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単語レベルでおぼえる
世界史の学習は固有名を理解しない事にははじまりません。学校によって進度は異なると思いますが、多くの高校は学習指導要領にのっとって学習が進んでいる場合、どこの高校もおおよそ三年生の10~11月に、全ての範囲の履修が終わるケースが多いです。
歴史はどうしても前の時代や近くの地域に影響され、場合によっては古代の思考法が失われたのち再発見される場合もあるように、全ての出来事が複雑に絡み合っています。そのため、完全に歴史の流れや地域ごとの歴史を把握するためには、全範囲の学習を完了させなければいけません。
なのでまずは、全体把握はひとまず置いておいて、教科書レベルの歴史区分ごとに覚えなければならない取りこぼしが無いかチェックしましょう。
この際に使う参考書は、一問一答系がおすすすめですが、教科書でも構いません。教科書を使う場合は、太字や文化史のコラムを確認し、覚えていなかったものはチェックしてまとめておきましょう。
記述式の参考書を使う
これは国公立志望者など、記述式の受験科目を使う人に向けての内容がほとんどです。今余裕があまりなく、マーク式しか使わない人は読み飛ばしてください。
世界史は海外に視野を向けている性質上、あまり筆記の練習をしなくてもたいていの場合は点が取れます。しかし東アジア史は別です。世界史学習者は当然既知であると思いますが、近代にいたるまで東アジアは中国を中心とした文化を形成していました。そのため、日本語には存在しない漢字迄用いる固有名詞が大量に存在します。中国史に自身がある人も一度古代から記述問題を解いてみてください。案外書けないはずです。
ですから、今の内から自分のレベルや志望大学のレベルに合わせて、記述式や書き込み式の問題集を解いて、間違えた名詞を三回程度練習しましょう。
中には単語だけ漢字練習のように何度も練習する方がいますが、基本は問題演習の中で最低限の練習を繰り返すのをおすすめします。漢字が書けてもどこでつかえばいいかわからないからです。問題演習の後で解説を確認し、復習をするなかで覚える方がより効率的です。
模試を有効活用する
最後になりますが、世界史は予習よりも復習が重要な教科です。時間をかけるというより、実際に問題を解いて、足りないところを補完することに力を入れましょう。現役生であれば、先生から模試の過去問をいただくのもひとつかもしれませんね。
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