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【受験生必見】直前期の要~過去問の効率的な解き方とは?~

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不要となった赤本お売りください! | 中野古本買取どっとこむ

こんにちは!武田塾渋谷校講師の杉山です。

 

年が明けて1月になり、いよいよ入試本番まで残り1ヶ月程度となりました。共通テストに関してはもう残り10日程度ですね・・・!

この時期に受験生のみなさんが多くの時間を掛けて取り組んでいるものといえば、志望大学やセンター試験の過去問なのではないでしょうか。

 

この時期だと「毎日何らかの過去問を解いている」という人も少なくないと思いますが、

皆さん、過去問を「解くだけ」になってはいませんか??

 

過去問演習では、どうしても「解いて→丸付けをして→得点率を出す」までの過程で満足してしまう人が多いのですが、せっかくのこの直前期の時間の大部分を使っているのですから、見直し・復習までしっかりとおこなって今後の勉強や本番に最大限活かしたいですよね。

そこで今回のブログでは、「過去問演習への効率的な解き方/復習の仕方」をお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

前提:過去問はどこから入手すべき?

本題に入る前に、「過去問をどこから入手するべきか」という話を少ししておきたいと思います。

 

現在、みなさんが大学の過去問を入手できる手段は、大きく分類すると

①インターネットからダウンロード(大手塾のデータベース等。大学が公式でHP掲載しているところも)

②赤本や青本などの参考書を購入する/借りる

の2パターンに分けられます。

 

特に①はPDFで綺麗に印刷できますし、お金も掛からないということで、活用している人がかなり多いのではないかなと思います。

ただ、この①の方法で過去問を解いた際、ちゃんと解説を入手していますか?

①は確かにかなり便利な過去問の入手手段なのですが、基本的に掲載されているのが問題・解答のみで、解説がついていないという難点があります。

解説を手に入れられるのは現状②の赤本や青本と言った紙の媒体からのみですが、「買うには高い」「図書館には置かれていない」などの理由からこれらの参考書を参照せず、解答を見て丸付けをするだけで終わらせてしまうケースが散見されます。

正直、このような取り組み方はかなりもったいないです!!!

後でしっかりと触れますが、過去問演習において何よりも大切だと言えるのが「考察・分析」の作業です。そしてこの作業は、解説なくしては困難です。

 

もちろん「書き込みをするため」などの理由でネットから過去問のPDFを印刷して、解く際にはそちらを使う・・というのは全く問題有りません。ですが、丸付けや見直しを行う際は、基本的には赤本等の解説が載っているものを何らかの形で用意し、間違えた問題の不明点をすぐに解消できるようにしておけるのがベストです。

 

赤本などの過去問書は、本屋で新品を買うとなると

・最新年度発売のものしか無い(古い年度の過去問が手に入れづらい)

・お値段が張る

などといった難点がありますが、古本屋やフリマアプリで購入したり、通っている塾で借りたり、現役生であれば学校の図書館(進路相談室)から借りたり・・・といった方法で、ある程度この難点は解決することができます。

 

前置きなのに少し長くなってしまいましたが、ぜひみなさん「解説を用意する」ことを意識してみてください!!

 

 

※ちなみに・・・

過去問書の中で最も有名かつバリエーションが多いのが皆さんご存知「赤本」だと思いますが、難関国立+早慶(一部学部取扱なし)の過去問に関しては、駿台が出版している「青本」というものもあります。私は早慶の青本を使っていましたが、赤本よりも解説が詳しく、かなり使いやすかった印象があります。難関国立や早慶を目指している人は、赤本だけでなくこちらも検討してみるといいかもしれません。

 

 

 

本編①:過去問の「解き方」

では、本題である「過去問演習の取り組み方」について詳しく見ていきましょう。まずは「解き方」からです!

 

①出来る限り「本番と条件・環境を揃えて」行う

1つ目に大事なのが、解く際の条件や環境です。

時間制限や周囲の環境などをできる限り揃えた演習を普段からしておくと、自らが本番で出せる実力を推測しやすいですし、本番の緊張をやや軽減することにも繋がります。

具体的には、以下のようなことが挙げられます。

・時計やタイマーで制限時間を測る(これは直前期ならば絶対です!!)

・机の上を時計と筆記用具だけにする

・静かな場所で行う(自習室のような、静かだが周りにも人がいる環境だと尚良い)

・その試験の形式がマーク式の場合、解答にはマークシートを使用し時間内に実際に塗りつぶす(マーク用紙は文具店にも売っていますし、ネットから印刷も可能です)

 

さらに、朝から長く自習時間が取れる日を使って、

・受験する全科目を、受験本番のタイムスケジュールと全く同じ時間で解く

※科目間の休憩や昼休み、試験前の問題配布時間・・なども実際の試験時間に合わせる

というような取り組み方を何回かやってみることもオススメです。(これは、過去問演習をやるときは毎回このように解いたほうが良いという意味ではなく、直前期に数回このようにやってみるのが効果的ではないかと思います。)

 

これを何回か直前期にやっておくことで、より本番に近い環境での演習を経験することができます。1科目のみ過去問を解くのと、複数科目続けて過去問を解くのでは集中度合いも変わってくると思いますし、普段夜型の人などは実際の本番の試験時間(朝~昼過ぎが多いかと思います)の演習だとコンディションに差が出ることに気がつけるかもしれません。

 

 

②思考回路を問題用紙等に残しておく

次に大事なのが、「自分が回答時にどのような根拠/考え方でその答えにたどり着いたのか」を、出来る限り後から見てもわかるように問題用紙に残しておくということです。

勿論、制限時間もあると思うので丁寧に書く必要はありません。「自分が」後から見て思い出せる程度であればいいので、かなり雑に線を引いて矢印を引くのみだったり、殴り書きなどでも・・何でも構いません。

