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早稲田大学理工学部を徹底解説!オープンキャンパスに行く前に見て!

みなさん、こんにちは!

 

大学受験予備校・武田塾多摩センター校で講師を担当しているOです。

 

今日は早稲田大学理工学部について紹介していきたいと思います。

 

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(写真は早稲田大学理工学術院HPから引用:https://www.waseda.jp/fsci/)

 

そもそも早稲田大学ってどんな大学?

早稲田大学は主に

早稲田キャンパス(政治経済学部、商学部、社会科学部、国際教養学部、法学部、教育学部(文理両方))

戸山キャンパス(文学部、文化構想学部)

西早稲田キャンパス(基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部)

所沢キャンパス(人間科学部、スポーツ科学部)

の4つのキャンパスにわかれています。(実は他にも4つありますが、ここでは割愛します。)

 

早稲田キャンパスが本大学のメインキャンパスとなっており、かの大隈重信先生の銅像もそちらにあります。

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(夜の大隈先生が神々しい...)

 

本大学は首都圏にある私立大学で、うち3つのキャンパスが新宿区という都心に位置しており、利便性が高いです。また、都心にあるにもかかわらず、キャンパスもなかなか広く、建物も非常にきれいです。

 

特徴としては、人があまりにも多いという点です。2019年4月入学者は文系理系合わせて約8800人だそうです。そして、文系学生もいて理系学生もいるという点だけでなく、さまざまな地方から学生が進学しており、さらに留学生も多いという点で、多種多様な人と関わることができます。

 

また、早稲田周辺ではラーメン屋、油そば屋が充実しており、麺類好きにはたまらない場所であることは間違いないです(笑)

 

早稲田大学理工学部について

早稲田大学にも理工学部(基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部)が設置されています。理工学部生の通う西早稲田キャンパスは、JR山手線、地下鉄東西線、西武新宿線「高田馬場駅」から徒歩10分、地下鉄副都心線「西早稲田駅」から徒歩0分(キャンパス内に駅の出入り口があります)の場所にあります。

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メインキャンパスとは違ってこちら西早稲田キャンパスは非常に無機質な色合いをした建物が並んでいることが特徴的です。

また、キャンパス内にはこんな場所も.......

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見た目工場ですよね。西早稲田キャンパスは"工場"だったり"大久保工科大学"なんて言われたりもします。悲しいですね...

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うって変わってこちらはラウンジです。ラウンジは結構きれいで、みんなで談笑したり、課題をやったり、食事をしたりするのに最適な場所です。

 

早稲田の理工学部って意外と複雑...?

早慶の理工学部を志望する人が、「慶應は理工学部で1種類しかないのに、早稲田は3種類もあってよくわからない...」と言うのをよく耳にします。確かに種類が多くて何が違うのかよくわからない人が多いと思うので、まずはそれぞれの学部について簡単に紹介していこうと思います。

 

 

基幹理工学部(School of Fundamental Science and Engineering)

基幹理工学部では、1年生は主に3つの学系にわかれており、2年生からそれぞれ希望の学科に進級します。

 

学系Ⅰ  (数学科、応用数理学科)

学系Ⅱ  (応用数理学科、機械科学・航空学科、電子物理システム学科、情報理工学科、情報通信学科)

学系Ⅲ (情報理工学科、情報通信学科、表現工学科)

 

学系Ⅰは数学系、学系Ⅲは情報系、学系Ⅱはその他さまざまな分野、といったイメージで差支えないです。

 

 

創造理工学部(School of Creative Science and Engineering)

創造理工学部では建築系、経営系、機械系に分類できる、以下の計5つの学科にわかれています。

 

建築学科 (建築系の技術が学べる。早稲田の中で一番忙しい。とにかくめちゃめちゃ忙しい。)

経営システム学科,社会環境工学科,環境資源工学科 (文系との複合領域を扱う学科。不動産金融業界など、文系就職する学生が他の学科に比べて多いのが特徴。)

総合機械工学科 (バリバリの工学科。。早稲田の中で二番目に忙しい。とにかくめちゃ忙しい。)

 

基幹理工学部の機械科学・航空学科と創造理工学部の総合機械工学科の違いを詳しく解説してくださっているサイトのリンクがこちら:https://tlo-olb.hatenablog.com/entry/2019/01/19/220500

 

 

先進理工学部(School of Advanced Science and Engineering)

先進理工学部では物理系、化学系、生命系に分類できる、以下の計7つの学科にわかれています。

 

物理学科,応用物理学科 (学科関係なく専攻、研究室を選べるのが特徴的)

化学・生命化学科,応用化学科 (学科の移動は不可。応用化学科は早稲田で3番目に忙しい。とにかく忙しい。)

生命医科学科 (医療機器の研究。医学工学など分野横断型の研究が可能。)

電気・情報生命工学科 (遺伝子、電子などのナノレベルの研究をする。)

 

 

基幹理工学部

ここで、僕が所属している基幹理工学部について、さらに詳しく見ていきましょう!

