武田塾2016年度合格実績・合格速報

【群馬大学医学部合格】得意なはずの英語に落とし穴があった

【プロフィール】

東京都北区在住/私立豊島岡女子学園高等学校卒(在校中は料理部所属)/一度は東京理科大に進学するも休学して医学部に再挑戦。

【出身高校の偏差値と得意科目、苦手科目】

偏差値72~73(中高一貫校なのではっきりとした数値出ず)

《得意科目》:英語と化学

 

《苦手科目》:物理と数学

 

【合格した大学の受験科目】

英語(英語小論文)・数学(ⅠA・ⅡB・Ⅲ)・物理・化学

高校時代の生活と勉強

所属していた料理部は、週2回の活動。金曜日に1時間ほど何を作るか話し合って、土曜日に4~5時間かけて料理を作って食べる。勉強の妨げにもならない、ほがらかな部活動でした。
高1のころは、英語が得意ではなかったのですが、文法とか構文とか、勉強を重ねることで英文がスラスラ読めるようになりました。わからない単語で詰まってしまっても、先へ読み進めるように練習をしたので、長文でも読めるようになりました。
物理は、状況が把握しづらく、何が起きているのかよくわからないので苦手でした。苦手科目の物理と数学の学習量が足りずに、文字どおり足を引っ張っていました。

再度の医学部挑戦

大学1年生の夏に、薬剤師としての病院実習がありました。その際、薬局に行ったときに、自分がやりたいことはやっぱり薬剤師ではなく医師だと実感しました。
その後、大学1年生の9月に再度の医学部受験を考え始め、10月から医学部受験へ向けての勉強を再スタートさせました。同時に、東京理科大は休学しました。

武田塾との出合い

母がネットで武田塾を見つけました。私の「話さない」性格を理解していたので、そんな私の問題点を見つけて指導してくれるような塾を探していたようです。
武田塾なら、計画性を持って勉強のペース管理もやってくれそうだし、いま何のために何の勉強をしているのか、やっていることの意味がわかる指導をしてもらえると思ったようです。また、自学自習の大切さを強調している武田塾なら、私の性格にも合っていると考えたようです。
事実、武田塾で定期的にテストされると、小さなミスが次々と出てきました。自分では完璧だと思っていても、それが自分に都合のいい思い込みに過ぎないと思い知らされました。本当の意味で、一冊を完璧にすることを学んだように思います。
結果的には、母がネットで見つけてくれた武田塾が私に合っていて、私の群馬大学医学部合格の決め手になったのですが、当初私が武田塾を選んだ理由の中には、料金の安さもありました。医学部専門の予備校って、どこもバカバカしいほどの学費がかかりますからね。

武田塾で本格的な受験勉強へ

(基本的に成績優秀で、物理以外は志望校に到達できるレベルだった。それでも苦手な物理をカバーできるほど、他が得点源になっていなかった)
物理の勉強を早急にやらなければと、武田塾に入塾したのは10月でした。
朝8時に起床して、朝食を食べて9時には家を出て、同じところにいると気が滅入ってしまうので、ドトールとかいろいろなカフェを転々としながら勉強していました。
11月までは、ファミリーレストランでアルバイトしていて、それが終わってから、夜の1時まで勉強して就寝するという生活を続けていました。受験の準備期間中は毎日8時間ぐらい、受験直前期には毎日14時間ぐらいは勉強していました。その勉強の大半は、苦手な物理と数学です。

合格までの推移

東京理科大に合格した1年前は、センター試験で85%くらいはできました。それでも群馬大学医学部の前期試験に落ちました。それがさらに半年間の大学生活のうちに忘れてしまって、70%くらいまでに実力が下がっていたように思います。
特に理系科目の忘れが目立っていました。ただし物理は、元がダメだっただけに、これ以上、下がりようがなかったようです。10~11月の駿台模試では、群馬大学医学部がB~C判定でした。
11月末の難易度の高い全国模試で、物理の基礎ができてきたと実感できました。さらに数学も鍛え直したころ、12月2週目のセンター試験のプレで、センター試験突破が見えてきました。
10月に武田塾に入塾して、12月に苦手科目の基礎が固まったスピード感は、参考書を活用する武田塾ならではの勉強方法の賜物です。その代わり、物凄い量の宿題が出ていました(スタジオコース)。
その一方で、テストのあとの面談などで、克服すべき問題点と方法が示され、合わせて励まされたり叱責されたりと、私のモチベーション維持のために先生方が必死になってくださっているのもわかって、励まされました。

