勉強しなければいけないのに、やる気が起きない、集中力が続かない…。
皆さんもこうした悩みを抱いたことがあるのではないでしょうか?
そこで今回は、「勉強のやる気が出ない・続かない」原因と理由を解説。
そしてその対処法も併せて紹介していきます!
やる気を引き出す「環境設定」
まずは「環境作り」から
勉強のやる気が起きない時、どうすれば良いのか?
結論から言えば、環境を整えることが重要です。
そもそも人間は、環境・状況に合わせて動く生き物です。
環境を変える→やる気が起きる!
つまり「やる気を出す環境作り」が大切という訳ですね。
どんな環境にすれば良いのか
それでは、さっそく「やる気が出る環境」を作っていきましょう!
オススメの方法は、「勉強するしかない環境」にしてしまうことです。
・机に勉強道具以外は置かない
・スマホは見えない位置に直しておく
など、いろいろな方法があります。
特に自習室で勉強するという方法はオススメです。
もっとも環境が整っている空間ですね。
作業興奮で勉強を進めよう
人間が行動を起こすとき、「身体が動く→脳が指令を出す」という流れがあります。
「脳が指令を出す→身体が動く」とイメージする人が多いかも知れません。
しかし実際には「身体が動き、それに合わせて脳が指令を出す」だったのです。
例えば、「最初は面倒だったけど、とりあえず始めてみたら、意外としっかりやれた!」というのは良くある話ですよね。
歯磨きやシャワー、そしてスポーツ等でもそうです。
これを心理学では、作業興奮と呼びます。
行動することで、脳からドーパミン(高揚感を感じさせる物質)が分泌されます。
つまり「行動すればやる気は起こる!」ということです。
始めやすいものから取りかかる
もちろん作業興奮は、勉強にも当てはまります。
そこで最初は、「始めやすいもの」から勉強に取りかかりましょう!
とにかく勉強を始めてしまうことが重要なのです。
とにかく勉強する流れを作り、ルーティン化
あとは勉強を習慣化(ルーティン化)することです。
武田塾では4日2日ペースで勉強を習慣化しています。
そして「毎日、○時〜□時までは必ず勉強する」と決める。
やる気がまだ起きていなくても、その時間はとにかく机に向かいましょう。
机に向かい、勉強する流れを作ることが大事です。
やる気を持続させる「勉強方法」
目標は細かく区切る
もし「志望校に合格」という目標だけを考え、ゴールに設定していたら、先が遠すぎて中々やる気が続かないのではないでしょうか。
そこで大切なのが、目標を細かく区切って設定することです。
4日2日ペースと確認テスト
武田塾のスケジュールでは、週に1度、確認テストがあります。
この確認テストでは、毎週全科目で合格点を取ることを目標としましょう。
確認テストは8割が合格ラインです。
ですが受験生の場合はもう一声!
ここで9割以上を目指すことを目標とすること。
それが程よい緊張感と的確な目標設定につながります。
勉強する科目はローテーションを組む
得意科目と苦手科目とでは、勉強時間に差がつきがちです。
そこでオススメなのが、好きな科目と嫌いな科目を交互に勉強する方法です。
まず勉強開始のハードルが低い得意科目から勉強し始める。
そっちの勉強がひと段落ついたら、苦手科目の勉強を始める。
苦手科目が進んだら、また得意科目に戻る。
つまり得意科目→苦手科目→得意科目という流れですね。
このように複数の科目をローテーションで勉強しましょう。
その方が記憶に定着しやすく、効率が良いです。
目標を周りに伝えておく
友達や家族など周囲の人に目標を伝えておくこと。
これもやる気を持続させるのに効果的です。
目標を宣言することで、「きちんとしなければ」と責任が生まれます。
そうすることで、「しっかり勉強に取り組もう」という気持ちが向上するのです。
これをパブリックコミットメントと言います。
最終目標だけでなく、確認テストなど日々の勉強に関しても、小まめに宣言すると良いです。
そうすることで、より高い効果が期待できます。
あえて悪い未来をイメージする
皆さんは「志望校に合格するポジティブな未来」を思い浮かべて勉強していると思います。
もちろんそれも大切なことです。
しかし「こうなると大変だよな」というネガティブなイメージをするのも、意外と効果的です。
そうすることで「今がんばらないとヤバい!」と危機感を持つ。
そして、やる気を活性化させる訳です。
やる気を持続させるための「気分転換」
音楽を聴く
音楽には脳をリフレッシュさせる効果があります。
勉強中に音楽を聴くのはオススメできません。
(特に歌詞がついているものは厳禁)
しかし休憩中などに音楽を聴くことは、良い気分転換になります。
自分なりに「やる気が起きる曲」を決めて、勉強前や休憩中に聴くと良いでしょう。
酸素とブドウ糖を摂取する
脳は酸素とブドウ糖をエネルギー源としています。
これらを上手に摂り入れることで、脳がリフレッシュされます。
酸素を摂り入れる
酸素の補給には深呼吸をするのが良いです。
また酸素は血液に乗って脳に運ばれます。
だから勉強の合間に、身体を動かすことも効果的です。
眠気覚ましにもなりますね。
●ストレッチ
・長時間座っていると疲れるので、立ち上がって、身体を動かす
●ウォーキング
・外の空気を吸うことで、気分転換になる
・足の血流が良くなる
ブドウ糖を摂り入れる
脳は身体の中でも、非常に多くのエネルギーを消費します。
そのため集中して勉強を続けるためには、エネルギー補給が重要です。
そして純粋に脳のエネルギー源になるのは、「ブドウ糖」のみです。
ブドウ糖の補給には、炭水化物のほか、チョコレートやバナナがオススメです。
またラムネも効率的です。
ブドウ糖原料のラムネなら、吸収効率が良く、脂肪分もありません。
まとめ
やる気が出ないからとウジウジしていても仕方ありません。
先に述べたとおり、人間のやる気というのは、置かれた環境で決まります。
「やる気は環境を整えることで引き出す」ことを心がけましょう!