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今回は、世界大学ランキング2019年版が発表された。
世界大学ランキングとは、イギリスの教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションが、世界の大学を研究の影響力や国際性研究者からの評判などでランキングしたものである。
日本からは昨年より14校多い103校がランクイン。
一つの国からランクインした校数としてはアメリカの172校に次ぐ2位の多さである。
日本の大学で最上位にランクされたのは東京大学。昨年の46位から順位を上げ、42位にランクイン。
次点で京都大学が昨年の74位から順位を上げ、65位にランクインした。
ともに順位を上げたが、東京大学は4年前に23位に入りアジアトップだったが、翌年は一気に43位にランクを落とし、シンガポール国立大学にアジアトップの座を譲っている。
今年のアジアトップは中国の清華大学の22位。
ちなみに世界のトップは昨年と同様イギリスのオックスフォード大学、2位も昨年同様イギリスのケンブリッジ大学であった。
日本の公立大学で最も順位が高かったのが首都大学東京（401位～500位）。次いで会津大学、横浜市立大学が続いた。
私立大学では藤田保健衛生大学と帝京大学がトップ（601位～800位）。次いで順天堂大学、早稲田大学などが続いた。
今回初めてランクインした大学は、帝京大学、立教大学、青山学院大学、東京農業大学などがランクインした。
ランキングは各大学の絶対的評価ではないが、このランキングは世界で注目され、留学先の大学を選ぶ際にも使われる。
順位は研究や大学院教育を重視して付けられる為、医療系大学や大学院の規模が起き位大学の方が上位に入りやすい傾向はある。
タイムズ紙は、『日本は長期的な下落の後、主要大学と有望な新規参入大学、両方の堅実な改善により強固な結果を残した』とコメントを出したが、一方で『競争が激化する中で、日本の大学の大半は依然として衰退、あるいは静止状態を維持しています。人口減、高齢化、留学生獲得の競争激化などの課題が、今後日本の大学の存続を脅かす可能性がある』との懸念も呈している。
世界的に見ると、アメリカやイギリスが停滞している中、日本の他、中国、香港などのアジアの大学が勢いを増している。
アジアの中では中国の飛躍度が高い。日本のだが区が、いかにアジアの中で存在感を維持できるか注目されている。
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