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【大阪府立大学】現役府大生(工学域)に勉強法&アドバイスを聞いてみた!

大阪府立大学の入試ってどんな感じ?

こんにちは!武田塾堺東校です☺

今回は現役府大生の今江先生に受けた学部の入試について、どのような勉強をしたかなどたくさん語ってもらいたいと思います!

今江先生

★今江先生の簡単なプロフィール★

名前:今江 章裕(いまえ あきひろ)

得意科目:数、物、化

好きなラーメン:二郎系

 

電気電子系学類について

現役府大生(電気電子系学類-電気電子システム工学課程-2016年度入学)による解説

電気電子系学類には情報工学課程、電気電子システム工学課程、電子物理工学課程の3つがあります。

入学して2年目から1回生の時の成績によって希望順に課程配属されます。電気電子システム工学課程では専門科目は電力工学やモータ特性、制御工学、通信・ネットワーク、システム最適化など多岐にわたり、多数の専門科目を講義で学びその中から研究していく専門を見つけることができる課程です。

 

2016年入試の各教科への感想と実際に使った参考書と受験生へのアドバイス

府大の工学域は中期日程のため第一志望の人が少ないと思います。自分もそうでした。第一志望でない方は全体の対策として、まずは第一志望の対策を優先して取り組みましょう。前期日程が終わってから過去問と各科目の追加対策する感じで時間的に間に合います。ただ私自身がそうでしたが前期日程終わってからモチベーションが下がり、勉強時間が減るので最低限1日1年分の過去問を解くように心がけましょう。

さて府大の工学が第一志望の方、普段は数学と理科を重点的に勉強していく方がいいです。なぜなら、2次試験においてこの2科目は配点が240点に対して英語は120点で、合計600点の試験だからです。英語の配点よりも理数系の配点の方が高く、さらに周りの知り合いの点数開示を見ても英語が得意な方と不得意な方で点数の差があまりありませんでした。一方で数学や理科に関しては得意な人と苦手な人で大きく差がついていました。以上の点から受験生は理数を重点的に勉強しておくほうがいいでしょう。次に実際私が府大を受験して役に立った参考書を紹介したいと思います。

 

数学の勉強について

使った参考書:基礎問題精講/(文系数学の重要事項)/青チャート/月間大学への数学(日々の演習とスタンダード演習)/1対1対応の演習

大学への数学・・・これは標準レベルの問題の演習書として最適です。府大入試の数学は標準レベルまでの問題を確実に完答することが大切なので、まずは基礎問題精講の演習問題が解ける、重要文系数学の演習問題が解けるレベルに達しましょう。その次の演習書としてぜひ取り組んでほしい参考書です。後述する数学の試験内で実際に解いた問題と類題があり、その時の記憶を思い出しながら自信を持って解けました。さらに余力ある人は1対1対応の演習に取り組んでみてください。これは例題だけでも完璧にするだけで標準レベルの問題に対して自信がつくと思います。

まとめ:まずは基礎問題精講or黄チャートをもちいて基礎を固めましょう。次に文系数学の重要事項や文系数学の入試の核心・青チャートへとステップアップしていき、それと並行しつつ月刊大学への数学の問題に1日2問程度取り組む方法をお勧めします。

 

物理の勉強について

使った参考書:物理のエッセンス/良問の風/名問の森/標準問題精講

物理が得意な人はぜひ標準問題精講まで解きましょう。府大の物理は難しいため名問の森までは取り組んでおきたいところですが大きく差をつけられないためにも良問の風の問題レベルは確実に解けるようになっておきましょう。最低限は良問の風です。物理で解けない分は化学or生物で取り返しましょう。

まとめ:物理が得意な方でも難しい問題や複雑な設定の問題が出題されます。ここで高得点を目指すよりも化学や生物or数学の対策に時間を使うべきです。最低限として良問の風/名問の森あたりの問題に戦えるようになっておきましょう。

 

化学の勉強について

使った参考書:チェック&演習/重要問題集/化学の新演習

まずはチェック&演習などの参考書を使ってセンターレベルの問題を確実に解けるようになりましょう。

府大の化学は物理に比べそこまで難しくはありません。おそらく第一志望でない人たちが前期試験が終わってから過去問を解いたときには簡単に感じると思います。そのうえで、やっておくべき参考書は重要問題集です。まんべんなく出題されるのでA問題B問題問わず全て解けるようになりましょう。最低限3周はしましょう。それ以降で時間が余っている方は化学の新演習へ進んでください。こちらの参考書の問題は難しい問題を取り扱っており、府大の問題に対してオーバーワーク気味だと思われるのですが、有機分野に関していうとそうではありません。理論や無機の範囲は重要問題集だけで間違いないですが、有機の問題は幅広い設定に触れておくべきなので構造推定や高分子の問題など重要問題集だけでは足りない部分を新演習で取り組みましょう(ただし★1~2問題のみ)。

まとめ:センターレベルの問題が解けるようになってから重要問題集を使って勉強していきましょう。余力があれば有機分野に関して化学の新演習も手に取ってみるのをすすめます

 

