皆さんこんにちは!
武田塾西神中央校です!
大学入試センターの歴史上最後(仮)のセンター試験が終わってはや一週間、
受験生は今色々な不安を抱えていることだと思います。
センターがうまくいった人も、うまくいかなかった人それぞれいるとは思います。
しかし、二次試験が終わるまでは受験は終わらない人がほとんどだと思います。
そうはいっても、沢山の生徒が悩んでいることがあると思います。
今回はその一つについて少しでも受験生の皆さんの悩みを解消して全力で受験が終わるまで走りきってもらいたい!と思い筆をとらせていただきました。
さて、たくさんの受験生が今悩んでいること、それは志望校をどうするか、だと思います。
特に今年度は、「浪人したら不利になる」とよく言われているので、
受験生の皆さんは志望校選びを慎重にならざるを得ませんね…
…ん?
ちょっと待って!!!
誰がそんなこと言ったんですか??????
本当に不利になるんですか??
そこで!何故今年度の浪人は不利になると言われているのか、また実際はどうなのかについてお話していきます!!
2020年度入試受験の高3生が浪人できないってホント?その理由は?
今年の浪人が不利と言われているワケ
今年の浪人生が不利だと言われているワケはずばり…
センター試験が廃止されて大学入学共通テストが導入されるからです。
では、何故大学入学共通テストが導入されると不利になるのでしょうか?
①問題傾向が異なるから
1つ目の理由がこちらです。
前回、別の記事でもご紹介いたしましたが、今までのセンター試験では、主に
「知識・技能」
を評価する試験でした。なので、基本的には自分がどれだけの知識を覚えて技術を使えるようになったのかを問う問題が多いのです。
つまり暗記がメインといっても過言ではありませんでした。
しかし、大学入学共通テストについては、これに加えて
「思考力・判断力・表現力」「主体的・対話的な深い学び」
を入試の評価に加えるというものになっています。
なお、問題の難易度もセンター試験に比べて難しいものとなってきます。
問題形式としては、様々な議論がありましたが、結果は英語4技能試験導入・記述式問題がなくなり、全マーク方式となりました。
これまでの様子をみていると、いつ、何が変わるかわからない状況ではあります。
しかし、問題傾向が変わらないのだとすれば、高2生は模試などで新試験の傾向の問題の対策を行っているところもあるのでその対策が出来ていない今の高3生にとって不利だと思われても仕方ないでしょう。
②大学におけるボーダー/一次・二次試験の配点比率が変わる可能性がある
今までに行ってきたセンター試験と問題傾向や難易度が変わることになれば、必然的に来年からの過去のデータが使えなくなります。
例えば、多くの大学が、調べればその年のセンター試験や二次試験の合格最低点が出てきます。
多くの受験生が俺を参考にして日々勉強してきたことだと思います。
しかし、来年度の試験ではそれが叶いません。
これについては、来年度受験する人たちは皆条件が一緒なので、受験勉強が今までよりも難しくなるという風に捉えることが出来ます。
他にも、大学によっては、来年度の共通一次・二次試験の配点比率が今まで通りではない可能性があります。
実際に、いくつかの大学が大学入学共通テストにの導入に合わせて試験科目や配点を変更しています。
(それについてはまたいずれ…)
これらの理由で、今年度受験の高3生が浪人するには不利だ、と言われるようになりました。
実際今年度受験の高3生の浪人は不利なのか
ということで教えて下さい!中森先生!!
つまり、不利になるのではなく、有利ではなくなるということですね!
一見当たり前のようなことを言っているように見えますが全っ然違います!!
従来の浪人生であれば、センター試験→センター試験なので基本的に同じ対策のまま勉強すれば、対策する期間が2年分になって現役生よりも有利であるといえます。
しかし、センター試験→大学入学共通テストとなれば、従来の対策が出来ない分、今までの浪人生のようなアドバンテージをとることはできません。
それだったら今のうちから対策出来ている高2生のほうが有利なのでは?
と思われるかもしれませんが、そんな事はありません!
具体的に対策する手間が増えるだけであって、学んできた知識の範囲が変わるわけではありません!
理科に新課程が増えた時などはやはりその境目の受験生は浪人したら不利と言われることも多かったです。しかし、それは勉強する範囲が増えたからであって、今回は内容自体に変わりはありません。
例えば、今回の大学入学共通テスト導入で、英語の文法問題がなくなることになっています。(今後どうなるかわかりませんが…)
じゃあ、今から受験勉強を始める現役生は、文法をやらなくていいということなのでしょうか?
そうではありませんよね。
文法をしっかりと覚えていなければ、長文を読むことは出来ないのです。
もちろん、今までは文法問題として解ければ問題なかったところをしっかりと理解できるようになる必要がありますが、その点において現役生に不利とは言えません。
更に、今までのセンター試験のときのデータが通用しないということに関しても、浪人生だから不利というわけではありません。
現役生も浪人生も関係なく分からないものは分かりません!!
もし、今年の浪人生が、データもある、傾向も対策も分かっている去年の浪人生と何かで戦わなければならないのであれば話は別ですが、現役生が有利、浪人生が不利ということにはなりません!
もちろん、大学入学共通テストに対する対策は行っていかなければならないし、各大学の情報収集も欠かせません。
それさえわかって対策していれば今年の浪人生が不利ということはありません!
余談
背水の陣
という言葉がありますが、それは別として、
やばい、もう後がないのに…
と不安になる受験生の方もたくさんいらっしゃると思います。
受験にはメンタルが大きく関わってきます。精神的にマイナスな状態のままだと視野が狭くなってしまったり、余裕がなくなって、普段では起こり得ないミスをしてしまうこともあります。
そんな時に、余裕をもって堂々と勉強し受験することができれば、実力を発揮することが比較的しやすいのではないかと私は思っています。
こんな時に浪人になったらなんて話するなや!!と思った方はすみません…
今受験の真っ只中にいる受験生の中で、この記事で少しでも不安を解消する事ができる方がいればと思います。
それでは今回はこの辺で!
また次回!
いかがでしたでしょうか?
この記事が、皆様の受験勉強の参考になれば、と思います。
しかし、自分の将来を左右すると言っても過言ではない大学受験ですので、不安や悩み事などが出でくることも多いですよね?
武田塾西神中央校では、そんな皆様のために「無料受験相談」を行っています。
ここでは、各科目の勉強の仕方から、今抱えている不安やお悩みまでなんでも気軽にご相談いただけます。
※入塾の強制などは一切ございませんので、ご安心ください。
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