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赤本・過去問を最大限に活用する方法

大学入試対策には、多くの問題集や過去問題を利用します。
種類が多すぎて迷うことも多いのではないでしょうか?
今回は、模試と過去問題の特徴や利用方法を紹介します。この記事を読んで、模試の特徴や過去問題の利用方法を理解しておきましょう。

1.大学受験対策必須の模試と過去問題

大学受験は、参考書や問題集を利用して受験対策を行ないます。その後定期的に模試を受けて、志望校対策として過去問題を解く人が多いようです。
問題集や過去問題の全てに言えますが、ただ問題を解くのではなく効率やそれぞれの特徴を活かした活用方法を知っておくと成績向上にも役立つはずです。

1-1.代表的な模試の紹介

大学受験用の模試は、河合塾・駿台予備校・代々木ゼミナールが主催する三大模試と呼ばれる模試が有名です。他にも現役生向けの東進模試や駿台・ベネッセ模試があります。

・全統模試(河合塾)

「記述」「マーク」「センター模試」があります。最も一般的な模試として知られている全統模試は、浪人生なら必須の模試になります。

・全国模試(駿台)

難易度の高い模試で知られている駿台模試。
記述、マークはもちろんですが、ハイレベルな模試も用意されています。

・総合語句力判定模試(代々木ゼミナール)

主に各大学向けのプレ模試を得意としている傾向があります。志望校のプレ模試がある受験生は受験することをオススメします。

・東進模試(東進ハイスクール)

林修講師で有名な東進ハイスクールが主催する模試。現役生向けの模試です。「センター試験同日体験」は新高3と新高2にはオススメになります。

・駿台ベネッセ模試(駿台・ベネッセ)

高校在学中は、進研模試と呼ばれている模試です。難易度は決して高くないので、現役生向けと言われています。

この他に各模試で、指定大学向けのプレ模試を行っています。一般的な受験生であれば、河合の統一模試を受けるのがオススメになります。河合の模試には、「記述模試」「マーク模試」「センター模試」だけで年間7回あります。ゆとりがあれば、「駿台センター模試」「駿台ベネッセ模試」などを自分の水準に合わせて受験しても良いと思います。

1-2.大学センター向けの過去問題と予想問題

大学センター試験向けの過去問題も複数販売されています。過去問題と予想問題を解く受験生が多いのではないでしょうか?

大学センター試験過去問題集
・赤本(数学社)
・青本(駿台)
・黒本(河合)
・緑本(Z会)

最も使用されている大学センター向け過去問題集は「赤本」だと思います。赤本は収録年数が多いので数多くの問題を解くことができます。

「青本」は、収録年数が少ないのがネックになりますが、丁寧な説明は評判が良いです。
解説重視なら「青本」、問題掲載量なら赤本だと思います。

大学センター試験予想問題集
・センター試験対策問題パック(河合) 通称「桃パック」
・センター試験実戦パッケージ問題(駿台) 通称「青パック」
・センター試験予想問題パック(Z会) 通称「緑パック」

センター予想パックは、センター試験前に行う予想問題です。平均的な河合の予想問題を必須として、ゆとりがあれば他の予想問題にもチャレンジしてほしいと思います。

1-3.大学別過去問題

各大学別の過去問もいくつかの出版社から発売されています。最も多く利用されているのは、「赤本」になります。
大学入試対策の過去問題は基本的に赤本を解けば問題ありません。赤本の主な利用方法は、後ほど説明していきます。

2.模試と過去問題の違いとは何か?

受験生の中には、模試と過去問題を同じような扱いをしている人がいます。ここでは、模試と過去問題の役割について説明をしますので、受験対策に役立てましょう。

2-1.模試の利用方法

模試にもよりますが、前半は範囲が決まっている模試で後半は全範囲となっています。前半の模試は、出題範囲の理解度を試すテストです。従って、間違った問題に関しての単元は理解度が低いことになるので、復習が必要になります。後半の模試はより実際の入試に近い感覚で受けることになります。
中でも特定大学やセンターのプレ模試は、本番同様の意識で受ける必要があります。全受験者や問題レベルを考えても自分の位置を知るのに良いテストになります。

2-2.過去問題(赤本)の利用方法

各大学の過去問題は、過去問題という性質上受験勉強の総まとめという認識を持っている受験生も少なくありません。
過去問題(赤本)は、問題を解く以外に多くの情報が掲載されています。各大学の傾向と対策や難易度を知るのにとても優れた情報の宝庫でもあります。傾向と対策を考えずにただ参考書や問題集を繰り返しても意味はありません。大学受験で成功をするためには、はじめに自分自身の目標大学を「知る」必要があります。

また、実際に過去問題を解く前に必ず、受験用の問題集や参考書を1周~3周はこなすようにしましょう。問題集をこなすことで、受験校の過去問題の難易度を知ることができます。
いきなり過去問題をやっても、自分の実力と入試問題の差がわかりません。過去問題(赤本)の使い方ひとつで受験をかなり有利に戦うことができます。

3.過去問題と問題集を比較してみよう

問題集と過去問題の使い方を勘違いしている受験生も少なくありません。ここでは、問題集と過去問題の違いやそれぞれの使い方を説明していきます。
問題集や参考書は、知識を蓄えるためのものです。過去問題はあくまでも受験校の問題の傾向と対策を練るためのものです。

3-1.問題集と過去問題では役割が違う!

問題集は受験生のレベルに応じて、幅広い難易度の問題集や参考書が用意されています。受験生は自分の志望校に合わせた問題集や参考書を選ぶ必要があります。
例えば、偏差値45程度の受験生向けの問題集を目標が東大の受験生が主軸の問題集として活用していても最終的に通用しなくなります。

一方、過去問題は自分が受験をする大学の傾向と対策を知るアイテムのひとつです。問題の難易度がわかれば、おのずと自分のやるべきことがわかってくると思います。
このように問題集と過去問題には、それぞれの役割分担があります。過去問題が出来ても受験に合格できる訳ではありませんが、傾向を知っているのは有利になります。

3-2.志望校別、過去問題の利用方法

各問題集の細かい部分は、いつか説明できればと思いますが、今回は志望校別過去問題の利用方法を紹介します。第一志望校を選択した時に大抵の受験生は同じ大学の別学部か、同系学部の偏差値を下げた大学を併願校とします。
選択方法としては、特に問題はありませんが、できれば入試の傾向と対策も選ぶ基準に加えると効率の良い受験対策が可能になります。
科目数の問題はもちろんですが、マーク方式なのか記述式なのかは重要な違いです。

また、科目によって難易度に大きな差が出る大学も少なくありません。
特に自分の得意な科目と不得意な科目を考慮して考える必要があります。受験対策を有利にするためにも併願校の傾向と対策は赤本などで事前に対策をしておきましょう。

4.まとめ

今回は過去問題を中心に受験対策や過去問題の使い方を紹介しました。模試や問題集も簡単に説明したので、役立てて頂ければと思います。
問題集と過去問題(赤本)の使い方や役割の違いは理解できたでしょうか?参考書・問題集・模試・過去問題を上手く使って受験対策を有利に効率よく進めていきましょう。

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