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文系受験生の場合
文系で数学を勉強している受験生は「国公立志望」と「私立志望者で数学選択」の2つに分類されます。
まず、どのタイプの受験生にも言えることは夏は基礎の定着をするようにしましょう。
特に、三角関数や微分・積分といった数学Ⅱ・Bは苦手としている受験生が多く、よく出る分野であるため、問題を見ただけで解法がすぐ思いつくまで演習を行うようにしましょう。
次に、国公立志望の場合は共通テストにおいて合計点で6割以上の得点をとることができなければ、受験できる大学がかなり限られてしまいます。
そのため、共通テスト形式の模試で最低でも5割以上の得点をとれるように、計画を立てて勉強するようにしましょう。
また、共通テストは時間が短いので、「時間がなくて最後まで行きつかなかった」といったことを起こさないように、時間配分を前もって決めとくようにしましょう。
そして、数学選択の私立志望の場合は数学の得点次第では社会選択者よりも有利になることがあります。しかし、社会とは違い、安定した点数を取ることが難しく、秋以降に社会選択に変更しようと考える受験生が一定程度存在します。
しかし、秋以降の教科変更は大変危険であり、合格率を下げてしまう恐れがあります。
そのため、志望している大学の過去問を研究し、問題の傾向に対応できるように基礎を固めるようにしましょう。
理系受験生の場合
理系受験生で夏のうちにやっておくべきことは数Ⅲです。
多くの受験生は夏の時点で数Ⅲが終わっていない状態です。しかし、学校のペースでは数Ⅲは10~11月ごろに終わる場合が多く、数Ⅲの勉強に十分な時間がかけられないまま受験に突入することが多いです。
そのため、この夏には数Ⅲの復習をきちんと行い、十分な演習を積むようにしましょう。
また、極限はこの後に来る微分・積分に直結しており、基本的に数Ⅲの問題は極限~積分までの問題がほとんどです。
そのため、極限はこの夏のうちに徹底的に復習し、余裕がある人はこの後の微分・積分も演習するようにしましょう。
そして、国公立志望の受験生は共通テストにおいて数学は得点源であるため、過去問やマーク式問題集で演習を行い、7割以上の得点が獲得できることをを目指すようにしましょう。
最後に
この時期になると多くの人が部活動を引退し、本格的に受験勉強をスタートする受験生が増えてきます。しかし、学校が夏休みでなくなり、生活リズムが崩れてしまう受験生が大量に発生し、勉強が図らないことがよくあります。
ですが、夏は受験の天王山であり、夏を制するものは受験を制すると言われてます。そのため、図書館や塾の自主室などといった誘惑が少ない場所で勉強するようにしましょう!
また、秋以降になると、模試の点数が思っているよりも上がらず、不安に思う受験生が多くいると思います。
しかし、勉強の成果が発揮されるのは3ヶ月後であり、夏休みの勉強の成果は11月ごろに徐々に発揮されます。
そのため、もし秋以降に成績が上がらない場合でも、難易度が高い問題集や参考書をむやみに使うのではなく、夏休みで行った勉強を信じて、地道に勉強を継続するようにしましょう!
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