こんにちは！武田塾神戸三宮校の北野智規です。
武田塾は授業をせず、一人ひとりに合ったカリキュラムで自学自習を応援する予備校です。
さて、高校生は部活の真っ只中です。
打ち込める部活があるのは正直羨ましい限りですし、
一生懸命にやれるものがあると言うのは素晴らしいのですが、
いざ勉強となると「部活さえなくなれば成績は上がるのに・・・」と思ってる方、
結構いらっしゃるのではないでしょうか？
こんなには一生懸命やりたくない、
かといって部活を辞めて勉強に打ち込むほど今志望校に対しての情熱がある訳ではない、
ちょうどいい具合で部活が出来たら・・・そんな部活は特に運動部においては皆無に等しいのではないか？
と思います。
これは塾生でもいえる事ですが、部活を辞めてもそれまでの勉強の向き合い方が中途半端であればあるほど、
部活を辞めてもそれほど結果として出てきません。
「部活を途中でやめた人は成績は伸びない？」
この動画で述べてる事と一緒で「部活もやってる、勉強も一生懸命やってる、
ただそうしても勉強に対しての時間がない」
と言う方が部活を辞めるのであればその生徒はきっと伸びるでしょう。
ついつい動画を見てしまってたり、お友達とお話しする時間が長くなったりしてませんか？
全くやるな、と言うわけでは無いですが、
メリハリがついて無い時間の使い方をしてる状態で部活を辞めてもきっと遊ぶ時間が増えるだけでしょう。
そこの見極めをしっかりした上で辞めるか辞めないかを選択して欲しいです。
実際今部活を引退し始めた受験生がいますが、
「部活辞めてから本気出します」言うてた生徒は引退してかれこれ2週間たちますが、
本気になってる感じには見えません。
部活引退してから本気で受験勉強して間に合いますか？
近年は私立大学の難化もあり、ショートカットルートで私立大学に合格する生徒さんは少なくなってきてます。
に加え、「部活終わってから全力でやったらええやん？」と思ってると、うまい事出来ません。
助走付けて状態でいきなりトップスピードで走れと言うてるようなもんです。
やはり引退する前からある程度継続的に勉強を重ねていくと言う事が肝要です。
とはいえ、こちらが事情を聞いてたら「それは難しい・・・」と言う生徒もごく少数いらっしゃいます。
なので、一度自分の状況を考えてみましょう。
1日に使える時間を把握してますか？
7:00 起床
7:30 登校
8:30 学校到着
15:00 学校終了
16:00 部活開始
19:00 部活終了、後片付け
20:30 帰宅、お風呂、ご飯など
22:00 学校の課題、予習、復習など
24:00 就寝
もし上のスケジュールよりも厳しいスケジュールだ、という生徒さんがいらっしゃるのであれば、
恐らく他の塾に行くのも難しいでしょう。
ただ、これと同じ位であれば、過去にこの校舎でもこれと同じスケジュールで課題を行い、
現役で国公立の大学に合格した生徒もいます。
このスケジュールで土日などを駆使し、大学受験の勉強を行い、
合格を勝ち取った生徒もいます。
なので、今自分が勉強に使える時間をしっかり把握して見ましょう。
どの時間が勉強に使えそうですか？
・電車の移動時間
・ごはん、お風呂の時間をコンパクトに。
・部活が無い定期テスト中
・動画見てる時間を少し減らせるか？
・友達とLINEする時間を少し減らせるか？
上に書いた事を一度にやろうと思うと、ストレスが掛かり過ぎてしまうので、
この中で自分が辞めてもそこまでしんどくなさそうと思うものを段階的にやって行きましょう。
徐々に勉強がやれる時間が増えてくればそれがルーティーンになってきます。
部活を並行しながら無理のない範囲で自分が勉強出来る時間を積み重ねていく、
これが大事です。
これが自分が思いつく範囲でもうやりつくした。
それでもまだ自分の望む量はやれない！となった時に初めて部活をどうするか？
と言うのを考えてみましょう。
部活を引退してから？それとも同時進行？
両立していく上で「どちらもうまく行く」と言うケースは一握りでしょう。
部活で全国大会出場の主力として戦い抜きました、学力も医学部行けるくらいの実力がある！
と言われる高校生がいるだけでもニュースになるレベルです。
やはり近年に置いて「文武両道」と言うのは難しいと思います。
ですので、何を優先してやって行くのか？と言うのを明確にしていきましょう。
引退してから志望校を目指すにはかなりの努力を要します。
ギャップがあればあるほどそれは困難なものになります。
なので、「部活辞めてからやったらいいじゃん」
という考えは近年難化してる大学事情を考えるとかなり難しくなります。
塾生でも違う！
塾生の中でも、部活と勉強を両立出来る生徒、出来ない生徒と2パターンに分かれます。
「19時まであって部活あってしんどくて出来ませんでした」
と言う生徒もいれば、そこを弁解せずおんなじ19時までやっててもしっかりやってこれる生徒もいます。
大事なのは「もしこれをやらなかった場合、自分の未来はどうなるか？」
と言うビジョンがしっかり描けてるかどうかです。
分かりやすい点で言えば、小学校の夏休みの宿題です。
「8月入ってからやったらいいや。」
と言ってる生徒で自分一人の力でやり遂げた友達を僕は周りで見た事がありません。
僕も小学校2年の時に散々な思いをして以来、7月中に夏休みの宿題を終わらせて遊ぶようにしてました。
大学受験に関しては完全に自分の読みが甘かったと思いました。
高3からスタートしても大丈夫だろうと言う根拠のない自信のせいで
国公立を目指すには絶望的な所まで下がり切ってました。
なので「準備する事に越した事」はありません。
ただ、部活も今しか出来ません。
大学でもサークル活動は出来ますが、何かのために一生懸命にやれる、
と言うのは部活の雰囲気で無いと味わえないですし、
自分にしか味わえないかけがえの無い時間です。
なので、そこを犠牲にしてまで勉強に価値があるか？をしっかり考えてみましょう。
自分が情熱を燃やせたのであれば部活に全てを注ぎ込んでから勉強してもきっと挽回できるはずです。
高校1年生から3年生はとても大事な時期です。
なんと無しに生きるのではなく、一生懸命考え、頑張り、決断して欲しいと思います。
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