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受験生必見!【試験別】入試直前にやるべきこと 理科

 英語や数学と比べ、理科は対策がおろそかになりがちです。とはいえ、理系の受験生を中心に、理科が入試の合否に与える影響は決して小さくありません。そこで、入試直前には理科をどのように勉強すべきかを把握しておきましょう。

 

 

センター試験

 センター試験理科は、国語や数学と比べて制限時間に余裕があると感じる人が多いです。そのため、制限時間を計って過去問を解く練習にはそれほどこだわらなくて構いません。

 センター試験理科について直前対策をしておきたいのは、正誤判定が求められる問題です。特にセンター試験化学などでは、設問が選択肢式になっているがゆえに、誤っている選択肢になかなか気づけないことがあります。過去問の中から正誤判定を求められる問題をピックアップし、正解を選べるようにしておくと同時に他の選択肢が不適切な理由も解説を読んで確認しておきましょう。

 また、センター試験ではどの科目も各分野からバランスよく出題されます。そのため、直前対策で得点をアップさせるためには、得点率が低くなりがちな苦手分野の対策を進めることが効果的です。過去問演習やセンター模試の結果に目を通し、得点率が低い場合が多い分野について、センター試験向けの問題集などで再確認しておきましょう。

 理解が曖昧だと感じた分野については、問題集を解き進めるとともに教科書や参考書も見直しておくと良いです。問題集よりも幅広い内容が記載されているため短時間で多くの事項に目を通せるメリットがあります。センター試験はマークシート方式なので、ある程度知識が身についていれば選択肢を見比べながら正解を選ぶことができます。全く見た記憶がない、という選択肢が出てこないよう、参考書・教科書も適宜利用すると良いです。

 すでにセンター試験理科の対策はかなりできている、と感じた人は、無機化学や有機化学の暗記事項を再確認しておきましょう。脳内に知識が蓄積されていたとしても、誤答の選択肢を多数示されることで、センター試験本番で知識が曖昧なように感じてしまうことがあります。せっかく知識が定着しているはずなのに、本番で適切なアウトプットができなければ高得点のチャンスを逃してしまいます。国立大学の2次試験に向けて理科の勉強を進めている人など、「センター試験理科は楽勝」と思っている人も直前には暗記事項、特に化学の有機・無機については重点的に見直しておいてください。

 

私大入試

 私大入試の理科対策としては、時間配分の練習をしておきましょう。センター試験理科では時間配分を考えるよりは、ミスをなくすことが大切です。しかし、私大入試では、大学や学部によって制限時間が厳しい科目がある場合があります。理科の試験では知識さえあれば簡単に得点できる問題が出てくることがほとんどです。そのため、せっかく得点できるはずの問題を解き残すことがないよう、時間配分の再確認をしたいところです。

 理科の時間配分の練習に当たっては、数学のように大問ごとに解答順を決めるだけでは不十分です。小問を順に解き進めていく数学とは異なり、理科では、最初の小問が分からなくても途中の小問には簡単に解答できる場合があるからです。そのため、後回しにすると決めた大問については、小問もチェックしてすぐに解ける問題がないかを確認する習慣をつけておきましょう。すでに小問のチェックも含めて時間配分の練習をしてきた人も、入試本番に緊張してうっかり小問のチェックを忘れるといったことがないよう、1年分で構わないので過去問を解き直しておくと安心です。

 

国立入試

 国立入試の理科対策としては、計算過程をわかりやすく示す方法を確認しておいてください。理科の答案では数学ほど論理を1つずつ丁寧につないでいくことが求められていません。そのため、どうしても計算過程の示し方が雑になってしまう受験生が多いです。ところが、計算過程を示す問題では、計算過程を明示できていなければ有効数字の関係などで少し答えがズレてしまった場合などに得点を失うことになりかねません。自分で解けたと感じた問題については得点になるよう、計算過程をわかりやすく整理して各方法を身につけておきましょう。学校の先生や友達などに計算過程を見せて、書き方が明確かどうかアドバイスを求めても良いでしょう。

 また、国立入試の理科では2科目を同じ制限時間内に解くケースもあります。2科目を同じ制限時間内に解き進める場合は、どちらの科目を優先するかをあらかじめ決めておくと良いです。自分が得意とする科目や、過去問を見て難易度が低そうな科目を優先的に解き進めてください。学力や難易度のバランスがとれている場合は、2科目の問題すべてに目を通したうえで、解く順番を科目横断的に決めても良いです。過去問演習をする際には時間の関係で1科目ごとに解いている人も、入試直前には1度長めの時間を確保して、1つの制限時間で2科目を解く練習をしておきたいところです。

 

 

 


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