 

基幹理工学部特有の進級振り分け制度について

他の理工学部とは違い、基幹理工学部には進級振り分け制度(以下、進振り)というものがあります。

1年生では教養科目的に必修科目が統一されていて、2年生から希望の専攻に進みます。

 

僕みたいに大学受験の時には将来の夢があまりはっきりしなかった人が、1年かけてじっくりと専攻について考えることができる点ではメリットになります。さらに、1年の必修科目で様々な分野の勉強をすることになるので、勉強を通じて自分のやりたい事を決めることができるという点で、進んだ学科においてのミスマッチを防ぐことができます。

 

ただし、進振りでは、ある学科の募集人数に希望人数が上回った場合、成績上位者から順にその学科に振り分けられていくので、しっかり勉強しておかないと希望の学科に行けない、という事態が起きる点ではリスクがあります。特に、情報系は最近人気が急上昇しており、学系Ⅱからそこに進むにはかなり良い成績をとる必要があり、正直に言うと、そこに行くためには相当勉強する必要があります...

 

しかし、早稲田理工の難易度帯の他の大学も進振り制度をとっているところが多いので、そこに関しては他大理工学部と差別化があまり図れないかもしれません。しかし、早稲田理工の進振りは東大ほどではないですが、東工大よりは幅が広い印象があります。また、とても良い成績をとった場合にのみ、文系学部などに転部することもできます。

 

勉強内容について

基幹理工学部では科目が主に4つに分類されています。

A群:複合領域科目、外国語科目(文系教科)

B群:数学、物理、化学、プログラミング言語、理工学基礎実験

C群:専門科目

D群:自主挑戦科目(教養、体育)

 

ここで、基幹理工学部1年の僕の春学期の時間割を大公開します!こちらです!

 

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青が必修科目、ピンクが選択科目です。

見てもらった通り、数学の授業数がかなり多いです。また、理工学基礎実験では様々な実験を一日かけて行います。春学期では、電磁誘導、エレキギターで弦の振動の観察、ナイロンの合成などをやりました。正直割と大変です...笑

また、土曜日の理工文化論はD群の自主挑戦科目なのですが、理工学の分野のエキスパートの先生(三菱重工の重役の方、NHKの副所長、茨城大学長、早稲田大学名誉教授など)に講義していただいて、200~300人の学生が大教室でそれを受けます。

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(上の写真は理工文化論の授業の様子です。)

 

早稲田大学基幹理工学部に入って思ったこと

入ってよかったなと思うことは何ですかと聞かれたら、やはり真っ先に進振りが頭に浮かびます。これは人によりけりなのですが、僕みたいに大学受験時点で理工学部とは決めていても、学科レベルまで決められない人にとっては、大学に入ってから基礎学問に触れながらじっくり選ぶことができて、学科選択のミスマッチを防ぐことが出来るという点で、進振りはすごく良いと思います。

これは僕の話になるのですが、この記事を書いてる日のつい先日ほどに、行きたい学科(応用数理学科)を決めることができました。決め手としては、やはり数学が好きだということ、そして基礎実験を実際にやってみて、物理化学に魅力を全く感じなかったということが大きくあげられます。このように、実際に学問に触れてから学科を決めることができるということは大きい利点だと思います。

また、建物はかなりきれいだと思います。

 

入って不満に思ったこととしては...

まず人が多すぎるので、国公立大学のような落ち着きのある雰囲気は求めない方がいいです。僕はあまり居心地がいい印象をもった記憶がないので、勉強するためだけの場所として割り切った方がいいでしょう。

また、1クラスの人数が高校とは段違いに多いうえ、高校とは違って、毎朝登校したら隣りの席には同じ人がいて、その人と仲良くなるみたいなことができないので、友達作りに苦手意識がある人にとっては若干居づらく感じることもあるかもしれないです。

授業に関しても、先生の当たりはずれで成績の取りやすさが大きく変わるということも欠点としてあげられます。これの何が悪いかというと、進振りに大きく影響する場合があるということです。良い成績を取る必要があるこの進振りというシステムで、良い成績が取りづらいという事態は足かせでしかありません。これに関しては本当に運ゲーなので、自分たちではどうすることもできません...

 

 

また、通学時間は短いに越したことはないということも思い知らされました。

皆さんは進学先を決める際に通学時間を考慮したことはあるでしょうか?考慮したことがあることはあっても、あまり気にしてなかった人も多いと思います。

理工学部はやはり他の学部と比較してコマ数がかなり多いので、サークルやバイトにかけられる時間が文系学生よりは少なくなってしまいます。

にもかかわらず、貴重な一日の時間を通学時間に割けばその分やりたいことができないのは本当に辛いです。また、朝の電車は単純に疲れるので、通学時間が長いほど体力はもっていかれます。

僕は通学時間がおよそ1時間半かかるので、寮生活の人と比べてかなり私生活が縛られている感触を受けます。やはり通学時間は短い方が良いです。

 

まとめ

早稲田大学はネームバリューや研究力、学生のレベルなどに関しては申し分ないので、自主的に行動できる人には非常にオススメできる大学です。この記事を読んで早稲田大学理工学部に興味を持ってもらえたら非常に嬉しいです!

大学受験で皆さんが見事栄冠を勝ち取ることを心から願っています!

 

この記事を最後まで読んでくれてありがとう!

 

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