このことがなぜ重要なのかというと、見直しの際にこの情報が活きるからです。

英語を想定して説明すると・・

例えば、丸付けをして答えが合っていたとしても、根拠としてとっていた部分が全く違ったり、特にマーク形式の試験の場合はたまたま勘で当たってしまっていたり・・・ということが有りえます。そのような場合、間違った問題と同様に解説を読み込んで復習を行う必要がありますよね。また、間違えている問題であっても、根拠とした部分は合っていたら、文章全体が掴めていなかったと言うよりも当該根拠部分の精読ができていなかったんだな、と原因を考えることができます。

このように、「自分が回答時にどのような根拠/考え方でその答えにたどり着いたのか」の情報は、見直しをして考察・分析を行う際にかなり有用になってきます。

 

 

 

本編②:赤本の「丸付けの仕方」

次に、丸付けについてお話していきます。

 

これに関しては1つだけ、私流の丸付けの仕方(マーク式試験の場合)を紹介しておきます!!

 

~杉山流・過去問演習での丸付けの進め方~

①あまり答えの番号を凝視せずに、自分の回答と「合っているか、合っていないか」だけ確認して丸付けをする

②バツがついた問題に関して、残りの選択肢であれば何が正解なのかを考え、正解だと思った番号を残しておく

③英語の場合は、辞書を使って答えを検討する(②と同様にその答えも残しておく)

④ここまでを終えたら、普通の丸付けをする

 

あくまで自己流のやり方ですし、多少時間もかかるのですが・・・

 

このような段階的な丸付けをしておくと、例えば、

・誤答だったものの③で辞書を使えば問題なく正答できた→その単語知識さえあれば得点できたはず

・ではその単語は受験生が用いる一般的な単語帳に載っているか?

→載っている→覚え直す

→載っていない→文脈推測で解かなければいけない問題だったと気づく→ではその意味はどこから推測できたか考える

などのように、その問題を間違えた原因および解決方法を考えやすくなるのです。

 

これはこの後話していく「過去問の考察・分析」をする際にかなり有用で、オススメのやり方です。なぜ間違えたのか、を考える際に大いに役立ちます!

 

 

本編③:過去問の「考察・分析の仕方」

最後に、過去問演習において一番大事な過程であるとも言える「考察・分析の仕方」についてです。

 

①間違えた問題について「なぜ間違えたのか」を考える

いちばん重要なのはこれなのでは、と個人的には思っています。

 

「間違えた」と一口に言っても、

・単に知識がなくて間違えた

・時間的に焦ってしまったがゆっくり取り組めば解けた

・本文ではなく設問を読み違えた

などなど、いろいろな原因があると思います。それを一括りにして「間違えちゃった、残念!」で終わらせてしまうのはもったいないです。

 

参考書学習でも言えることですが、一度間違えてしまったものは今後同じポイントで間違えないようにする、というのは過去問演習における鉄則です。

 

知識が足りなかったのなら具体的にどの知識があれば解けたのか、その知識はどうすれば身につくのか。

時間が足りなかったのなら何分あれば余裕を持って解けたのか、どのように解けばその時間を余らせることが出来るのか。

・・・などなど、具体的な誤答の原因を考え、その解決方法を検討し実施することで、自分の不足点を補う効率的な学習を進めることができます。

 

本番までもう期間もそう長くはありません。

残された時間でどんな学習をすれば、一番効率的に点数を上げることが出来るのか

ということを常に考え、無駄のなく、そして確実に穴を塞いでいく学習を心がけましょう。

 

 

②正答した問題は本当に理解できていたか考える

①で述べた「間違えた問題の原因解析」はかなり重要ですが、これは間違えた問題についてしかやらなくていいのでしょうか?

答えはNOだと思います。

・・というのも、「解き方」の項目でもちらっと書いたとおり、解答自体は合っていてもなんとなく当たってしまっていただけ、ということがマーク式試験だと有り得るからです。

 

「自分が回答時にどのような根拠/考え方でその答えにたどり着いたのか」を問題用紙に残しておく事が大事だと前述しましたが、このメモ書きからわかる自分の思考回路と解説の説明を照らし合わせて、本当に理解して解けていたのかをしっかりと見ておく必要があります。

 

ここで、正答はしていたけど偶然だったな、と気づくことができた問題については、①に立ち戻って、同じような方法で「理解ができていなかった原因・その解決方法」を考えるようにしましょう!!

 

 

③1~2の事項はすべて記録に残しておく

①②の事項を行う際にぜひやっておきたいことが、その記録を残しておくことです。

せっかく見直しをしっかりして原因やその解決方法がわかったとしても、忘れてしまっては今後に繋がりません。さらに、例えば過去問をノートにではなく印刷した紙などに解いている人であれば、どの大学・学部の何年のものをもう解き終えているのかが整理しきれず、同じ問題を間違えて二度解こうとしてしまうなんてことも・・・

このような可能性を減らすため、どこかに専用のノートやファイル(スマホのメモなどでも!)を作って、いつでも見られる状態にしておくことをおすすめします。

ちなみに私は受験生の時、専用のルーズリーフファイルを作って、解いた大学/学部/年度、かかった時間や点数、原因分析などをルーズリーフにまとめ、大学別かつ年度順にファイリングしていました。

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終わりに

いかがでしたでしょうか?

年も明け、受験本番まで残り短くなってきましたが、今後演習を行う際はぜひ今回紹介したことを取り入れてみてください。また、今年受験の方のみでなく、高2生の方々も、来年の受験の参考にしていただけると幸いです!

 

寒い時期が続きますがくれぐれも体調に気をつけて、残りの時間を後悔ないように過ごしてください!武田塾講師一同、応援しています!

 

 

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