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【日本史勉強法】流れを掴む!日露戦争〜第一次世界大戦

こんにちは!

武田塾洲本校(淡路島)講師の三村です。

 

 

寒い日が続いていますが、陽が当たる所は温かく散歩すると気持ちがいいです。

コロナウイルスの感染対策を万全にすることはもちろん、体調管理には十分気をつけましょう!

 

 

さて、今日は日本史の勉強法について書いてみたいと思います。

日本史といえば、  

 

 

・暗記ばかりでつまらない

・登場人物が多すぎてわかりにくい。

・将来役に立たない。そもそもなぜ学ぶのかが分からない。

 

 

というイメージを持っている人がいるかもしれませんが、

そのイメージを払拭する為に、このブログでは歴史の一部分を例に日本史の勉強方法について書いています。

 

確かに受験日本史は、知識の暗記がかなり重要な地位を占めていることは間違いありません。

しかし、流れを押さえることで確実に知識を暗記しやすくなります。

 

日本史は過去を生きた日本人からの手紙です。

そこには涙あり感動ありのストーリーが詰まっています。

是非楽しみながら日本史の勉強をしてみましょう!

 

 

<今日のテーマ>

1.日本史勉強のコツは流れの大枠を掴むこと。

2.具体例『日露戦争〜第一次世界大戦』

3.まとめ

 

1.日本史勉強のコツは流れの大枠を掴むこと

これまでのブログでも書いていますが、

歴史を勉強する時のコツは流れの大枠を掴むことです。

 

 

すなわちストーリーで理解し、暗記しようという考えです。

この勉強法を身につけることができれば、他の教科でも生かすことができますよ!

 

 

しかも日本史は、多くの人間ドラマが詰まっています。

覚えにくい文化についても、その時代の歴史背景を考えれば自然と理解できます。

 

過去を生きた日本人が、

 

どのような想いで日本という国を作り、守ってきたのか、そして文化をどう発展させてきたのか。

 

今を生きる私たちに何を伝えようとしているのか。

 

そんなことを考えながら日本史の勉強をするだけでも、かなり価値のある時間になると思います。

是非最後まで読んでくださいね!

 

2.具体例 『日露戦争〜第一次世界大戦』

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では、1つの具体例として日露戦争〜第一次世界大戦の流れを書きたいと思います。

流れの大枠は以下の通りです。

 

1−1.日清戦争で勝利した日本は、遼東半島を譲り受ける。

1−2.三国(露・独・仏)干渉により、遼東半島を清に変換。

1−3.日本が返還した遼東半島の旅順と大連を、ロシアが清から租借。遼東半島は戦略上重要だった為、日本とロシアの間に緊張が走る。

 

2−1.義和団事件発生。=清の義和団が外国人排斥を訴え、北京にある各国の公使館を包囲した事件。 ➡︎ 日・露・英など8ヵ国で反乱を鎮圧。

2−2.義和団事件鎮圧後、各国軍は撤退したが、南下政策を進めるロシアは朝鮮に隣接する満州に軍を留める。 ➡︎ 朝鮮半島が生命線の日本にとって一大事。

 

3−1.ロシアに対抗するため、日本はイギリスと同盟を結ぶ。=日英同盟。

3−2.日露戦争勃発

3−3.日本勝利。陸戦で活躍したのは乃木希典、海戦で活躍したのは東郷平八郎

3−4.ポーツマス条約が結ばれる。賠償金を得ることはできず。

3−5.多額の借金があったにも関わらず、賠償金を得ることができなかった国に対して、一部は不満を爆発させ、日比谷公園周辺で暴動を起こす。=日比谷焼打事件

 

4−1.日本に敗れたロシアはアジア進出を断念し、ヨーロッパへの進出を図る。

4−2.ドイツが力をつけて、オーストリアやイタリアと三国同盟を結ぶ。

4−3.三国同盟に危機感を抱いたイギリスは、敵対していたロシアとフランスと三国協商を成立させる。

4−4.三国同盟と三国協商、2つの勢力を中心として、ヨーロッパ諸国は対立を深めていく。

4−5.2つの勢力にとって重要な場所「バルカン半島」において、緊張が走る。

 

5−1.サラエボ事件発生=オーストリアの皇太子夫妻がセルビア人に暗殺される事件。これをきっかけに2つの勢力はヨーロッパ全土を巻き込む戦乱へと発展。

※世界大戦はある日突然始まったわけではなく、緊張が高まっている中起きたことを知っておきましょう。これは後の支那事変(いわゆる日中戦争)でも同様のことが起きます。

 

5−2.第一次世界大戦勃発。日本は日英同盟を理由に三国協商の陣営に与してドイツに宣戦布告。ヨーロッパの地中海に日本海軍艦隊を派遣。

5−3.アメリカの参戦が決定打となり、三国協商側の勝利で終戦。

5−4.日本は本土防衛の観点から、敵国であるドイツが持っていた中国大陸における権益を我が国に引き渡すように要求 = 二十一箇条の要求(対支要求) これに反発した中国大陸は反日運動が展開=五四運動

5−5.終戦後、ベルサイユ条約が締結 = 戦争責任は敗戦国ドイツへ。ドイツは領土縮小、多額の賠償金を負うことに。

※このやり方が後の第二次世界大戦に繋がっていきます。押さえておきましょう。

 

6−1.国際協調を達成するための組織=国際連盟設立。ドイツが植民地支配していた太平洋の南洋諸島は、国際連盟から日本に委任。今のパラオはこれにあたります。

6−2.大戦の反省を受けて、国際的な協調を目指すように。アメリカの呼びかけによりワシントン会議が開かれ、軍縮(=軍を縮小すること)などについて各国が議論する場が設けられる。

 

以上が日露戦争〜第一次世界大戦後の大まかな流れです。

もちろん、所々に押さえておかなければならない用語がたくさんあります。

 

しかし、前述したようにいきなり大量の用語を覚えるのではなく、大まかな流れを理解した上で細かい用語を覚えた方がいいでしょう。

 

まとめ

今日は日露戦争〜第一次世界大戦後の流れを確認しました。

簡単に要約すると、

 

日露戦争で敗戦したロシアがヨーロッパ進出したことに加え、

ドイツが力をつけ、周りを巻き込んだ(三国同盟)ことにより、イギリスが対抗(三国協商)

緊張が高まる中、サラエボ事件が発生し、第一次世界大戦へ。

三国協商側の勝利で終え、ベルサイユ条約で戦争責任はドイツへ。これが後の第二次世界大戦の火種となる。

大戦の反省を受け、ワシントン会議で各国が軍縮を議論。

 

といった流れです。

 

我々が学ぶ歴史には必ずストーリーがあります。

つまり、背景があります。

そこを意識しながら学ぶことで、確実に流れを押さえることができます。

(ただ今回の分野は世界史よりの内容なので、少し難しかったかもしれません・・・)

 

ぜひ参考にして下さいね!

 

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