こんにちは。講師のKです。
現在早稲田大学教育学部の二年生です。
今日は私の経験を元に早慶レベルの勉強の話をしたいと思います。

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秋からでも狙えるのです

さて受験生の皆さんは現在さまざまな状況にあると思います。

私自身は高校三年生の夏の段階では、多少勉強はしているものの受験校もはっきり決めていない状況で、
結局センターでしか使わなかった数学の勉強に一番時間を割いていました。
他の教科はセンターの科目も含めて学校の勉強をさらっている程度で、
結局志望校を早稲田大学に決めたのは12月くらいでした。
志望校のための勉強は実質一ヶ月ほどしかしていませんがかなり余裕を持って合格できました。

つまり、早慶でも、学部によっては秋からの勉強でも十分合格できます!!

 

その為には条件があります

ただしここには重大な条件があります。
ちゃんとした戦略を立てているかです。

正直なところたとえば慶応の法学部の英語には悪問が多かったり、
辞退する受験生の数の差が大きかったりと運で合否が別れてしまうことも少なくないですが、
下位~中位の学部であればしっかりと準備をしておくことで割りと安心して合格することができます。

とはいっても、やはり早慶の入試問題はどの学部でも難しいです。
歴史では重箱の隅をつつくような問題があり、
国語は慣れていないと選択肢に振り回され、
英語は学部によって求められる能力がだいぶ異なっています。
一年くらい時間があるのであれば話は別ですが、
秋くらいから本腰を入れる受験生はその全てを身につけていくのは不可能でしょう。
ですから今回は短期間で早慶に合格したいと思っている方にアドバイスしたいと思います。

戦略1:問題の相性

どうしても入りたい学部がある場合はそこを志望校にしていけばよいですが、
まだ将来何をやりたいか全然わからない、
興味があることが多すぎる/ない、
という具合に迷っている人はまずいろいろな学部の入試問題を一通り見るか解いてみましょう。

早稲田の場合は英語>国語>選択、
慶応なら英語>選択>小論文、の順で重視します。
これは試験のときに得点を稼がねばいけない順です。 
一通り見たらとき易そうな学部を志望しましょう。問題の相性は大事です。

戦略2:勉強の優先順位

英語>国語>選択、
あるいは英語>選択>小論文、の優先順位で勉強時間を割きましょう。
特に英語はどの学部においても一番の得点源になるので特に重視しましょう。

戦略3(各教科について)

基本的には過去問を使います。
それに準じて必要な能力に合わせて問題集を徹底的にやりこんでいきます。

英語

英語は一番努力が反映されやすい科目です。
また、下位~中位学部の英語はmarchレベルに毛が生えたようなものです。
よほど苦手でない限り満点を目指して勉強しましょう。

英語の勉強の基礎は英単語です。これは一冊の単語帳を全て覚えきりましょう。
英単語はほかの勉強と違って教えてもらう必要もないし、
いつでも暇な時間は見て確認するようにしましょう。
(数ヶ月で受かるにはかなりハイペースで覚える必要あり)
具合が悪かったり気分が乗らなくても英単語だけは目を通しましょう。

選択科目

私は日本史でしたので歴史について。
早慶の歴史は基本的な問題とクレイジーな問題がありますが、
基本的な問題をどれだけ落とさないかが大事です。
教科書中心にド忘れなどをしないように基礎を徹底しましょう。

国語

早稲田の国語はかなり癖があるものは多いです。
赤本に書いてあるアドバイスをよく読んでください。

 

最後に

最後に入試対策の基本は過去問です。
過去問の出来に応じてその他の教材を使っていきます。
早慶クラスなら一冊で十分なので一冊決めて徹底的に何周もしましょう。
過去問のやりすぎはかえってよくありません。
過去問の結果から足りてない部分を補う事が重要になります。