こんにちは、武田塾高田馬場校です。
緊急事態宣言も延長され、何事も自粛ムードのこの頃。
自宅学習者が増えたことで以前に増して「家だと集中して勉強できない」という生徒の声を耳にします。
スマホをつい触ってしまう、ベッドが近いなど理由はそれぞれですが、
「家族が気になってしまう」という受験生も少なくないようです。
これは保護者の皆さんも同じで、受験生が家にいると何かと気を遣ってしまいますよね。
勉強の話はおろか、些細な話題すら親子喧嘩の火種になりかねません...
今回の記事では、受験生のお子さんを持つ保護者の皆さまに向けて、
言ってはいけないNGワード3選と、やる気を自然と高める3つのテクニックをお教えします!
受験生はいっぱいいっぱい!
まずはじめにご理解いただきたいのは、受験生はストレスの中自分の進路のために戦っているという事です。
できない自分への苛立ち、ライバルとの差が開く焦り、迫りくる受験のプレッシャー、
これらを背負って机に向かっているのが受験生です。
そのため、ストレスが爆発して家族に対してきつい言い方をしてしまうこともしばしば...
「今はいっぱいいっぱいなんだな」と温かく見守ってあげることが大切だと思います。
どうかやさしく受け止めてあげて下さい。
それではNGワード2選を見ていきましょう。
NGワード①「あんた、ちゃんと勉強してるんでしょうね」
保護者の方がついつい口にしてしまうこの言葉、実はとても危険なんです。
お子さんの目線になって考えてみましょう。
集中して勉強しているときに「ちゃんと勉強してるんでしょうね」といわれると、水を差されたようで嫌な気持ちになってしまいます。
この言葉がストレスになって集中が途切れてしまうこともあります。
一方で、サボっているときに、この言葉をかけられるとどうでしょうか。
はじめのうちは勉強しようとなるかもしれません。
しかし、これが何回も続くと...
「気が緩んでも親が注意してくれるから大丈夫」
このように、自分のやる気を親に委ねてしまう可能性があります。
更には、「親が注意してきたら勉強しよう」と転じてしまう場合も...
受験勉強は他人に言われたからするものではなく、自分を律して机に向かうものです。
いつまでも小学生のように「やりなさい」と指示するのは子どもが自律するチャンスを奪ってしまうので要注意です。
NGワード②「頑張って」「応援してる」「大丈夫!」
これら励ましの言葉も、受験生にとってはマイナスに働いてしまうことがあります...
受験生は自分の将来を背負って勉強しています。
ただでさえ重圧がかかっているのに、その上親の期待まで乗っかれば押しつぶされてしまうかもしれません。
ふだん口にしないかもしれませんが、こどもたちは保護者に感謝と申し訳なさを感じています。
特に学費や塾代、受験料といった金銭面のサポートはまったくもって頭が上がりません。
一番の恩人である親だからこそ「がんばれ」の重みが増してしまうのです。
特に、受験当日の朝は要注意です。
極度の緊張の中かけられる「がんばってね」はクリティカルヒットです。
その時は「行ってらっしゃい」とやさしく声をかけてあげてください♪
次に、受験生のやる気を引き出す3つのテクニックを見ていきましょう!
やる気を引き出すテクニック① 勉強について口を出さない
これは無関心になるということではありません。
「大人扱い」するということです。
勉強内容については保護者が口出ししなくても大丈夫です。
子どもを信じて「大人扱い」してあげてください。
できない部分は本人が一番理解しているものです。
自分を律して戦うしかありません。でもその先に成長があるのです。
もしかすると、受験生本人も親にだけは相談したくない、と思っているかもしれません。
それに大抵の場合、学校や塾の先生には素直に相談しているので安心してください。
やる気を引き出すテクニック② 「こんなのあったよ」
そうはいっても多少は気になってしまうのが親心。
その時は、志望校のオープンキャンパスの情報や、受験情報、模試の案内など、
勉強のアドバイスではなく、受験のためになるサポートはとても嬉しいです。
心が折れそうなときに受験生の支えになるのは、志望校へのモチベーションだと思います。
「○○大学に行って何がしたい?」や「○○大学、こんなことしてるみたい」と将来の期待が膨らむような会話をしてみるのもいいでしょう。
やる気を引き出すテクニック③ 「頑張ったね」
「頑張れ」「応援してる」
先ほども取り上げたように、これら応援の言葉は時としてプレッシャーにもなってしまいます。
それよりも大切なのは、成績が伸びた時、模試の結果が良かった時、
子どもたちの努力に対して「頑張ったね」と心から喜んであげることだと思います。
誰しも頑張ったことを褒められるのは嬉しいものです。
その言葉一つで、見てくれてるんだという安心感にもつながります。
終わりに
いかがでしたか?
保護者にとっては何気ない言葉が、お子さんのプレッシャーになっているかもしれません...
干渉しすぎは逆効果なんです...
大学受験は子どもが大人になるための試練の一つです。
これからだんだんと自分の力で将来を進んでいけるように、ちょっとだけ補助輪を外してあげて下さい。
特に言葉は無くても、見守ってくれている保護者の存在は、きっと心強く感じているはずです!
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