生が…と、滑り止めを手厚く受けるようになり、より競争が激しくなっているのです。

 

 

入試の難易度は上がっても、入試問題の難易度は変わらない!!

ここまでで、定員の厳格化により合格者数の減少と受験者数の増加が起こり、倍率の上昇が発生している、ということをおわかりいただけたかと思います。

 

確かに、入試の難易度という観点では、以前より上がっていることは否めません。

もちろん、合格者平均点と合格者最低点は以前より高い数値になっています。

 

しかしここで伝えたいことは、入試問題の難易度は変わっていないということです!

 

入試問題の難易度は数値化できないものなので、具体的なデータを示すことはできませんが、多くの予備校関係者や元受験生のなかでは「過去問と比較しても、入試問題の難易度は変わっていない」という意見で一致しています。

各大学の入試情報を見ても、合格者平均点は上がっているが受験生全体の平均点は変わらないということに気づくことができるはずです。

 

これが何を意味するか。それは、1問のミスがより命取りになる、ということです!!!

 

ある大学の入試問題を考えてみましょう。1冊のテストのなかでも大問1の(1)と大問4の(3)はレベルが大きく違いますよね。

8割以上の受験生が解けている基礎的な問題もあれば、合格者のなかでも解けていない人がいるような応用問題もあります。

 

合格を分けるのは、基礎問題の出来といっても過言ではありません。

 

応用問題は、合格者でも解けていない人もいるので、ここで差がつきにくいんです。

しかし基礎問題は多くの人が正解する問題。そんな問題でミスをしてしまうと・・・あとは言わなくてもわかりますよね。

 

この2回のブログにて一番伝えたかったこと、それは、入試難易度が上がったからこそ基礎固めは重要。基礎問題を完璧にできることが合格への必須条件ということです。

 

いかがでしたでしょうか?

武田塾では、個人、志望大学に合わせた自学自習による最速の勉強法を管理しており、個別のカリキュラム作成を行っております。現在の実力、志望校、1日の勉強量、入試までの日数…など、さまざまな要素を考慮して、最適なカリキュラムを作成し、学習を行っていきます。

 

もちろん、基礎をおろそかにすることはありません。というよりむしろ、基礎が定着するまでは応用問題に一切触れさせません。

 

このように、細部にわたるまで勉強法を指導できるからこそ、自ら勉強する事による成績アップが実現できます!!!

皆様武田塾、自分を信じて一度受験相談までお越し下さいませ!!

 

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