こんにちは!武田塾湘南台校、講師の島崎です。
今回テーマは
高校1・2年生向け!!共通テスト2023振り返り です
高1・高2生の人たちは共通テスト同日模試などを受けてくれましたか?この同日模試はかなりの人数が受けているような印象です
受けていない人は一度共通テストを解いてみましょう!解くことが目的なのではなく、「解いた」という経験が重要です。この経験により今後の受験が大きく変わってきます
今回の共通テストの注目すべきポイントを説明していきます!!!!
共通テストが簡単になった??
今年の共通テストは「去年よりも平均点が上がり易化した」といった内容をSNSで見たり、学校の先生が言っていると思います
そうしたら高1・高2生は「よっしゃ!共通テストが簡単になったらしい」と思うかもしれません
確かに共通テストの平均点が上がったことは事実です。ですが必ずしも高1・高2生に有利とは限りません。受験は年々、日々厳しくなっていってるということを自覚してほしいなと思います
特にどんな人が苦労しているのかというと、上位層です。平均点が上がったということは、みんなの点数が上がったということです。上位層も点数が上がったかと思いきや、あまり点数が上がっていません満点や90点以上が狙いづらくなりました。特に理科や社会では特徴が顕著に現れました。
上位大学を狙う層が6~7割台に密集しており、平均点は上がっていますが高得点者があまりいません
なので上位大学や難関大学を目指す人が差がつけづらい入試になっています。
今回の共通テストの特徴を踏まえて、必ず押さえるべき注目ポイントを4つ紹介していきます
①基礎を即答できるような力をつけよう
共通テストの傾向から話すと、全体的に分量が増えた年であり、社会でも暗記だけで対応できない問題がたくさん出題されました
どの教科も時間が足りなくなる入試に変わりました。
まだ共通テストの社会の問題を解いたことがない高1・高2生は
「なんで社会で時間が足りないなんてことが起こるの?」
「学校テストでも社会はいつも時間余ってる」と思う人多いと思います
しかし、共通テストになってから社会の分量が年々増えています。かなり読解力が必要なことは理解しておいてほしいです。
そこで重要なことは即答することです。大半の受験生はみんなできるであろう問題を見極め、基礎の問題は即答して時間を有効活用します。
即答するためには
では基礎問題を即答するためにはどんな勉強法があるのでしょうか?分かりやすく英単語で話していきます
みんな単語帳で勉強するときに「あ、この単語見たことあるな」と思い出しながらやっていませんか?
数学も同じです。「数学のこの問題、どうやって解くっけ?」
このような曖昧な理解度だと共通テストでは苦労してしまいます。時間が無くなります。問題を見た瞬間に解き方と方針を決め、即答できないと時間配分に苦労します。参考書や教科書を何も見ずに、人に説明できるくらいまで勉強をしましょう!
②表面的な理解では得点できない
また社会の話になりますが、今までは正誤問題を含めて、覚えた問題がそのまま問題に出ることが多かったです。ですが今回は資料(史料)や初めて見る文章を読む必要があり、読んだ内容を自分の覚えた知識と組み合わせて解くときに、あやふやな知識では正解できないような問題が多く出題されました。
共通テストは思考力を問う問題であり、基本知識ではなく自分で考える力が重要です。
なのでそのときに社会の場合であれば、今まではなんとなく用語を覚えて得点できた問題もありましたが、これからは時代背景などのしっかりとした深い知識を知っておくことが必要不可欠になります。
全教科において表面上の理解ではなく、物事の本質を理解することが重要です。
これは難しくなったというとネガティブに思われがちですが、個人的には共通テストとして面白い方向に動いているなと思います
歴史についても表面的な知識だけを覚えるテストだとその科目自体の面白さを感じにくく、知識自体が別科目に役立ちにくいです。
熟考して解答を導き出していく形式は共通テストの本質を考えるといい傾向だと思います。
高1・高2生は暗記だけではなく、理解重視で勉強をするようにしましょう。例えば武田塾でオススメする講義系の参考書がありますが、それをただ文字をなぞって、なんとなく理解するのではなく読んで参考書を閉じて説明できるまで読んでください。
理解重視の勉強が今後活きていくと思います。
③国語力
国語力が乏しいと問題の本質を理解できません。国語を強化すると全教科が底上げされます。
国語の勉強は正直、今やっていない人が多いと思いますが、国語は差がつきます!特に現代文をやりましょう。
国語力が求められている背景は、実はTwitterが大きく関係しています。現代の若年層は長文を読むことが苦手です。国語力を鍛えて全体の底上げを行いましょう。
④共通テストのみ使用する科目の勉強のスタートを早めよう!!
今年の受験生で理科と社会が伸び悩んだ人が多い印象があります。それはもちろん文章読解が増えたり、単純な知識の暗記だけでは通用しない点も理由ですが、対策のスタート時期が遅い人が多いというのも影響してきます
今までは共通テスト(センター試験)を12月から対策していた人が多いですが、本質の理解が求められるため、早期対策が必須です。前までは12月に対策を始めても間に合う人が多かったのですが、共通テストではより深い理解と思考力求められます早めに対策を始めましょう!!!
なのでイメージは10月中に基礎知識をインプットして11~12月と1月の少しで演習に時間をかけましょう!共通テストの形式を通して慣れて思考力をつける勉強が必須です
共通テストは国が運営する試験なので一番スタンダードな試験だと勘違いする人も多いですが、問題集に載っている問題や大学入試の過去問を見ると共通テストはかなり特殊な形式になっています
共通テストは特殊な形式なため、早期に触れて慣れておく必要があります。前々から10月からは共通テストの理科社会の対策をしようねと言っておりましたがみんな後回しにしたり、2次試験の科目が忙しいと思うので全体的にスケジュールを前倒しで考えましょう
国語力を持つライバルに勝つために今から受験生として意識し、受験勉強を始めましょう!!!覚えただけの単純な知識だけでは対応することができません。読解力・思考力・その場で考える力が求められています。
そのためには深い理解や基礎を即答できる圧倒的な基礎力がとても必要です!!!全国で理科・社会ができなかったという声が多く出てきています。だからこそそのような現実と向き合ってしっかり勉強しましょう
今回まとめ
今回は高1・高2生向けに共通テストの振り返りとポイントを紹介しました。
単純暗記ではなく思考力や明確な勉強計画が重要になってくる。今の時期から立ち上がり、1年後の志望校合格を実現しましょう!!
何か受験で不安なことや疑問に思うことがありましたら是非武田塾湘南台校にお越しください!!!