大学入試共通テストで高得点を取るには？～数学Ⅰ・A編～

皆さん、こんにちは！！

佐世保中央駅から徒歩2分、四ヶ町アーケードの真ん中あたりにある武田塾佐世保中央校です。

前回に引き続き、今回は「大学入試共通テストで高得点を取るには？～数学I・A編～」についてお話ししていきます。

勉強が好調な人のイラスト（男性）

武田塾の無料受験相談って！？

共通テストで高得点を取るには？？

2021年度共通テストの傾向

今年の英語の共通テストでは以下の3つのような問題が出題されました。

①試行調査との類似問題は予想より少なく、センター試験の流れを踏襲した問題が中心

②センター試験と比べ、分量は大幅に増加。後半の難易度が高く、時間戦略が求められた

③センター試験と比べ、択一式の問題が増加。2022年以降は何らかの改善が予想される

過去に2度の試行調査が実施されましたが、実際の出題に試行調査の傾向は予測していたほど見られませんでした。目新しさはなく、センター試験からの大きな変化は大きくありませんでした。注目された会話文形式の出題も少なく、試行調査で見られた問題解決に役立たない会話部分はほぼなくなり、問題解決のヒントとなるもののみとなりました。

また、数学I・Aにおいては分量が大幅に増え、センター試験平均20ページくらいだった問題冊子が共通テストでは31ページと試験時間を考慮しても分量が増えたことが分かります。さらに、数学全体で正誤問表からの選択などの択一式問題が多く見られました。

2022年度はどうなる？

来年の2022年の数学Ⅰ・Aの問題の傾向として下記の3つのポイントが予測されています。

□：数学Iには出題された「集合と論理」の出題に注意！

□：第1問の出題分野や配点は変わる可能性あり

□：分量は変わらず、難易度は2021年度と同様または若干難化か

最初の2・3年は出題分野や配点が若干変わる可能性があるので注意する必要があります。センター試験で出題されていた「集合と論理」の分野の問題構成の変化が考えられます。

また、図形と計量の分野は、センター試験から配点に変更があったので、集合と論理の出題と関連して配点が変更になる可能性があります。今回の難易度は2020年のセンター試験と比べると易しめでしたが、センター試験の導入時も2年目は難化したことを踏まえると、2022年もやや難化すると考えられます。

高得点への学習方法は？

では、共通テストの数学I・Aで高得点を取るには具体的に何をすればいいのでしょうか？

以下の2つのことを踏まえて日頃の学習を行うことをおススメします。

①土台となる安定した数学力を早期に身に付ける

②模試を活用し、短時間で問題を処理する力を鍛える

基本的に、夏までは根本となる数学力の充実を図っていきましょう。５月の連休までは公式の確認など基礎の徹底、連休明けからは２次試験対策を行うことで応用力を身に付けていきましょう。共通テスト対策は夏休みから、実際の試験の傾向を踏まえた問題集を使って勉強していきましょう。また、数学Ⅰ・Aでは多量の問題を短時間で処理する力やデータの分析の資料読み取り問題を短時間で処理する力をつける必要があります。この力をつけるためには模試を活用することをおススメします。実際に時間を計って本番を意識しながら解くことで、時間配分にも慣れておきましょう。

出典：蛍雪時代４月号（2021）『大学入学共通テスト　全容解明』旺文社

いかがだったでしょうか。

今回の記事を是非参考にして日頃の学習に取り入れてもらったら嬉しいです！！

次回は数学Ⅱ・B編です。お楽しみに！

ありがとうございました。