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【古文攻略】みんな苦手な和歌の攻略法教えます!!

こんにちは武田塾高田馬場校講師Kです。

秋も深まる10月。秋というと月見に紅葉狩り、風情あるイベントが目白押しですね!

そんな趣深いこの季節、皆さんもついつい和歌を詠みたくなってしまうのではないでしょうか笑

ということで、

今回は古文の難所「和歌」についてお話していきます!!

和歌

和歌とは古くから歌い継がれてきた日本独自のリズミカルな詩のことです。

なかでも「57577」のリズムで詠まれる三十一文字の和歌は百人一首でも知られ広く親しまれています。

しかし!!!

受験の古文となると、そんな親しむどころではないのが「和歌」です...

省略の多さと複雑な技法から、苦手意識を持つ受験生も多いのではないでしょうか。

今回はそんな複雑怪奇な和歌の内容を理解する4つのテクニックを紹介します!!

 

テクニック1 5/7/5/7/7で区切るべし

和歌が訳しにくい原因として省略が多い事があげられます。

そのため全体を読んで意味を理解しようとするとなんのことかわからなくなってしまうのです。

和歌を見たらまずは、5/7/5/7/7の節で区切ってください

そして、部分的に訳していく事で混乱を避けることができます。

 

例えば、次の和歌を見てみましょう。

「あしひきの山ほととぎす里なれてたそかれどきに名乗りすらしも」

↓↓↓区切る

あしひきの / 山ほととぎす / 里なれて / たそかれどきに / 名乗りすらしも

↓↓↓区切ったパーツをそのまま訳す

??? / 山のホトトギス / 里に慣れて / 夕暮れ時に / 名乗るだろうよ

 

どうでしょうか?これだけでもなんとなく意味が分かる部分がありますよね!

この時大切なのはわからない箇所はそのまま放置することです!!

その理由を次のステップで説明します。

 

テクニック2 句法を疑うべし!! 

さきほど部分的に訳した和歌

??? / 山のホトトギス / 里に慣れて / 夕暮れ時に / 名乗るだろうよ

あしひきの」がどうしても分かりませんでした。

そんな時は和歌の句法が使われていることを疑ってください。

句法というと

掛詞・枕詞・縁語・序詞・本歌取り...などがあります。

無理やり訳すとさっぱり意味がわからないもの、前後で文脈がつながらないものは、

句法が使用されている可能性が高いです。

その場合、大抵は傍線が引かれ設問で問われるので選択肢を参考にしたら大丈夫です。

また、問題にもされていない場合、意味を理解するうえでは無視しても差し障りないのでスルーしちゃいましょう!

ちなみに例の「あしひきの」は山につながる枕詞でした!和歌の意味には関係ないのでスルーです!

 

テクニック3 本文に関連させるべし

和歌はドラマでいうところの主題歌です。

心温まるホームドラマにゴリゴリのヘビメタは違いますよね?

それと同じで物語の中で詠まれた和歌は必ずそのストーリーとリンクする部分があります!

和歌の中で使用された言葉に似たような言い回しはないか、部分的な訳と共通する話はないかを探してみて下さい。本文の内容に関連付けることで和歌の理解がしやすくなります!!

 

テクニック4 和歌を楽しもう!!

現代人は何か素敵なものを見ると写真を撮って誰かと共有しますよね。

昔の人たちにとってその代わりをしていたのが和歌でした。

感動したことを和歌にすることで、誰かに共有していく、

巧い和歌にはそれだけたくさんの「いいね」がつけられて、現代にまで伝わってきたわけです。

こう考えると、和歌を詠む人の気持ちがわかる気がしませんか?

和歌を攻略するには楽しみながら読むのが一番です!

三十一文字の中に込められたメッセージを理解できた時、あなたもきっと和歌が好きになるはずです!!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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