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おすすめ参考書3-数学ー

大学受験生必見!オススメの参考書と問題集(数学編)

理系大学を志望する受験生は避けて通れない数学。文系大学志望者や医療系にも数学は必要になることがあります。今回は数学の参考書と問題集を紹介したいと思います。数学は種類こそ少ないですが、このシリーズで間違いないものをオススメしています。

1.大学受験の数学対策に必須の参考書「チャート式解法と演習シリーズ」

大学受験と言えば、チャート式をオススメしない大学受験経験者がいないというくらい良くできた参考書です。他の科目は微妙ですが、数学は必須になります。チャート式の使い方の最大のポイントは、「易しいシリーズ」から順番にこなしていくということです。志望校が高い偏差値でも易しいものからスタートをしましょう。

ここでは、便宜上数学IAを紹介していますが、自分の必要な範囲を揃える必要があります。
IA・IIB・IIIは受験する大学や学部によって異なります。

1-1.白チャート

出版社:数研出版
URL:https://www.chart.co.jp/goods/item/sugaku/27139.php
目標偏差値:~50

高校で黄チャートを使用している学校があります。確かに黄チャートは標準的なレベルと言われていますが、大学受験レベルの標準なので学校では白チャートをオススメします。文系科目が得意な人でも医療系や獣医系に進みたいと思う人も多いはずです。そのような受験生は例え偏差値が65の大学でもここからスタートしましょう。白チャートでも河合塾のマーク模試で偏差値50を超えることは充分可能です。まずこの1冊を繰り返して自信をつけてから次のステップに進みましょう。

1-2.黄チャート

出版社:数研出版
目標偏差値:50~60

黄チャートは、学校で使用されていることも多いので「標準」と見られますが、黄チャートを完全にスラスラと解ける受験生はかなり数学が得意なはずです。センターレベルなら高得点も期待できますし、偏差値60程度なら充分に範囲内です。大学レベルで言えば、GMARCHに充分に届くレベルになります。多くの受験生が、GMARCHは「青チャート」だと思っているようですが、あくまでも黄チャートが完璧にできてからにした方が無難です。

1-3.青チャート

出版社:数研出版社
目標偏差値:55~70

青チャートをこなす受験生は、おそらくセンター試験の数学IAやIIBは100点が狙えるレベルです。もちろん先に白チャートと黄チャートを完全にマスターしていることが条件です。チャート式は単純に色で難易度がわかれているだけではありません。偏差値手的に言えば、被っている部分も多いので両方こなす必要があります。青チャートは、GMARCHは充分ですし、早慶・私大獣医系にも届くレベルです。青チャートまで完全にマスターしていれば、難関理系大学でもかなり期待ができます。

1-4.赤チャート

出版社:数研出版社
目標偏差値:65~

文系数学やGMARCHクラスの理系であれば不必要なレベルです。早慶・獣医系で数学を武器にしたい人や東大・京大・東工大クラスを考えている受験生向けです。チャート式の白・黄・青・赤と順番にこなして、全て完璧にできる状態の受験生であれば、数学は完全に武器になるレベルと考えて間違いありません。

但し、数学は学習をやめてしまうとすぐに成績が落ちてしまうので、良い状態を常にキープできるようにコントロールをしましょう。

1-5.緑チャート

出版社:数研出版社
目標偏差値:センター試験を受験する人向け

数学が得意な人ほど取り組んで欲しいのが緑チャートになります。緑チャートは大学センター試験に特化したチャートシリーズです。数学が得意な受験生ほど、公式にとらわれない解法を利用する傾向があります。ここで問題になるのが、センター試験は記述ではなくマークシート方式の試験です。

決まった解法で解くことが要求されるので、思わぬミスをする危険性があります。もちろん文系大学を志望の受験生にもオススメです。

2.数学の問題集なら迷わずオススメ!「問題精講シリーズ」

チャート式が大学受験数学の必須の参考書なら問題集は「問題精講シリーズ」をはずす訳にはいきません。こちらも難易度別にわかれています。本来は今回紹介をする3段階よりも上のシリーズもあるのですが、東大・京大・東工大志望の受験生向けなので今回は見送りました。

問題精講シリーズもチャート式と同様で自分の志望校に関わらず難易度の低い問題集から取り組むことをオススメします。

2-1.数学入門精講

出版社:旺文社
目標偏差値:~45

数学が苦手な受験生向けの問題集になります。いきなり問題ではなく講義からスタートしているスタイルなので数学が苦手な受験生でも安心して取り組めます。数学がある程度できる受験生でも苦手な単元があるのではないでしょうか?苦手な単元こそ易しい問題集や参考書を活用することをオススメします。

2-2.数学基礎精講

出版社:旺文社
目標偏差値:45~55

レベル的には「基礎」となっていますが日東駒専レベルであれば、特に問題ないと思います。完全にマスターをすれば、GMARCHも他の科目が良ければ合格ラインに届きます。数学基礎精講で大切なことは、苦手な単元をなくすことです。問題点がある状態で先に進んでも良い結果は望めません。

2-3.数学標準精講

出版社:旺文社
目標偏差値:55~65

数学標準精講は何を基準に標準としているのかは理解できないレベルです。このクラスが楽に解けるのであれば、難関理系私大や国公立の二次も対応できると思います。問題そのものが、良問が多いので繰り返し問題を解いて解法を身に付けるのも良い方法です。大学によっては、数学が時間との勝負になることもありますので解法は多く理解しておきましょう。

3.大学受験対策中盤~終盤に使いたいオススメ問題集

数学は「チャート式」「問題精講」シリーズを全てマスターしていれば、後は過去問題を解くだけで安全圏と言えます。但し、医学系や獣医系など理系数学を必要とする大学では、できるだけこなしてほしい問題集があります。

3-1.総合的研究

出版社:旺文社
目標偏差値:全ての受験生

問題は基本的な教科書レベルの問題から最難関大学クラスの問題まで数多くの問題が掲載されているボリュームのある1冊です。この問題集の最大の特徴は、解説が丁寧でわかりやすいということです。解法を使って解くというよりも理論的に読み込むというイメージの内容になっています。問題も良問も多く、実際の大学入試でほぼ同様の問題が出題されました。過去問ではなく、問題集が先というのは珍しいですが、それだけ良問が多いのでしょう。

4.まとめ

今回は大学受験生にオススメの数学の参考書や問題集を紹介しました。数学は解けるようになった問題はほぼ受験でも解けるレベルまで届きます。注意点は、時間と問題量や難易度を考えると厳しいと思われるケースも多々あるようです。時間があれば解けるというのは、理由になりません。

日頃の学習でも時間に意識をする必要があります。数学が苦手だという人の多くは背伸びをしすぎている傾向がありますので、易しい参考書から取り組むことをオススメします。

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