受験直前に

センター試験までは、群馬大学医学部を受けるかどうかも悩んでいました。
センター試験を突破して、群馬大学医学部を受けることになり、得意の英語こそは大丈夫だと思っていたのですが、いざ群馬大学医学部の過去問題に挑んだら、意外なことに英語小論文がヤバいということを武田塾教務主任の中森先生に指摘されました。
このままでは得点源のはずの英語が致命傷にもなりかねません。得意科目が英語なだけに、長文は読めました。でも、小論文が書けなかったのです。具体的には、重要な部分の見つけ方がわからず、それをうまく纏めることもできず、問われている質問の答えになっていないと言われたのです。
しかし、ときすでに群馬大学医学部入試の5日前です。それまでに私立の医学部も受けていたのですが、すべて不合格で、残るは群馬大学医学部だけです。参考書で勉強する武田塾とはいえ、英語小論文という参考書は存在しません。
模範解答と自分の書いた文章がかけ離れていると中森先生に指摘されたのですが、どこに問題があるのかわかりません。そこで初めて、英語小論文とは、いかに解答すべきものなのかを、一から勉強することになりました。それでも残された時間は、わずか4日間です。
中森先生のいうとおりに、群馬大学医学部の英語小論文の過去問題をこなすことに集中しました。そのことで、この大学の英語小論文の傾向と対策が初めてわかったように思います。

群馬大学医学部合格、そして将来の夢

合格を知ったときは、ただただ嬉しかったの一言です。さっそく、お世話になった中森先生に電話で報告しました。
将来、子供が好きなので小児科医になろうと考えています。まだまだ解明されていない小児の病気を解明できるようなお医者さんになりたいと思っています。小児科医って、保険点数もあまりつかないし、訴えられる確率も高いそうですが、将来を担う子供たちのために、少しでも役立つことができたら最高です。

受験生のみなさんへ

まず、諦めないでください。そして私自身の経験からですが、人に相談することがとても大切だと実感しています。
確かに私は、人に相談することが苦手で、中森先生の個別指導のときにも、「何かないですか?」「何かありませんか?」と、しつこいぐらいに聞かれていました。何かあるかと聞かれても、それがわかれば苦労しないというのが本音ですが、「確かに、何かあるよな」と自分を振り返る機会になったように思います。
また、ひとつ大きかったのは、中森先生との面談のおかげで、次々と問題点や克服すべき点を指摘されるので、落ち込んでいる暇もなく、スランプには無縁だったことです。自分の弱点がハッキリして、克服するための方法がわかれば、悩んでいる暇もなくなります。漠然とした疑問でも、積極的に先生にぶつけて、自分の弱点や克服すべき点を知ることが合格への第一歩だと思います。
また受験直前期には、辛くても落ち込みすぎないことが大切だと思います。さらに私の場合は、新しい問題に挑むのではなく、今まで自分が解いてきた問題を取りこぼさないように、幾度も繰り返すことに時間を費やしました。「取れるところは確実に取る」。これも合格のための大切な要素だと思います。
それもこれも、武田塾の指導のおかげと、改めて感謝しています。武田塾に入塾するか、しないかは別にして、ぜひ一度、受験相談を受けるべきだと思います。きっと、自分のやるべき課題と方法が見えてくるでしょう。

《中森(武田塾教務主任)からの補足》

真梨子さんのお母さんからも、真梨子さんへの面談依頼をよく受けた。ところが当の本人に会うと、「大丈夫です」という言葉しか返ってこない。実際、模試の結果も良く、成績も優秀で、弱点や克服すべき課題を指摘するのも難しい状況だった。
しかし、医学部に受かりそうな生徒であっても、二次試験で国立の医学部にすんなり受かるほど簡単ではないのが現実だ。真梨子さんは、人に相談することが苦手なタイプで、よく言えば独立心旺盛なだけに、微妙にケアレスミスをするのではないか、大事なことを取りこぼすのではないかと心配していた。
だからこそ、何も相談されなくても、過去に関わった受験生を思い出しながら、「こういうことは大丈夫か?」「ああいうことは大丈夫か?」と、受験生「あるある」の知識を使って、真梨子さんとの面談で、矢継ぎ早に確認し続けてきた。

それまでも、「過去問題を一回解いたら、一回面談に来るんだよ」と伝えていた。2週間に一回ぐらいの頻度で面談していた。設問と、かけ離れた小論文を、独立独歩で書いている真梨子さんに気付いたのは、試験のわずか5日前だった。
小論文だから、質問に対して返答しなければならない。ところが、それが答えになっているか間違っているかの判断を、自分でできないのが小論文だ。時間がかかる割に、質問に答えていなかった。彼女の場合、英語が得意なはずなのに、長文を訳すことに必死になり、小論文の対策がないがしろになっていた。
わずか5日前とはいうものの、元々が優秀な真梨子さんだ。課題が明確になれば、何をすべきかは明らかだ。群馬大学医学部の英語小論文の過去問題を徹底的にこなすことによって、設問にどのように答えるべきかを習得できた。

真梨子さんは、なまじ勉強ができるだけに、今までは解決できない問題が発覚しなかった。不安要素も克服すべき課題も顕在化しないまま、もくもくと勉強を続けていた。確かに一人で乗り越える力も備えていたが、医学部受験では生半可な自信は致命的な失敗につながることも多い。
やはり、相談の回数も重要だ。悩みがあるかないかではなく、幾度も会っていれば、何か出てくる。やはり受験生にとっては、面談し続けることに意味があるように思う。

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