こんにちは!武田塾札幌麻生校です!
高校1年生のみなさん、いよいよ新年度になりましたね!1年生はこれから始まる高校生活に期待で胸がいっぱいだと思います。
これから始まる高校生活が楽しみな反面、勉強に関しては「難しくなりそう…」など不安もあると思います。
ここでは数ある高校の科目の中でも国語に関しての中学までと何が違うのか簡易的な説明と現代文の勉強において意識すべきことをまとめていきますね♪
目次
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*-**-*-*-*-*-*-*-*-*-
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
1.国語の中学校と高校の違いは?
最初に、中学校までの国語と高校の国語は何が違うのかについて見ていきましょう!
〇現代文なのか古典なのか
中学生のときは定期テストの出題範囲に古文や漢文が含まれることはあれど「国語」として1教科の100点満点のテストだったと思います。
高校の定期テストでは基本的に現代文で1科目100点満点のテスト、古文・漢文の古典で1科目で100点満点のテストと分野が明確に分かれていきます。
〇現代文とは
「現代文」とは読んで字のごとくという感じで「現代の文章」ではありますが、「現代」とはいつのことを指すのでしょうか?
学校教育における現代文が指す「現代」の定義とは明治以降の文章を指します。
大学入試の現代文の範囲の記載では「近代以降の文章」とも呼ばれているため、「近代以降の文章=現代文」と覚えておきましょう。
皆さんが普段、読み書きしている文章に関しては第二次世界大戦以降に整えられたものでもあるため、戦前の文章が現代文として出題されたときは読みにくさを感じるかもしれません。
こちらの記事をご覧になっている方の多くが受けているであろう公立高校入試では大問1~大問3までの範囲が現代文に該当します。
〇古典とは
古典は古文と漢文を併せて指します。
現代文が明治以降の文章であるのに対して古文は「江戸時代までの文章」を指します。奈良時代~江戸時代と時代幅が広い文章となり、文法や単語の意味は現代日本語と異なる部分が多くあります。
漢文とは古代中国の文章が日本に入ってきた際に当時の日本人が漢字を読む順番を表す記号や送り仮名などを用いて古文に変形させた文章を指します。変形させる前の漢字のみの文章を白文、白文に記号や送り仮名を加えたものを訓読文、古文へ変形させたものを書き下し文と言います。高校ではこの白文から書き下し文への変換を問われることもあります。
国公立大学を受験するなら避けては通れない共通テストでも古文50点、漢文50点の出題があります。
2.現代文が苦手な人の特徴と意識すべきこと
次に現代文が苦手な人の特徴に関して触れていきます!
〇語彙不足
国語が苦手な人からの相談でよく「読解力が無くて…」と言われることがありますが、実際に読解力が無い人はほとんどいない印象があります。話をよくよく掘り下げていくと「言葉の意味をわかっていないため、書いてあることが読めるけれど意味がわかっていない」状態であることが大半です。
これまで意味を知らない言葉が出てきたときに、気になって調べることをせずにいた負の積み重ねがある人が陥ってしまいます。また、単純な言葉の意味ではなく、心情と結びついている動作を表す言葉の意味も押さえられているかも大切になります。例えば「唇を噛み締めた」=「悔しさ」などです。現代文用の語彙勉強のための本が本屋さんの参考書コーナーにあるため、心あたりがある人は確認してみましょう!
〇接続語に注目していない
文章内容の時系列や筆者の主張などを捉える上で、非常に重要になるのは接続後になります。「例えば」とあったらその直後に具体例がきている、「つまり」とあったら筆者の主張が簡潔にまとめられている、「しかし」とあったらこれまでの内容とは反対の内容が続く等々挙げればきりがありませんが、文章の構成を捉える上で重要になります。接続語を見かけたら印をつけましょう!
〇「何となく」や「合っているものを探す」やり方で選択問題を解いている
現行の共通テストでは全ての問題が選択問題になっています。
全問選択問題と聞いて油断しないように!油断していると大量失点しますよ!
中学レベルの選択問題と高校レベルの選択問題は難易度が大きく異なります。共通テストレベルともなると選択問題で与えられた選択肢は本文に直接出てきている語句ではなく、類義語でしめされていたり、本文では「AはBの2倍である」と述べられていたら選択肢では「BはAの2分の1である」と示されているなど言い回しが変えられていたり、本文内容とは矛盾していないものの、「本文ではそこまでのことは述べていない」など解釈違いで惑わせてくるものばかりになります。選択問題を解く上で大切なのは消去法になります。与えられた選択肢を本文と照らし合わせ本文内容に当てはまらない箇所があるかどうか考えるようにしましょう!1箇所でも当てはまらない箇所があったらその瞬間その選択肢は答えから外れます。最後まで残った選択肢が答えになります。
〇記述問題の型を考えていない
記述問題は解答には入らないものの、解答の前後に省略されている箇所が存在します。
わかりやすい例でいうと問題文で「Aはどういうことがきっかけで起こりましたか?」と問われているときに解答は「~こと。」の形になるのはすでに意識していると思います。いきなり解答となる「~こと。」の部分をまとめようとするのではなく、「~こと。」の前後に(Aは)「~こと」(がきっかけで起こった。)という具合に問題文で問われていることに対応する出だしと締めを補ってから考えるようにすると解答をまとめやすくなります。
〇文学作品を主観的に読んでいる
文学を個人で楽しむ分には自由に解釈するのはありだと思いますが、試験で問われるのは「客観的に読んでわかること」になります。
そのため、適切に「文章として解釈」するには感情移入せずに出来事、時系列、登場人物の言動などを読み、描かれている内容が一般的にどういったことを表すのかを意識する必要があります。
3.まとめ
いかがでしたか?以上、国語の中学と高校の違い、現代文の勉強において意識すべきことを簡易的ではありますがお話させていただきました。
国語に関しては受験勉強でほとんど時間を割かなかったという人もいると思いますが、大学入試では通用しません。
今回の内容が今まで無意識にできていた人はこれからは意識的にやっていきましょう!
現代文が苦手な人の特徴にドキリときてしまった人はこの記事を参考に現代文への取り組み方を改めてみてください!
武田塾札幌麻生校は志望校合格に向けて勉強を頑張る皆様を応援しています!
最後までご覧いただきありがとうございました!
お問い合わせはこちらから!
武田塾札幌麻生校では無料受験相談を行っています。
「勉強のやり方がわからない……」
「どの参考書を使えばいいのかわからない……」
「授業を受けても意味ない気がする……」
受験に関するあらゆる悩みに、無料で個別アドバイスをさせていただきます!
武田塾 札幌麻生校
TEL 011-792-7086
武田塾 札幌円山公園校