こんにちは、武田塾仙台駅前校講師の木村友季保です。
今日は勉強をする意義、意味について
私なりの意見を述べたいと思います。
では早速いってみましょう！
どうして勉強をするの？
「どうして勉強をするの？」
この答えに対してあなたならどう答えますか？
・行きたい大学（高校）に合格するため
・テストでいい点を取るため
・やらないといけないから etc…
たしかに勉強はやらないといけないし、
テストでいい点を取れば行きたい大学に行ける可能性も
高くなります。
行きたい大学に行ければ嬉しいのも分かります。
しかし本当にそれが目的でしょうか？
大人になっても勉強は続く
私は今大学院生です。
ほとんど授業も終わり、あとは研究すれば卒業できます。
そんな私でも、日々勉強です。
例えば先日、このようなことがありました。
受け持っている生徒さんが、
自分自身でテスト作成できるように
エクセルをいじる必要があったのです。
私の研究では主にプログラミングを扱いますが、
エクセルはあまりいじりません。
そこでネットを駆使してエクセルについて
少しですが勉強しました。
このように、勉強の必要ないはずの私でも、
毎日何かを学んでいます。
では何故私は毎日勉強しているのでしょうか？
そして受験生はどうして勉強しているのでしょうか？
人生を豊かにするため
例えば、月を見て何を思い浮かべますか？
夏目漱石が「I love you.」を「月が綺麗ですね」
と訳した話を思い浮かべる人もいるかもしれません。
百人一首に明るい方でしたら
「月見れば 千々にものこそ 悲しけれ
わが身一つに 秋にはあらねど」
を思い浮かべる方もいるかもしれません。
一方で「丸いのが綺麗だなー」という感想を
抱く方もいるかもしれません。
月を見て何を思うかは自由ですが、
前者二つのような感想を持つと心が豊かだと感じませんか？
これこそが勉強をする意義だと思うのです。
これは国語だけに限りません。
社会であれば、どこか旅行に行ったときに
その土地の歴史を感じたり特産品をいただいたりして、
百倍楽しくなるでしょう。
役に立つから勉強する
一方で勉強は身を守ってくれるかもしれません。
ひと昔前に流行った水素水を覚えていますか？
水素水で死ぬことはありませんが、
世の中にはこのようなエセ科学があります。
エセ科学から身を守るには自分自身の豊かな知識です。
身を守る、は大げさな表現かもしれませんが、
勉強をしていれば損をする確率が減ります。
大学生が一人暮らしをする場合、たいていの人が
量より質になると思います。
小麦粉を買うとしましょう。
店に行けば数種類の小麦粉を置いてあります。
どれが一番安く、使い切れるサイズかを吟味します。
高くてもダメ、使い切れない量でももったいない。
だから、単価で安く、ちょうどいい量のものを計算で求めます。
計算をしなければ損をしてしまうことがあるのです。
三角関数は何のために勉強するの？
勉強をする意義を問う上でよく聞かれるこの質問。
たしかに社会に出たら、
もしかすると文系だと大学に入ったら、
三角関数なんて使う人はあまりいませんよね。
でもよく考えてみてください。
普段皆さんが手にしているスマートフォンは
三角関数に明るい人が作ったのです。
普段使っている電気を理解しようとすると、
三角関数を知らないといけません。
文系の人であっても、
将来営業職などで電気について知らないといけない可能性がないなんて
言い切れません。
だから三角関数は（他の使わないと思われる分野でも）
知らないといけないのです。
まとめ
「何のために勉強するの？」
この答えには様々な回答があると思います。
行きたい大学に行くため。
これももちろん大きなモチベーションです。
しかしあくまでモチベーションなのです。
勉強をする目的、私が思うには次の三つです。
①心を豊かにするため
②純粋に役に立つから
③将来何があるか分からないから
いかがでしたでしょうか？
私の出した結論以外にも勉強する意義はたくさんあると思います。
いま一度、自分がどうして勉強しているのかを
考え直すいい機会になればと思います。
では、武田塾仙台駅前校講師の木村友季保がお送りしました！！