数学の手応え

理数は得意科目だったので点数を稼ごうと頑張りました。各大問の手ごたえですが、

大問1:小問集合ですが、過去問解いてた時はほぼノーミスでしたが、複素数でつまずきました。(1)のβ、γを間違えました。(2)は全問合わせました。

配点予想40点/自己採点20点

大問2:ベクトルの問題でした。ベクトルの誘導問題ですが、誘導に従って解いていけたので完答しました。

配点予想50点/自己採点50点

大問3:数列の問題でした。初見のときにはかなり焦りましたが、a_n+1がp+1乗でp乗にそろえてあげると平易な誘導問題だと気づき(2)まですらすら解けました。(3)は見たことのない漸化式でパニックになりましたがnを小さくしていくと特徴に気づき完答できました。

配点予想50点/自己採点50点です

大問4:解けませんでした。(2)まではよくある問題なのですらすら解けました。(3)は分からず飛ばしました。

配点予想50点/自己採点30点

大問5:難しかったです(1)でごちゃごちゃしてしまいよくおぼえていないのですが、lim(sinθ)/θ=1を使った気がします。(2)の値も出てた気がします。ただ答えは確認しましたが間違ってました。

配点予想50点/自己採点10点

感想:過去問解いてた時よりも本番は難しく感じました。本番は類題としてやったことのある問題や見たことのない問題など出てきて焦りましたが、落ち着いて解ける問題から解いて答えを確実に合わせることができたのが良かったかなと思います。とくにベクトルと数列の問題は問題を読んで解けると確信しました、その状態を標準レベルまでの問題で持てるようになるよう普段の勉強の中で意識しましょう。具体的に私が取り組んでいたのは、その日に解いた数学の問題(大学への数学など)を解いて終わりするのではなく、寝る直前に今日どんな問題を解いたか、すべて解けたのか、あるいは解けなかった、なぜ解けなかったのかを思い出してから寝るようにしていました。

開示得点 153.00/240

 

物理の手応え

物理は大問2問構成で、大問1が力学で大問2が電磁気の問題でした。

大問1から解いてきました。過去問や今まで解いてきた問題で見たことのない設定で焦りました。大問2はよく見る電磁気学の問題でしたが、符号ミスで小問4つほど符号間違いが発生していました。

 

感想:過去問よりも本番は難しく感じました。特に細かいミスを前半でやってしまうと後半の問題に響くので、普段から正確に解くことを心掛けておくべきでした。点数開示をみると記述式の問題がほとんどのため符号ミスした問題について0点ということはなく、部分点が与えられたのだと思います。各大問の前半は定番問題の設定に近いので問題をよく読んで解くことで平均点は稼ぐことができると思いました。差がつく後半部分に関しては、どこまで点をとることを目標にするかと、化学との時間配分によるとおもいますが、まずは問題文を読んでみて設定が理解できるところは解き進めて、手詰まったところで化学の問題を解いていくのがいいと思います。自分も本番はとりあえず問題文を読んで解法が思いつく問題まで解いて、それ以降は化学が終わってから時間をかけて取り組みました。

開示得点 68/120

 

化学の手応え

化学は大問1~5の5問です。大問1は結晶格子の問題とそれに関する小問、大問2は無機のイオン分離の定番問題、大問3は電気分解の問題、大問4,5は有機化学の問題で4はよくみる構造推定の問題、5はアミノ酸の配列決定問題でした。

感想:化学全体で難易度は高くないので高得点を目標に解いていきました。まずは標準レベルの問題であることが多い有機分野の4~5を解きました。全体を通して難しいところは特になかったので、このレベルの問題は完答できるレベルになっておきましょう!自分は問題を読み間違えて2問違えました...。次に結晶格子の大問1と電気分解の大問3を解きました。センターレベルの問題が半分以上占めているのでそこだけは落とさないようにしましょう。最後に大問2の無機のイオン分離ですが、前期試験が終わってから触れておらず知識がかなり抜け落ちてたためここでかなり失点しました。分析してみると特段難しいというわけでもないので、センター試験の過去問や他大学の過去問・重要問題集などを駆使してしっかり対策しておけば問題ないと思います。全体を通して100点前後をとっている人が周りにたくさんいました。理科はまず化学を得点源に対策していくといいと思います。解き終わったタイミングで8割ぐらいの手ごたえでしたが有機のミスに後で気付いて少し下がったかなと思いました。

開示得点 86/120

英語の手応え

長文の内容が全体的に難しく設問も難しいものが多いので受験生全体で差がつくことはないと思います。もちろん英語がすごく得意な人はここを得点源に受験の軸を考えるのも1つの手だと思いますが、まずは先にかいたように理数科目を優先した方がいいと思います。

感想:正直詳しく覚えていない部分が多いのですが、英作文でスペルミスをたくさんしたことを覚えています。全体の正答率は記述抜きの選択問題だけみて6割程度でした。

開示得点 62/120

 

今江先生とても詳しく教えてくださってありがとうございます!!

武田塾堺東校には他にもたくさんの府大生の講師がいるので、第二弾もそのうち上げたいと思います!

お楽しみ~!!(/・ω・)/

 

大阪府立大学工学域に関するブログはこちら↓

大阪府立大学工学域について調べてみた!

 

 

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