こんにちは！武田塾巣鴨校です。
10月に入り、受験生の皆さんは大学入学共通テストの出願が終わった頃かと思います。
1つ書類を提出するだけでも、相当受験生として身が引き締まったのではないでしょうか。
さて、この時期になると学校や予備校では「志望校確定のための面談」が本格化します。
受験生の皆さんは、志望校をもう固めたでしょうか？
今回は、受験生が志望校を決めるにあたって一度は直面する
「国公立大学と私立大学ってどちらの方が良いの？」
という悩みについて解説していこうと思います！
ぶっちゃけ国公立と私立、どちらが良いの？
結論から言えば、
自分の夢が叶うのであれば差を考える必要はない
という言葉に終始します。
大学それぞれに得意な分野や特色がありますが、それは国公立・私立の差ではありません。
「国公立だから」「私立だから」と考えるのではなく、「自分が何をしたいか」を考えるのが先です。
とは言えこの二者の性質には、様々な違いがあります。
ピックアップしてみましょう！
やっぱり気になる？お金の問題
私立大学へ進学することを考えたとき、やはりお金の問題が出てきてしまいます。
実際に文部科学省の調査によると、年間の授業料は
国公立：535800円（平成16年以降）
私立： 877735円（平成28年度）
となっており、年間でおよそ35万円だけ差が出ているようです。
さらに理系や医学系となると、私立の学費はさらに上がります。
特に保護者の方に出資してもらって進学する場合には、必ず一度は話し合った方が良いポイントでしょう。
研究の内容は変わるの？
国公立・私立で研究設備や内容に優劣の差は無いと言っても良いと思います。
差があるとしたらそれは国公立かどうかではなく、各大学にどのような分野の教授がいるか、
その大学がどのくらい世に影響を与える論文を出しているかということくらいです。
はっきりと「大学でこの研究がやりたい！」と決めているのであれば、
「●●教授のこの研究がやりたいから〇〇大学に行くんだ！」という考え方で
志望校を決めるのがベストです。
周りの人が私立に行くから……
実は各地域によって、国公立に進学する方が良いか、私立に進学する方が良いかという価値観が大きく違います。
先生が「私立に行った方が良い」と言うから……親に国公立に行けと言われているから……
自分の今の志望校が、実は先生方や保護者の方の考えに流されていることってありませんか？
いま一度自分の考えで、志望校について悩んでみましょう。
私立の方が入試が楽！？
受験科目を調べてみると、一般的に国公立は5教科7科目必要なのに対して、私立は3教科程度しか要らないというケースが多いです。
だからと言って私立の方が簡単に入学できるかというと、そうではありません。
教科が少ない分、その科目についてスペシャリストになる必要があります。
実際の受験勉強の労力に差はないと言っても良いです。
ただ、1つのことをとことん突き詰めることが得意であれば私立大学の入試に有利に働きますし、
幅広くまんべんなく知識を蓄えるのが得意であれば、国公立大学の入試に有利に働きます。
このことから、
国公立大学の偏差値と私立大学の偏差値は一致しない
ということに気づいた人もいるかもしれません。
科目数が異なれば、同じ偏差値であったとしても合格への難易度に差が生じます。
自分の得意と向き合うことも必要です。
まとめ
いかがでしたか？
志望校を決定するには、自分の将来の夢から考えて、それを叶えることができる大学に進むことがベストです。
将来の選択肢を広げるために、今勉強を進めていると言っても過言ではありません。
まずは自分の将来について、考えてみましょう！
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