【防衛大学校】防衛大の入試対策・面接・身体検査情報を紹介！難易度や卒業後の進路を解説！

【防衛大学校】防衛大の入試対策・面接・身体検査情報を紹介！難易度や卒業後の進路を解説！入試日程は１０月末から１１月頭、謎多き防衛大入試について合格者の体験談をもとに解説していきます！

こんにちは。
武田塾巣鴨校です。
今回はそろそろ出願の始まる防衛大学校の入試情報について解説していきます。

防衛大学校は一般の大学とは異なり、防衛省が設置した教育機関になります。
そのため、学生の身分は特別職国家公務員であり、俸給が支給されながら勉強をすることになります。
学部は理工学系統が大半を占めており、航空宇宙工学科など日本には少ない学科も設置されています。
卒業後の進路は、ほぼ全員が自衛官となり陸海空自衛隊の幹部候補生学校に進学します。
幹部候補生学校を卒業すると晴れて現場に配属されることになり
一気に８階級飛ばして三尉に任官されます。

一次試験入試対策

１次理系は英数、文系は英国が採点される

一次試験では３科目と小論文を受験することになりますが
実は一次の段階では上記の２科目しか採点されません。

残りの科目については二次試験の面接等と併せて評価されることになります。
実はどの程度の配点が課されているのかも良く分かっておらず
合格者の中にも英数はできたけど理科は全然できなかったという生徒もいるので
あまり重視はされておらず、２科目ができれば残りについては
最低ラインを越えたらOKなのかもしれません。

圧倒的に文系の方が入りづらい

防衛大の募集定員の大半が理工学であり
文系学部の募集は少ないため文理で大きな難易差があります。
理系の難易度はMARCH程度、文系は早稲田レベルを目安にしておくと良いでしょう。
ただし、女子についてはほとんど募集していないので、男子と比べて大幅に難易度が上がります。

問題は標準的な問題が多い

入試問題については標準問題がほとんどです。
特に奇をてらった問題は出題されていません。
ただし、全体として一手間かかる設問が多く、思考力を試しているものだと考えられます。

防衛大に合格するためには
基礎を完璧にし標準レベルの問題をしっかり理解したうえで解けるようにすることが大切です。
つまり、王道に勉強していけば大丈夫だということです。

二次試験対策

入学試験ではなく採用試験

防衛大の入試は入学試験ではなく防衛省の採用試験です。
つまり、二次試験対策も一般的な大学の推薦試験等の面接とは全く異なります。
採用試験である以上、あらゆる過程が選考に影響することになります。

志望度が大切

採用試験で最も重要なのは志望度です。
大学四年生で行うことになる就職活動でも同じですが
多くの企業は第一志望ではない学生には内定を出しません。
これは防衛大でも同じです。

面接で第一志望だと答えることは当たり前ですが、防衛省自衛隊についての研究
そしてなぜ一般自衛官ではなく２０代前半から重責のある
管理職となる幹部自衛官になりたいのかを明確にしないといけません。

二次試験前の説明会や面接練習に参加しよう

一次試験に合格すると地方協力本部という部署の方から連絡が来ます。
地方協力本部の方は親身に自衛隊について教えてくれたり
面接練習をしてくれるので積極的に事務所を訪問しましょう。
また、地域合同の説明会も行ったりするので情報収集のためにも参加しましょう。

志望理由をしっかり持とう　防衛省自衛隊は何をするところなのか

防衛大学校の志望理由を聞くと
それなりの割合で国際貢献や災害派遣活動がしたいからという理由の生徒がいますが
これ一本でいくのは非常に危険です。

まずは防衛省という組織が何のために設置されていて何をするところなのかを理解しましょう。
自衛隊法第３条にこのような条文があります。

第三条　自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。

このように国民が自衛隊に託している任務というのは国防であって
国際貢献活動や災害派遣は主業ではなく副業です。
つまり、国防という根幹たるミッションに尽くしていく覚悟がないのであれば
仮に合格して入学しても、思っていたものとは違うという状態になってしまうと思います。

身体検査について

身体検査は一般的なものと差ほど異なる点はありませんので特に対策は不要です。
偽っても後で自分が困るだけなので正直に臨みましょう。
時間は正味２時間程度で、面接が終了次第検査会場に行くことになります。

卒業後の進路

ほぼ全員が陸海空自衛官に任官し、各自衛隊の幹部候補生学校へ進みます。
半年から１年程度の幹部候補生学校を修了すると陸海空３尉（諸外国の少尉に相当）に昇進し
各自衛隊の幹部として活躍します。
３尉とは陸上自衛隊でいうと２０人くらいの小隊長を任される階級なので
２０代前半にして責任重大な任務になります。

その後は艦長などのさらに重大な責務を負う役職についたりと
自衛隊の中枢となって昇進していきます。
また、駐在武官として海外の大使館で勤務するケースや他省庁へ出向したりすることもあります。

「無料受験相談のお申し込みはこちらをクリック」またはお電話でご連絡ください。

New！！【新規開校】武田塾神保町校はこちら