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今回は、入試の問題は誰が作成して誰が採点しているのか、試験の裏側を見てみたいと思います。
問題は誰が作っているの？
各大学は独自に試験問題を作成し、受験生に受けさせます。
その問題を作成しているのは、各大学の教授ということになります。
問題作成、採点などすべて教授や教員、問題検討委員会の仕事ということです。
入試問題は非常にデリケートなものです。
高校で習っている分野からしか作成できませんし、外部に情報が洩れてはいけません。
また、公正のため問題ミスや採点ミスがあってもなりません。
問題ミスなどがあったら大変です。たまにニュースになるので聞いたことはあるでしょう。
しかし、関係者によると、何度も委員会で確認しても出題ミス等が出てしまうようです。
人間がやっていることですので仕方のないことかも知れませんが、
問題訂正の説明がされている間は試験を中断しなくてはいけないため、もどかしい気持ちになりますよね。
採点はどうやっているの？
採点に関して、こう感じる方もいらっしゃると思います。
「膨大な数の受験生を平等に見ることは本当にできるの？」
そこで、大学のほとんどで導入されているマークシートが役に立ちます。
機械で採点してくれるので、採点ミスをなくすことが可能です。
しかし、国立や難関私立大学では、記述式の答案もあります。
ましてや、英語の長文を書かせる問題は
1枚1枚丁寧に読んで、画一的な採点方法を取らないとなりません。
しかも採点ミスが無いよう、2重3重のチェックが必要です。
採点は本当に大変な作業となります。
普段私が、講師として採点している時でも大変に感じることがあるので
大学受験となるとその労力は想像を絶するものでしょう。
また、合格発表の日程も決まっているため、それまでに全員分の採点をしないといけません。
毎日毎日同じ問題を採点するという大変な作業です。
私の大学の教授は、受験シーズンになると忙しそうにしていて、普段の授業に加え
採点もしないといけない点で大変だなあと感じます。
受験生がやるべきこと
以上見て来たように、記述式の場合採点は人の手によって行われます。
採点者も人間です。採点を続けると疲れやストレスがたまると思います。
そのため、採点の前半と後半では採点する人も若干のブレが出てきてもおかしくありません。
そこで受験生ができることを挙げます。
①答案は丁寧に書こう
相手も人間です。丁寧な字と雑な字では読むときの印象が変わります。何も綺麗にしろと言っているわけではありません。
丁寧に1字1字読みやすく各だけで全体の印象はずいぶん変わります。
また、字は大きく書きましょう。大きな字の方が相手にとって見やすいです。
特に採点後半は疲れで目の疲労もたまっているでしょう。
さらにいうと、高齢な教授なら老眼などで小さい字が読みづらい場合もあると思います。
聞いた話ですが、細かい文字は虫眼鏡を使って採点していることもあるようです。
文字の大きさにしろ、丁寧さにしろ、少しでも自分に有利になるよう心がけてください。
②ふざけたことを書かない
解答が分からないからと言って、ふざけた解答を書かれると相手はイラッとするはずです。
受験の採点は受験生のためにも、大学のためにも非常に大事なものです。
挑発的な内容や、突拍子もないことは書かず、採点者が気持ちよく採点できるような記述をしましょう。
これも聞いた話ですが、私の友人は、記述問題でどうしても理解できず、
問題に全く関係のない果物の名前を書いたそうです。それを採点した採点官の顔が見てみたいですね（苦笑）
いかがでしたでしょうか？
答案を書くのと、採点をするのは全て人の手でやることです。
丁寧な解答を心がけ、少しでも減点材料がなくなる答案づくりに励みましょう。
「答案の書き方がわからない」
「どんな答案が加点されやすいのか？」
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