どうも、武田塾垂水校 教務担当です。
今回はこの春に高校3年生になる方に向けて、受験勉強をやる上でやってはいけない事について書いていきたいと思います。
その1. 計画を立てることに時間を費やし過ぎる
1つ目は、「学習計画に時間を費やし過ぎる」です。
受験勉強において、各教科毎に到達すべきレベルを定めて逆算することは必須です。そのため、学習計画を立てることは効率的な学習を進める上で重要となります。
ですが、いくら大切だと言ってもそればっかりに時間を掛けていたのでは、本来の目的である「勉強する」ということが疎かになってしまいます。ですから、計画に割く時間も程々にしなければなりません。
まず、この時期にやるべきは大まかな計画を立てることです。具体的には以下のような事です。
①志望大学・学部を決める
興味のある大学の資料請求をして、合格できるだろう 大学・学部 ではなく、行きたい 大学・学部 を見つけて下さい。
②共通テスト・個別試験の科目、配点、合格最低点 を把握する
何を重点的に勉強しなければならないのかを理解して下さい。
③共通テスト・個別試験の難易度を把握する
一度、過去問を通読して下さい。今の自分の成績とのギャップを理解するのが目的です。
④各科目の最初に使う教材を決める
自分のレベルにあった教材を選んで下さい。いきなり身の丈に合っていない難しいものを使用するのは、結果として非効率になります。
以上の4点を時間を掛け過ぎずに実行してください。①は時間が掛かるかもしれませんが、最初は「何となくこの大学・学部に行きたい」という気持ちで大丈夫です。勉強をする中で、その大学に行きたい気持ちが強くなったり、本当に行きたい大学が見えてきたりします。
重要なことは「完璧を追い求めない」ことです。100パーセントの確信を持って行きたいと思える大学を決めることに時間を費やして勉強時間を減らす人と、何となく行きたい大学に向けて勉強を早くから開始する人では、後者の方が上手くいく場合が多いです。
その2. 勉強方法を変えまくる
2つ目は、「いろんな勉強方法を試して、一向に自分のやり方を確立しない」です。
ネットには様々な「効率的な勉強方法」の情報があふれています。それらの多くは科学的根拠のあるものです。
ですが、それらの方法を新たに試すことを、勉強をしない言い訳に使ってしまう場合があると思います。また、「自分はこの勉強方法を実践していなかったから」とか「自分はこの研究における、勉強効率の悪いグループと同じ方法を実践していたから」とか、自分が勉強を継続できない理由付けにしてしまうこともあるでしょう。
勉強方法を改善すること自体は良いことですが、受験生がすべきことの主たるものは「勉強という行動」です。勉強するための知識をかき集めることではありません。そうした知識は、勉強を実際にする中で自分で確立した勉強方法を修正するヒント程度に考えなければいけません。勉強を実際にしていないのに、勉強方法の知識だけをやたらと付けても、無駄で非効率になってしまいます。今すぐ実際に勉強を開始しましょう。サプリメントはメインディッシュにはなりません。
その3. 習慣化しない
3つ目は、「勉強をしない日を設ける」です。
習慣化された行動は、比較的楽にできるものです。逆に、習慣となっていない行動には苦痛が伴います。
勉強という行動も例外ではありません。勉強しない日を設けてしまうと、勉強しない事が習慣と化してしまう危険が生じます。
重要なことは、「少しでもいいから勉強を毎日する」ことです。どんなにやる気がなくても、運動会があっても、部活動の試合があっても、教科書1ページだけでも読みましょう。
習慣の力は恐ろしいです。と同時に驚異的です。
以上、3つの失敗をしないように気を付けて、勉強してみて下さい。行動あるのみです。
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