こんにちは。講師の鈴木です。
今回は、僕個人が感じる、
どこの受験本にも載っていないと思われることを伝えたいと思います。
それは、極端に言うと
「早稲田の先進理工に入りたいなら、早稲田を第一志望にするな」
です。
以下、その話を説明していきたいと思います。
京都大学へ逆転合格した生徒の勉強法↓
【物理基礎5点の生徒が爆上がりした参考書とは！？】
【京都大学法学部合格☆理系赤点危機からの逆転合格！K.Hさんの合格体験記】
早稲田大学の理工学部は三つあります。
学部学科によって、偏差値に多少ばらつきがありますが
どこも最難関私立大と呼ぶにふさわしい偏差値です。
よって、今回の話は理工三学部どこでもおおよそ共通すると思います。
まず、合格者最低点から見てみましょう。
2016年度の先進理工学部に限ってみると、以下のようになります。
（満点360点）
物理学科 192点
応用物理学科 177点
化学・生命化学科 180点
応用化学科 184点
生命医科学科 183点
電気情報生命工学科 170点
ほぼ五割がボーダーですが、この点数は補欠合格者も含めた最低点なので、
この点数ギリギリだと厳しいと思います。
合格者数は2016年度先進理工学部の場合、以下のようになります。
物理学科 213人 （30）
応用物理学科 186人 （55）
化学・生命化学科 144人 （35）
応用化学科 407人 （75）
生命医科学科 212人 (35)
電気情報生命工学科 182人 （75）
（）内の数字は、募集人数を表します。
募集人員に対して、合格者数が圧倒的に多いことがわかります。
さらに、補欠合格者に関しては、どの学科も30人～100人ほど取っていますが、
繰り上げ合格者の人数はどの学科も0人です。
この事から見えてくることがあります。
・合格者最低点を目安にしてはいけない。
例えば、生命医科学科の場合、合格者数が212人に対し、
補欠合格者は95人います。
要するに、合格者最低点をギリギリで超えても、
補欠合格の範囲内である可能性が十分にあります。
・学科によっては早稲田を目標にしない方が良いかも。
例えば、物理学科は募集人数が30人に対して、213人もの合格者を出しています。
つまり、早稲田に入らない180人近くは、
東大や京大などの国立、もしくは慶應などの私大に流れます。
言いたい事は、早稲田に入学する30人のほぼすべては、
東大や京大を第一志望にして、落ちてしまった人です。
僕が早稲田に入学した時、学科に早稲田が第一志望の人は一人もいませんでした。
他の学科の詳しい事情は分かりませんが、
そこまで大きくは変わらないと思います。
これはたぶんあまり知られていないので、
受ける大学、学部、学科を決めるときの目安にしてみてください。
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