大学入試共通テストで高得点を取るには？～数学Ⅱ・B編～

皆さん、こんにちは！！

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今回は「「大学入試共通テストで高得点を取るには？～数学Ⅱ・B編～」」についてお話ししていきます。

数学者のイラスト（女性）

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共通テストで高得点取るには？？

2021年度共通テストの傾向

今年の数学Ⅱ・Bの共通テストでは以下の３つのような問題が出題されました。

①センター試験からの変化は少なく、分量少なめ＆難易度易しめの解きやすい問題

②試行調査の出題傾向に類した、公式の証明に準ずる問題が出題

③数式、不等式、式の値などが意味する現象を考察・選択させる問題が出題

数学Ⅱ・Bは分野や配点にも変化はなく、試行調査よりもセンター試験に近い印象でした。全体として分量も少なめかつ難易度も易しめであったため、難関大志願者しとってはかなり解きやすいかったと思います。試行調査では公式の証明や誤答の理由を考えさせる問題が出題されましたが、共通テストでは見られず、それに類似した問題が出題されました。例えば、第１問〔１〕の合成公式に関する問題では、合成の手順だけでなく、その仕組みまで理解できているのかを問う問題で、公式の証明に準ずる問題でした。また、数列の分野では、導いた漸化式が何を意味するか考察する問題、ベクトルでは、計算結果を踏まえて正十二面体の切り口がどんな図形かを考察する問題が出されました。結果考察問題は、共通テストの目玉というべきものであるため、今後も出題が予測されます。

2022年度はどうなる？

来年の2022年の数学Ⅰ・Aの問題の傾向として下記の3つのポイントが予測されています。

□：出題分野、配点とも大きくは変わらない

□：分量の増加と第２問・第４問の難化に要注意！

□：積分法の問題が大幅に増える可能性あり

数学Ⅰ・Aと比べると、数学Ⅱ・Bの方が変更が少ないと予測されています。というのも、2021年がセンター試験時代と比べて問題構成や配点などの変更が少なかったからです。また、2021年は積分法に関する設問が１問のみでしたが、これが増加すると予測されます。難易度については、2021年度が易しすぎたため、大幅な難化が予測されると考えられます。難化と合わせて分量が増えることにも注意して見ておくといいでしょう。

高得点への学習方法は？

では、共通テストの数学Ⅱ・Bで高得点を取るには具体的に何をすればいいのでしょうか？

以下の2つのことを踏まえて日頃の学習を行うことをおススメします。

①２次試験対策向けのハイレベルな問題で数学力を磨く

②ゴールデンウィークまでに徹底的に基礎を固める

③全分野にまんべんなく取り組み、総合力をつける

数学Ⅰ・Aと同様に共通テスト対策に特化せずに安定した数学力をつける方が得策で、共通テスト対策の問題集は新しいものを持つ方が良いでしょう。また、具体的なスケジュールとして、5月の連休頃までに基礎を固めたら、センター試験の過去問を10年分解いてみましょう。その後、夏休みが終わるまでは2次試験対策を挟み、夏休み明けに再び共通テスト対策へ移行していく流れがおススメです。総合力を着けたほうが高得点を取りやすい試験になることが予測されるため、複素数や図形と方程式などの出題の可能性が低い分野も、意識してやっておくと良いでしょう。

出典：蛍雪時代４月号（2021）『大学入学共通テスト　全容解明』旺文社

いかがだったでしょうか。

今回の記事を是非参考にして日頃の学習に取り入れてもらったら嬉しいです！！

次回は国語編です。お楽しみに！

ありがとうございました。