今回は、東京都立江戸川高等学校を紹介します。

基本事項

1940年創立
通称：江戸川（えどがわ）
公立
共学
3学期制
所在地：東京都江戸川区松島2丁目38番1号　都バス「江戸川高校前」徒歩2分、JR総武線「新小岩」駅南口徒歩15分　新小岩駅というアクセス至便な駅から徒歩で通学できます。ただし、江戸川高校へは自転車通学をする生徒が大半です。
偏差値：54（高校受験ナビ）
コース：普通科

学習面

授業形態

　授業においては生徒が理解しやすいことはもちろん、自ら主体的に考えることを求めています。実力テストの実施など生徒が客観的に学力を把握できる機会も設けられていますよ。江戸川高校では4年制大学への進学者が多いです。学習時間を確保するために土曜授業も年18回にわたって設定されています。学校での学習時間を長くとりたいと考えている人にはありがたい仕組みです。

クラス分け

　3年次において、文系、文理系、理系に分かれます。2年次でも文理系の区別こそないものの、「数学と古典」のように理系科目と文系科目のうちから選択できる授業があります。自分の希望する進路に合わせた科目を選択し、大学受験への準備を早めに始めることができますよ。

指導方針

　江戸川高校では、行事やクラブ活動への積極参加を推奨しています。勉強も大切ではありますが、高校時代に幅広い活動に携わることで視野を広げたり、学校の代表としての意識を高めさせたりする狙いがあります。さらに、進路指導については1年次から丁寧に行います。早い段階から進路について意識させることで、生徒1人1人が自分の希望する進路を見つけやすい環境となっています。進路の方向性が決まっている生徒も、大学のキャンパス見学や出張授業といった行事を体験することで、さらに進路のイメージを具体化することが可能です。

特別授業

　江戸川高校では一部の科目において、習熟度別授業や少人数授業を行っています。

　少人数授業は1,3年次の体育などにおいて行われます。座学科目ではなく副教科において少人数授業が行われることから、科目内容についての理解はもちろん、実技練習を行う機会が豊富になるメリットがあります。

　習熟度別授業は、2，3年次の英語表現などで実施されます。英語や数学は個人間の学力差が、学年が上がるにつれて大きくなっていきます。大集団のレベルに合わせた授業を受けて平均レベルに達することも大切です。しかし、一部の科目では習熟度別授業を受けたほうが、より効率よく学力を伸ばしやすいと言えます。学力が近い生徒同士で授業を受けることで、分からない箇所の質問等も行いやすくなります。

特に力を入れているポイント

　江戸川高校では文武両道に力を入れています。文化・スポーツ等特別推薦を受けた生徒がいることもあり、スポーツ系のクラブ活動では優れた実績も挙げています。スポーツ推薦以外の入試形態で入学した生徒にもクラブ活動への積極的な参加を求め、勉学と共にクラブ活動にも励む生徒を育てています。

年間行事

1学期

宿泊防災訓練
体育祭
ビブリオバトル
キャンパス見学（1年）
出張授業（2年）
球技大会
HR合宿（1年）

2学期

文化祭
修学旅行（2年）

3学期

百人一首大会
合唱祭
マラソン大会

2017年度入試情報

前期

募集人数：63人（男子33人、女子30人）　文化・スポーツ等特別推薦（硬式野球男子2名、ハンドボール男子2名、ソフトボール女子2名、バスケットボール女子2名、バレーボール女子2名）を含む人数です。
入試形態：推薦
2016年度倍率：男子3.82倍、女子4.97倍　2015年度と比べると男子の倍率が高まりました。女子はわずかに倍率が下がりましたが、依然として男子よりも高倍率となっています。
選考方法　一般推薦：調査書400点、個人面接・集団討論200点、作文200点　文化・スポーツ等特別推薦：調査書400点、個人面接100点、実技検査300点　文化・スポーツ等特別推薦では実技検査の配点が高くなっています。その分、集団討論がありません。
出願期間：2017年1月23日午前9時～午後3時
試験日：2017年1月26日、27日
合格発表日：2017年2月2日
入学手続き期間：2017年2月2日、3日